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6話 作戦会議

呼ばれたゴブリンに‥いつまでもゴブリンでは不便だな。

健気に気をつけをしてソルジャーの用に待機してるこいつに名前をつけたくなった。


「よし。お前はイチローだ。これからグッドでグレイトな生活を俺と作っていこうぜ!」


眉をひそめたまま首をかしげてるが、イチローという名には理由がある。俺には密かな野望として、ほかのゴブリンも仲間にするというのがあるが、一から名前をつけとくと後々名前をつけやすいかなという魂胆だ。


「よし。イチローはここで大人しくしててくれ。」


そしてイチローを座らせる。今回イチローを呼んだのには2つ理由がある。1つは知的生命体に対して更に俺の力を与えるとどうなるのか。2つ目はこの力を与える時に俺の知識も与えられているのではないのか。

例えばアールとエールが言葉を話し始めた事にしろ、俺があまり教えずとも縄を作ったり罠を作ったりと文明的な活動ができるのも少し不可解だ。


イチローには申し訳ないが実験台になってもらう。


「うおぉぉぉぉぉ!!!!」


口に水を含んだ状態で座禅をする。集中しお腹に魔力が溜まっていくのを感じる。

そして次の瞬間俺は目を見開き、


「ブシューーーーーー」


イチローに水を思いっきりかけた。これはジャパニーズの中では毒霧と言われている伝統芸能だ。光栄に思えよイチロー。


唐突に水をかけられたイチローはびっくりしているが、次の瞬間光り始め子供のようだった体格がみるみる大きくなっていき俺と同じくらいの身長になった。俺の身長は180あるが、イチローも170には達してそうだ。

禿頭だった頭には髪が生えてツノも一本生えてきた。体つきもがっしりしていて強そうだ。


「ゴギャッ‥」


相変わらずゴブリンの言葉のようだが数日後には意思疎通ができるようになる‥かもしれかい。


あくまでも全部俺の想像だが、この万物に知性を与える能力は俺の脳みそをコピーしてるようなものなのだろう。


たぶん‥そして必要となったら自分の引き出しから必要なものを取り出して使う。例えば縄の作り方だったり言葉だったり。なので俺が刺激をしなければ使い方を思い出せなかったのだろう。

言語に関しては情報量が膨大だったから使えるようになるまで時間がかかったのだろう。



‥そして言語能力がある高い知性を持つ対象にこの力を使うと、進化を促すのだろう。どういった変化を促すかという進化の方向性はわからないが


これ全部正しかったらノーベル賞くれてもいいぞ。この世界にそういうのないのかな。


「しっかしなかなかスマートな身体になったな。力仕事でバリバリ働くことになるからエナジードリンク用意しとけよ。ワッハッハ!」





⚪︎四日後イチローが話し始めた


「オレをナマカにしてくれてありがとうボス。コレカラもオレたくさん働くゾ」


朝、起きたら目の前にこいつの顔がありびっくりしてハートが止まりかけたぜぞ。

正座してかしこまって言うものだからこっちもなんて言ったらいいかわからない。


「お、おう。これからもよろしくな」



イチローは身体が大きくなって力がとても強くなった。

元々ゴブリンの時でも一般男性くらいの力はあったが今では丸太を軽々担げる。我が家もこいつのおかげで床とと天井は完成してあと残すは壁だけだ。


壁はのんびりやってけばいいから明日にも新築にみんなで移ろう。


しかしイチローは魔力が使えないようだ。イチローにきくと一部のゴブリンは魔法を使えるようだが基本使えないのが普通のようで、進化したイチローも魔力は持っていなかった。その代わりイチローは強力な身体再生機能を手に入れた。


これも昨日、髪が長いと思ったので俺がスタイリングしてあげようと剣を使い髪を切ったところ一瞬で元の長さまで戻ってしまった。

試しにイチローの指を切ったところ傷も一瞬で治ったのだ。

流石に指を落とすとかクレイジーな事は出来ないので限界がどこまであるかはわからないがこれは相当ソルジャーとしてグレイトなスキルだぞ。


ちなみにアールとエールには魔力があることがわかった。2人も何か感じると言うし。しかし俺のように肉体を強化する事はできず、まだ魔力を感じるだけのようだ。それぞれにあった魔法でないと使えないのだろうか。



本来なら今日は神からもらっていたカボチャの種を木を伐採して整地した場所に植える予定だったが、イチローが話せるようになったことで予定を変更し、座談会に変更だ。4人でおもいおもいのつまみを集めてきて火を囲む。


「それじゃあイチロー。お前がいたゴブリンの集落について教えてくれ。」


「ボスはソレを知ってどうするンダ?」


「1番は仲間にしたいかな。仲間にならなくても情報は知っときたい。俺がお前の仲間だったやつを殺すと思ってるのか?」


「イヤ、俺を殺そうとシタやつらにそんな思い入れはナイ。聞いてみたかっただけだ。」


「そうだにゃ!素直に教えるのにゃ!」


「アイツらからリャクダツしてやるのにゃ!」


「1番知りたいのは数と場所だ。そこを中心に俺たちにレクチャーしてくれ」


「了解シタ、ボス。まずゴブリンの集落はコノ場所を中心に大小13の集落がアル。小さいトコロで20人、大きいトコロだと100人イル。オレたちのいた集落はココから1番近い集落でオレはイチバン下っ端ダッタ。」


想像以上に規模がでかいな。全部20だとしても260人はいる。そいつらが全部襲ってきたらまずいぞ。


「集落同士は互いに連携を取ったりするのか?あと、大きい集落はどのくらいある?」


「イヤ、集落同士は仲が悪いから組んだりシナイ。大きい集落は2つあって、あとはゼンブ小さい集落ダ。」


「それじゃ余裕そうだにゃ!」


「我の魔爪で八つ裂きにゃ!」


その様子だと今から準備をしっかりして各個攻略していったら案外なんとかなるかもしれないな。


「いや、小さい集落は楽に話をススめられると思うが、残りの2つはうまくいかないとオモウ。北の氏族は体格が大きいヤツらばかりで、特に長のロセアは強大な力を持っている。東の氏族は有力なリーダーはイナイガ魔法を使えるゴブリンが多く、ボスでもかなり苦労スルト思ウ。」


(ふーむ。なかなか厄介そうだな。特に魔法を使えるゴブリン達が銃みたいに飛び道具を飛ばしてきたらまずいな)


「イ、イージーファイトにゃ!」


「ニャイケルの肉体があれは余裕にゃ!」


「とりあえず、実は敵に囲まれてるかなりまずい状況にあるんだな。それではうかうかもしれられん!作戦を言い渡す。全員起立!」


そういうと、全員素直におつまみを置いて慌てて俺の前に横一列となって並ぶ


「本来の予定なら家も建って土地を整地できたのでカボチャの畑を作る予定だったが予定を変更し、どでかい木像を沢山作る!まずはどでかい木を探すぞ!」


「「おーー!!」」


「‥ボス。ホントにそれでいいノカ?特訓トカした方がイイのでは‥」


「俺を信じろイチロー。みんな!3日で作れるだけ木像を作るぞ!作戦決行は10日後!準備開始!」


そう言うなりみんな急いで準備をし始めた。俺も準備をせねば‥と思っていたが神との通信茶封筒が膨らんでる。新たな情報が届いたのか?俺は急いで茶封筒を開けた。

アールはオスで臆病な性格です。

エールはメスで楽観的な性格です。

2匹とも傾向として結構アホなかんじです。


ゴブリンのイチローは真面目な性格です。


マイケルはパワー系です。

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