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輪廻は回帰する  作者: COMKOFK
2/3

愛する人へ

2:マーメイド(1)


ガラドリアル大僧院をでて半月、毎日毎日リズの文句しか聞いてない

なにをしても、早く宝物を買い返せ!かそれが出来ないならお金を返せとか


憂鬱この上ない

リズは僧兵とはいえ美少女である、なのに文句しか言わないのでそのうちブサイクになりそうだ

サラサラのショートの金髪、蒼の瞳、黙ってたら美少女なのだ

でも女を捨てているとしか思えない格好

僧兵の服は機能的で清潔第一だからね?


私は紺碧のウェーブした髪にガッチリ筋肉質の身体、でも貧乳…………あぁうらやましい。

まあ、いい、言っても仕方ないのである

背もリズの方が高い

南方民とは私みたいなタイプがおおい


ため息をつきながらリズの背中を見ているといきなり文句が止まった、ハレルヤ

気持ちを表に出さずにリズの見てる方向を見ると


「マーメイド!?」

が落ちていた


体長30~40cm

鱗の色は様々あれど大体金髪に空のような青い瞳

一時期、万能薬、もしくは不老長寿の薬が作れると乱獲されたために、個体数を減らしており

現在は絶滅したのではないかと言われていた

もちろん薬のための乱獲なので研究などなされていない

生態も繁殖も未だ不明な、生き物である


そこから私の行動は速かった

革袋に川から水を汲み、そこに岩塩をほおりこんでマーメイドを中につける

よくはわからないが乾燥でしにそうなのかもしれない

海水に近い水に付けるのは基本中の基本かと思ったのだ


リズは呆けてマーメイドを見ている

変な考え起こしてくれないといいけど


ん?でもこんな海から遠い地域でマーメイドが落ちてるとは、運のいい商人がおっことしたのだろうか?

「マーメイドって………薬の原料の?」


やっぱりその知識しかないかーー

実は確かに万能薬にはなるが、乱獲のせいで絶滅の危機になっており、私としては生命があるなら残したい

と思ってる

「いや、あのリズ、マーメイドは魔力こそあるけど、生き物だからね?」


「高く売れそう………」

それは………売ろうかな………てことにはならんだろう!!?

その

瞬間、頭に衝撃が走りふらふらと膝をついた


これは………殴られたとかではなく

やたら高く大きなマーメイドの声である

あら、リズ気を失ってる(好都合)

魔法の素養のないリズには覿面にきいたみたいだ


だが私は見習いとはいえ賢者

ダメージはやや軽い

えーと、会話をしなきゃいけないなぁ何の素材が必要だったっけ


と思ってたらマーメイドに魔法をかけられた

あ、そりゃそうか

マーメイド同士ならともかくほかの種族とも関わりがでてくるからね


「んん………あ〜あ〜、わかるかな」

魔法のせいで少しこもった音声二聞こえる

本来は美しい歌声を奏でる楽器のようにすんでいふのだが


「聞こえたますよ、なんでこんなとこにひとりでいるんです?」

色々聞きたいがまずはこれ


と思って聞いたら、やたら照れてるんだが、マーメイド

「私の愛する人に会いにいくのよ!」

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