目次 次へ 1/43 序章 2つの月の伝説 月が二つに割れた。 平和を愛する月の姫君は、戦さに明け暮れるこの星の人々を戒めるために、自らを犠牲にして月を割った。 そうして出来た赤い月と青い月。2つの月は欠ける事なく昼も夜も輝き続け、今もこの星に住む人々を照らす。 この星に戦さがないのは、赤と青の月が輝き姫君の教えを何百年もの間受け継いでいるからだ…というのが、この星に伝わる伝説だ。そのおかげでこの星には、今も平和で穏やかな時間が流れている。 と、誰もが信じていた。