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僕の彼女への愛は変らずそこにあるのに、彼女の僕への愛はもうそこにはない!

作者: 七瀬





“僕の彼女への愛は変らずそこにあるのに、彼女の僕への愛はもうそこにはない!“




・・・何時からなのだろう?

気がつけば、彼女はもう僕を見ていない!

一緒に生活をして居ても目を合わないし、一言も話さない時もある。

寝室もいつの間のか別々になり、朝起きてテーブルに朝食が並んでいて

僕は顔を洗いその朝食を淡々と食べ、妻に一言も声をかけず家を出る。

仕事から家に帰って来ても、既に風呂は沸いており僕が先に風呂に入り、

その後、テーブルにサランラップがかかった料理が並べられており、

僕は勝手に一人で食べ始める。

妻は僕が帰って来る前に食べ終わっているのか?

リビングで一人テレビを見ている。

僕は少し冷めた料理を電子レンジでチンして、炊飯器から茶碗にご飯を

盛り食べ始めるのだ。

ここまで来ると? “もう喧嘩もしない!“

だんだん妻と話すこと自体がネックに感じ始めていて、無理に話しかける

勇気がもてないでいる!




それでも僕は? “何かキッカケがあれば、妻にまだ話しかけたいとチャンス

を狙っているのだが、妻はもう僕と全く話す気がないのだろう。“

僕が家の中をうろついてるだけでも、少しイライラするらしい。







 *





・・・僕が妻と最初に出会ったのは?

友達の紹介だった!

直ぐに意気投合して、付き合ったのも出会って直ぐだったと思う。

僕は彼女と一緒に居ると凄く心が落ち着いた。

ドキドキするような恋愛から始まった付き合ではなかったけど、

凄く一緒に居ると楽しかったのだ。

彼女も最初は僕と同じだったと思う。




だけど? “彼女と結婚してからは、、、?“

“彼女から妻に変り、毎日顔を合わせるようになると態度が変わっていき、

今では一言も話さず、目も合わせない関係になってしまった。“

結婚して8年! 子供デキず、二人だけの生活。

僕は妻に、“妊活“を一緒にやってほしいと言われていたのだが、、、。

僕は子供が苦手で、別に子供が欲しいと思った事がない!

だから僕は妻に妊活をするのを断った。

その頃から僕への妻の態度が変わっていく。

二人だけの生活に疲れていた妻は? “僕にせめてペットが欲しいと言ったが、

僕は動物アレルギーでそれも断る!“

もうこうなって来ると? 妻は全く僕と話をしなくなっていった。

僕が妻に話しかけても、全く返答が帰って来なくなった。

それどころか? 寝室も別々になり、目も合わせなくなる。

まあ、今思えば? “全部、自分が悪いのだろう。“

でも妻は僕と一度も別れたいと言ってこない!

だからこの先も多分、僕と妻は“離婚“をしないのだろう。





・・・ただやっぱり僕は妻とは、出会った時のような関係性に戻りたい!

無理と分かっていても、僕はそうしたいのだ!

僕の彼女への愛は変らずそこにあるのに、彼女の僕への愛はもうそこにはない!



例え? それが分かっていても、僕は彼女と離婚する気はないし、

僕は妻を変らず愛している。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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