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4 何かがおかしい時間

 俺ら警備隊はタイムトラベル空間を通り抜けた。

「なんか、すごいところに来たな」

「確かにねぇ~。私は驚き」

 二人が驚いている原因は、今いる場所がとても田舎に見えるから。そこは二十一世紀の群馬であった。

「何でこんなにも田んぼばかりなのかしらね」 

 真理亜が疑問を抱いていた。確かに、何で電車もそんなにはしっていないし、建物が高層ビルみたいな建物が並んでいない。

 俺にはこの場所こそが、まったく違うパラレルワールドに見えてしまった。その前に俺は重大なことに気が付く。

「ここって、この最新のプログラム回線が認識できない。と言うことは、現実の日本と交信ができないということになるじゃないか」

「どうするのよ。あんたがどうにしなさいよ」

「頑張ろうか」

 ちょっと待ってくれよ。基裏まで俺の敵になってしまうのか。俺には見方がいないのか。

「わたくしは、あなたが何かできたのなら、おっぱいをいくらでもいじらせてあげますよ。それに、夜にやることを―――」

 このとき、美優が真理亜の横腹を蹴り飛ばしていた。少し吹っ飛んだ真理亜は一言。

「痛いですわね。亮君と素敵なものを作って育てる準備をしようとしておりましたの」

「そんなことはしなくっていい。無駄なことだし、破廉恥だし」

「そっそんなことはありません。ちゃんとした遺伝子を作るためにものです。不満を解消するための者でもありませんし、一回体験してやみつきになることもありません」

「ある意味、あれは遺伝子を作るためにやるもの。でも、何で何回もするのかは、子供ができないと困るからじゃないかと思うのだけど、どう思う?」

 直哉は真顔で言ってくるので、俺は少し戸惑う。

「おいおい、何危ない交尾の話しているんだ。確かに、この年だしとても適しているとしなのはわかるし、できやすいのも分かる」

「ちょっと、やめなさいって、女子がいる前でその話はよくないかと思うわよ」

「どこに女子が? ああ、真理亜のことね。だいじょ――――」

 ここで俺も横っ腹を蹴られた。

 ――とても痛いぞ。なんか鍛えているな。

 と思っているときに、美優の顔は真っ赤に染まっていた。何かあったのかもしれない。

「何でこんな話になったんだっけ?」

 基裏が聞いてくるが、そこには触れたくないようだ。

 俺は前に一歩出そうとしたとき、足を崩したのかわからないが、前に倒れた。そして、そこには二つの山があった。とてもふんわりとしていた。

 倒れたときに手を出していたせいか、片方の手ではその山をゆっくりと揉んでいた。

 ――なんだろう。とても気持ちいい触感。

 俺は幸せだった。そして、顔をあげたときに目の前にあったのは美優の顔であった。とても恥ずかしそうな顔をしているが、抵抗ができないようだ。そして、その二つの山とは胸であった。

 俺はその胸をもう一度もむと、美優は「っん」と喘いでいた。

 それはあまりにもエロく感じてしまう俺なのであった。

「本当に急に触らないでよ。少し敏感なんだから。本当にカスなんだから」

「それは男にいうことじゃないと思うけど。それと最後の言葉はひどすぎ」

「別にいいじゃない。変なところを触る亮が悪いの」

「そんなこと言われても、不可抗力だ。つまずいた時になんだから」

 なぜか、美優は残念そうな顔をしていた。それでも、俺は無実を主張。

「俺は触るためにこけたわけではありません」

「まあ、俺たちにしか見えないけど」

「そうか。よかった。変な目で見られたらどうしようと思ったくらいだよ」

 俺は顔を上げで喜びを感じた。あんなにも喜びを感じたのはいつごろぶりだろうか。


 あまりにも過激なことがあった後のこの空間はとてつもなく厳しい目線で見られるところだろう。

「なんか、つまらないな。なんか面白いことはないか」

「「そんなことがあると思っているのか?」」

 ほかの四人から集中砲火された。あまりにもひどすぎると思ってしまう俺なのであった。

 ――もう少し扱いをやさしくしてくれもいいじゃないの。本当に冷たすぎるよ。俺にみんな当たりすぎなんだよ。まったく、俺には人権もくそもないのかよ。あまりにもひどすぎる。

 俺に強く当たることが楽しいのかい? 本当にそういうのよしてくれよ。俺が参るじゃないか。

 一人で何かを想像しているだけの俺がその場にいた。

「それよりも、早くこの場所から出られるところがないの?」

「俺も探しているんだけど、さっぱりな」

 直哉は困った顔で応対する。それもどうしようもないような顔でこちらを見ている。

「じゃあ、どうやって帰るんだよ。どうする気」

 基裏はとても不安な顔で言っているが、それは俺も含めて全員が思っていること。どうするかはこいつにかかっているというわけではない。それだけはみんな分かっているが、どうしても焦りが出てしまうのが人間だからだ。

「それよりさ、帰らないならどうにかすることを考えることも重要かもしれないな」

「そういわれても、なんもできることないじゃん。私たちにできることがあるの?」

「どうかな。俺には分からないがな」

 直哉はため息をつきながら、さえない顔をしていた。

 見知らぬ世界では何もできない自分らがいたことにみんなが失望した瞬間であった。

こちらの更新が遅れてしまい、申し訳ございませんでした。やっとの更新となりました。半年更新されていませんフラグが立ってしまいましたね。なるべく、更新できるように頑張りますので、よろしくお願いします。

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