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2つの月を持つ平和な星の物語  作者: 雪女のため息
第5章 〜レイナの暮らし〜
42/43

愛する者たち1 ルーカスとエレノア

 俺は窓辺に座って、赤い月と青い月を眺めていた。


 はぁ〜と今日何回目かのため息をつく。


 エレノアと喧嘩してから、連絡するのをちょっと躊躇っていて、もう2週間ほど会っていない。エレノアからも何も言ってこない。


 エレノアは俺に会えなくても平気なんだろうか。

 俺は寂しいよ。すごく会いたい。抱きしめたいよ。


 ま、まさか、これっきり…ってことないよな。


 わかってるんだ。俺がしっかりしなくちゃいけないんだよな。わかってるんだ。わかってる。でも…。


 あぁ、俺はやっぱりヘタレな腰抜けなんだろうな。

 

 俺が王太子なんかじゃなければもっと話は簡単で、今頃は俺もエレノアも幸せな顔をしていたんだろうか。


 その上、親父殿が、ルーカスくん、そろそろ結婚してもいいんじゃない?と何回も聞く。出来るもんならしたいに決まってるじゃないか、エレノアと!

 

 だが、そんな事言えやしない。言えるわけない。だから、この前、しごく真面目な顔で親父殿に言った。


「相手がおりませんゆえ、したくても結婚など出来ません。誠に不甲斐ない息子で申し訳ございません。」


 すると親父殿は、ふんふんふんと言っていなくなった。




 そしたら、今朝、親父殿と母上に呼ばれた。


「ルーカスくん、お見合いしようね。」

ものすごく明るい顔で親父殿が言う。

「えっ?だれと?…いやです!」

「まぁ、勉強だと思ってさ。だってさ、結婚する相手がいないんでしょ?だったらいいじゃん!」


 母上までノリノリな風情で俺に言う。

「そうよ、そうよ!ルーカス。一度くらい、いいじゃないの。ねぇ、ゴードンさま!」


 ブスッとした顔で俺は聞いた。

「相手はだれ?変なやつとは会いたくない!」

「ふんふん、お楽しみ!明後日。ウチの海辺の別荘でね。」

「ええっ?明後日?」


 俺はエレノア以外と結婚する気はないし、見合いする気もないのに、話は既に勝手に進んでいるらしい。

 

 ちょっと腹が立って、俺はユピル達5兄弟に愚痴った。


 ユピルはひどく真面目な顔をして

「お好きなお相手がいないなら、よろしいのでは?」

などと言う。ふん、お前はいいよな。子供の頃からずっと好きだったレイナと結婚してさ!


 ユピルの弟マルスはニヤッと笑って

「私がお見合いの場に付き添って、ルーカス殿下のお相手を見極めて差し上げます」

などと言う。ふん、お前に見極められるのかよ!


 マルスの弟メルクはしばらく考えて

「私の出番です。お相手の女性がどんな方なのか、きちんと分析して差し上げます。」

などと言う。ふん、どこを見て分析するんだよ!


 親衛隊に遊びに来ていたメルクの双子の弟ウラヌとネプトはニコニコとして

「ルーカス殿下、お見合いするんですかぁ…いいなぁ!私達もお供させてください。」

と遠足気分になっている。ふん、お前ら2人はまだ騎士学校の生徒で、ガキじゃないか!


 少しムカっとしたが、この年下の5兄弟は頼れる男達でもあるので、見合いについてきてもらうことにした。




 エレノアと連絡しないまま、見合いの日になった。


 俺は見合いの相手に圧をかける、という作戦に出た。まず、俺は王太子としての完全武装で鎧兜に身を固め、アズールに代々伝わる聖剣を身に付けた。兜は被ると息苦しいので、手に持った。


 5人の男達にも武装して来るようにと言っておいた。


 これでどうだ!と俺は5人の男に聞いた。


「ふむ…殿下はやる気ですなぁ」とユピルが言った。


「ああ、そうだよ。俺はやる気だよ。」

ー相手をビビらせて、相手から断らせるんだ!


「見合いする気、満々!」とマルスが嬉しそうに言う。

ー満々じゃねぇよ!


「殿下はいつもよりカッコよく見えますからね。向こうから断る事はないでしょう」とメルクが俺を上から下まで眺めて言う。

ーええっ?


「殿下のこのお姿を見たら、女はイチコロですよ!」と、ウラヌとネプトがうっとりと俺を見て言う。

ーし、しまった!


 しかし、もう、どうしようもない。今更着替える時間もない。完全武装の俺達はとにかく海辺の別荘へと飛んだ。





*** *** ***




 私はエメリーの兄達のカフェで、エメリーに愚痴をこぼしていた。


 だって、ルーカスが何も言ってこないんだもの。もう2週間以上連絡がない。


 怒ってるんだろうか…。

 私がごめんなさいって言ったら、また優しく笑ってくれるんだろうか…?


 ルーカスは私に会わなくても平気なのかな?私はこんなに寂しくて、辛くて、毎晩泣いてるのに。


 ま、まさか…。これっきり、なんて事…ないよね?


 わかってる、わかってるの。私がもう少し…。わかってるの。でも…。


 私が王太子なんかじゃなければ、話はもっと簡単で、今頃2人で幸せに暮らしていたんだろうか…。


 パンをかじりながら、うだうだと話す私を呆れた顔もせずエメリーは見つめていたが、ふと笑って言った。


「本当に好きなんですね。ルーカス殿下の事。

 ご両親には打ち明けられない。

 ルーカス殿下に謝る事もできない。

 自分から連絡を取る事もできない。


 困りましたね。私は男の気持ちはわからないです。だから、マイケルに相談してみませんか?マイケルは女心がわからない男だとサイモン秘書官が言ってましたけど、男の気持ちは分かるはずですから…。


 今夜、私達の屋敷にきてくださいね。一緒に食事をしましょう。」


 涙目のまま頷いて、私はパンに齧り付いた。


 

 城に戻ると父上と母上に呼ばれて、2人の部屋を訪ねた。2人は何故かニコニコとして、まあ…座りなさい、などと言う。アメリアもすでに座ってお茶を飲んでいる。


 父上が 'えへん' とわざとらしい咳払いをした。

「エレノア、見合いだ!見合いをしなさい。良い相手から話が来たんだ。」

「えっ?だれと?…いやです!」

「ん?誰か好きな相手でもいるのか?」

「いません。いませんけど、相手は誰ですか?変な人には会いたくありません!」


 すると母上が

「まぁ、会うだけ会ってみたらいいんじゃないの?嫌なら断ればいいんだからね。」


 アメリアまで

「お姉様、何事もお勉強よ!」

などと分かったような口を聞く。


 父上がキッパリと言った。

「よし、決まりだ。見合いは明後日。広間に集合だ。」


 ええ〜っ!どうしてこれで、決まりだ、になるの?大体見合いは明後日、ってすぐじゃないの。どうするのよ!

 文句を考えている間に皆はすうっと消えてしまった。

 


 夜、私はエメリーとマイケルの住む屋敷に飛んだ。


 エメリーの顔を見ただけで、私は泣き出してしまった。だって、お見合いだなんて…!しかも、明後日だって!


「まあまあ、エレノア様。少し食べて元気を出しましょうか?腹が減っては戦はできぬ、って言いますからね。」

と言うエメリーに、戦さなの?と聞くと、

「そうですよ。明後日、エレノア様はお見合い相手との戦さに臨むのです。たくさん食べて、体調を整えて、相手を叩きのめしましょう!」


 そう言われて、なんとなく元気になった私は、食事をしながらマイケルに相談した。


「ルーカス殿下との事は一先ず置いておいて、お見合い相手をどうにかしましょう。

 完全武装で挑み、相手をビビらせて向こうから断るように仕向ける、という作戦はどうでしょうか?私もエメリーも武装してお供いたします。」


 それは、なかなかいい考えに思えた。よしっ!と気合も入り、3人で打ち合わせをして自室に戻った。久しぶりによく眠れた夜だった。




 お見合いの日、私は鎧に身を固めた。呪文で固められた白銀の鎧兜。魔物を切り裂く剣。魔物から身を守る呪文の書かれた盾。


「エレノア様、盾は置いて行きましょうか。兜は被ってると顔が見えないので、手に持って…。まぁ、剣は持って行ってもいいでしょう。」


 そう言うエメリーとマイケルもかなりの武装だ。3人で気合を入れて、父上に言われた広間へと飛んだ。


 広間に着くと、私達の出立ちを見た父上と母上が大笑いをした。

「何もそんなにしなくったって、戦さじゃないんだから…」

「いいえ、父上。これは私の戦いです。相手に容赦はいたしません!」


 そこに可愛いドレスを着たアメリアがやって来て、腰を抜かしそうになった。

「お姉様ったら!」


「もう仕方ない、時間だ。皆、俺について来い。飛ぶぞ!」

父上がそう言って、場所のわからない見合い場所へと皆で飛んだ。




*** *** ***




 見合い場所についた皆は、取り敢えず控え室にいる様にと言われた。王と王妃はどこかに先に行ってしまった。


 しばらくして、こちらにどうぞ、と言われて広間の近くに進むと、中から楽しげな笑い声が響いている。


 ドアが開くと、そこには青い大陸アズールのゴードン国王夫妻と赤い大陸スカーレットのセオドラ国王夫妻がいた。


 南側のドアから入って来たのは完全武装し、青いマントを翻している一団。北側のドアからは完全武装して赤いマントを翻す一団。


 部屋に入るや否や、騎士達は眼光鋭く相手を睨み、さっと刀を構えて戦闘態勢に入った。


 すると、国王夫妻達が爆笑して、お腹を抱えた。

「ルーカスくん、よく見てよ。」

「エレノア、相手が誰かわからんのかい?」


 しばらくの間、広間には沈黙だけがあった。


「お前、エレノア!こんな所で、そんな格好して…。何してるんだ!俺の見合いをぶち壊しに来たのか!」

「ルーカス!何言ってるの?あなたこそ、そんな格好で私のお見合いを壊そうとしてるんでしょ!」


 国王達は我慢の限界で、まずゾーイ殿が笑いすぎて椅子から転げ落ちそうになった。それに続くかのようにライラ殿も笑いすぎて引き付けを起こしそうになった。


 両国王は笑いながら、落ち着きなさいと自分達の子供に言った。

「そんな格好じゃ、笑いすぎて話もできないじゃん!皆、一旦戻って普通の格好して来たら?1時間後にここに集合ね。

 セオドラ殿とゾーイ殿、アメリアさんはこのままお茶しましょう!」


 ほれほれ、急いで出直しておいで…。





*** *** ***




 ルーカスはブツクサと言いながら着替えた。

「何なんだ!親父殿はふざけて!赤い大陸スカーレットとの会食なら、最初からそう言えばいいものを!まったく!」


 それでもルーカスは王太子の正装に身を包み髪を整えた。


 ユピルは何かを察して、笑いを噛み殺しているのがよくわかる。マルスとメルクはなんだか楽しそうに見える。ウラヌとネプトは赤いマントもかっこいいよな、と関係ない事で盛り上がっている。


 ユピルとマルス、メルクは青い大陸アズールの騎士の正装に着替え、ウラヌとネプトは騎士学校の制服に着替えた。


「お前達、これでどうだ!」

 

 5人の男はルーカスの姿を見て、片足を付けて跪き、右手を左胸に置いて首を垂れた。


 ユピルが静かな声で言った。

「ルーカス殿下に月の姫君のご加護が在らんことを!

 さあ、参りましょう。」





*** *** ***




 エレノアはぶつぶつと言いながら着替えた。

「お父様ったら、青い大陸アズールとの会食なら、最初からそう言えばいいのに!まったく、もう!」


 エレノアは何を着ればよいか悩みに悩んで、王太子の正装に身を包んだ。まだ少し、心に武装が欲しかった。


 騎士の正装に身を包んだエメリーとマイケルは、エレノアの前で固まった。そして、エメリーは、まぁ!どうしてその格好?と呟き、マイケルは、エレノア様…!と絶句した。


 しばらくして、マイケルがにっこりと微笑んで言った。

「エレノア様、素直におなりなさい。皆さま、よくお分かりですよ。」 


 マイケルとエメリーは、ん?という顔のエレノアの前に片膝をついて跪き、右手を左胸に当てて言った。

「エレノア殿下に月の姫君のご加護が在らんことを!

 さあ、参りましょう!」





*** *** ***




 アズールの海辺の別荘に戻ったルーカスとエレノアは硬い表情で席に着いた。ルーカスの背後には5人の兄弟、エメリーの後ろにはマイケルとエメリーが並んで立った。


 おもむろに、青い大陸アズールのゴードン国王陛下が口を開いた。


「と、いう事で、ウチの息子ルーカスくんと、セオドラさんちのエレノアちゃんの結婚式は3ヶ月後ね。まぁ、2人とも王太子だからねぇ、結婚式は両方の国でさ、2回しなくっちゃいけないかもね!」


 えええ〜っ!とルーカスが言いった。

 エレノアは、へっ?と言った。


 2人は焦りまくって口々に言った。

「な、なんで?親父殿、なんで急にそういう話なんだよ。」

「父上、なんでそんな話になってるの?」


 ゴードン国王陛下が

「あれっ?ルーカスくん、エレノアちゃんと結婚したくないの?」

 と言うと、セオドラ国王陛下も

「えっ?エレノア、嫌なのか?ルーカス殿と結婚するのは嫌なのか?」

と言った。


 ルーカスとエレノアは黙り込んだ。


「嫌じゃないんなら、そういう事で。」

「そうですな。そういう事で。」


 国王同士はワインを飲み始めた。


「父上、セオドラ陛下。私にはさっぱり理解できません。

「私もです。ワインは後にして、説明を!」


「いやいやいや、君達ふたりは分かりやすいからさ。

 こっちがハラハラしてさ。

 しまいにはイライラしちゃってね。」

 

 ゴードン陛下は2人の行動はすごく分かりやすいんだよと、言った。


「時々2人で会ってるのバレバレだし…。

 ルーカスくんは、最近、よく朝帰りだし!

 そんな時のルーカスくん、ご機嫌だし!

 この星の王族の集まり、カノヤンクの時も2人でこっそり消えてたじゃん。」


「エレノアだってそうじゃないか!

 最近、朝帰りが多かったし、妙に楽しげだったよね。

 こっそりとルーカス殿に会いに行ってるつもりだったんだろうけど、アメリアにもバレてたしな。」


 痺れが切れたんだよね、とゴードン陛下が言った。

「だから、親達がでしゃばっちゃった!

 2人とも、自分の国をどうするか…とか悩んでるんでしょ?

 大丈夫だよ。心配ないない。

 君たちの後ろに立ってるのは、信頼できる部下で、仲間で、友達でもあるんだよね?

 皆がいればさ、助けてくれるよ。どうにかなるよ。

 それにさ、国王同士で結婚したらさ、この星がますます平和になるじゃん!」


「そう、そう!その通り!悩む事ないよ、2人とも。」

 セオドラ陛下もそう言ってにっこりと笑った。


 うん、うんと頷いてゴードン陛下が言う。

「あのさ、僕、…わかるんだよね。

 未来の事。見えちゃうの。そういう力を持ってんの。

 2つの国は2人が結婚した後、1つになって続いていくんだ。これは間違いない。それって、楽しいじゃん!

 この事はもう決まってんだよ。

 

 だからさ、2人ともウダウダと考えないで…

 結婚しちゃえ!」


 ルーカスとエレノアは無言でお互いを見つめあった。

 長い長い時間、2人は見つめあっていた。


 ルーカスがゆっくりと立ち上がってエレノアのそばに行き、エレノアの手を取った。

 エレノアは立ち上がってルーカスの胸に顔を埋めた。


 アメリアがパチパチと手を叩くと、皆もつられて手を叩いた。


 ルーカスがエレノアの前に跪いて言った。

「エレノア、僕と結婚してください。

 一生をかけて幸せにします。」


 エレノアは小さく頷いて、はい、と返事をした。


「……でさ、エレノアちゃん…。

 子供6人産むからね。

 男の子が4人、女の子が2人。ますます、楽しいねえ!」


 ゴードン国王のその一言でエレノアが固まった。

「ろ、ろ、6人…も産むのですか?私…。」

「産んでくれよ。俺の子。

 エレノアだけを愛し続けるから…。」

「ルーカス。そういう問題ではなくて…。

 6人も産むんだよ、私。ろくにん…だよ!

 体を鍛えておかないと…」


「よしっ!決まりましたな。ゴードン殿。」

「よかった、よかった!」


 やれやれという顔の騎士達はやっと緊張を解いた。




 しばらくして、ルーカスとエレノアは、アレックスとマックスに頼んで月の姫君、セレーネの元に報告に行った。


「よかったな。

 想い合う2人が一緒になれるなんて、私も本当に嬉しい。

 私はここから見守ることしかできないが、心はお前たち2人のそばにいる。その事は覚えていておくれ。」

 

 ルーカスとエレノアはお見合いの日の出来事をセレーネに話して聞かせた。セレーネだけでなく、アレックスもマックスも堪えきれずに笑い出した。


 最後に月の姫君セレーネが2人に言った。

「結婚式の日には、私から何かを贈ろう。楽しみにしていて欲しい。」



 結婚した後、2人は双方の城を行ったり来たりして過ごすことにした。


 唯一悩んだのは、結婚後の国の名前だった。

「セレーネ国っていうのはどうかな?」

とエレノアが言うと

「セレーネ国アズール、セレーネ国スカーレット。いい響きだね。それで決まりだ!」

とルーカスが言った。




 2人の結婚式は2回行われた。 

 

 青い大陸アズールでの結婚式の日。

 抜けるような青空いっぱいに、花火のように輝く大きな赤い星が何度も何度も現れては消えた。

 そして、赤い星は 'おめでとう' の文字になって青空に浮かび上がった。


 赤い大陸スカーレットでの結婚式の日。

 真っ赤な夕焼け空いっぱいに、青く輝く大きな流れ星がいくつも現れては消えた。

 そして、青い星は 'しあわせに' の文字になって夕焼け空に浮かんだ。


 大きな二つの月が照らす小さな星は、揉め事もなく、平和に満ち溢れていた。



 ルーカスはエレノアと会った頃の事を思い出していた。


 '赤い大陸の姫と青い大陸の王子が結ばれる時、この星に永遠の幸せが訪れる' という伝説を作るんだ、と心に誓った事が、今、少しづつ現実のものになろうとしている。


 俺はエレノアと共に、この星のために力を尽くす、そんな男であり続けたい。いや、あり続ける!


 俺は頑張る。

 



        完

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