文系大学生に捧げる
1.はじめに
大学のレポートの書き方がわからないという文系の人のためにわたしが習ったレポートの書き方を公開します。
2.レポートって何?
レポートとは、アカデミックライティングで書かれた論文のようなものです。つまり、あなたが主張したいことを客観的な事実である根拠を用いて学術的に論じるということです。ですからまずはあなたが主張したいことを決めましょう。広すぎず、狭すぎない主題が書きやすいです。
今の時代、パソコンの「ワード」でレポートを書くことが多いと思います。
【!どんなに時間がなくても剽窃(他人の著作物を盗んで自分の考えや著作物であるかのようにすること)は絶対にしないでください。友達に知られてもそんなことをする奴なんだと信用を失くしますし、最悪の場合、単位を貰えなくなったり、退学もありえますよ!】
他人の著作物は引用(参考文献)として用いてください。
3.レポートの準備
まず、レポートに用いる文献として最低一冊は主題にふさわしい本を読んでください。その本を主張したいことの根拠となる資料として用いるのか、その作品のことを論じるのかなどはその時々で決めてください。本当に時間がなければ本の目次の中から、あなたのレポートに役立ちそうな章を探してそれだけでも読んで理解してください。その授業の講師が許せばネットにある信用性の高いマスメディアの記事を使っても大丈夫です。
※本の一部だけを読んでレポートを書くのは本を全部きちんと読まなかったことが先生にまるバレしやすいですが、甘い先生は見逃して単位をくれますし、レポートを提出しないよりはマシです。また、あまりに難しすぎる本は最初から読んでも理解に時間がかかりすぎることもあるので必要箇所を優先して読んでください。
※信用性の高いマスメディアとは、例えば、BBCやNY Times、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞など、名の知れた真面目な報道媒体のことです。でもどの報道媒体も、各々の立場や支持母体や目的があるために、どんな報道にも意図やバイアスがかかっているということをお忘れなく。複数の新聞を読み比べたほうが良いと言われているのはこういった理由があるんですね。
4.書き始めにまず大事なこと
提出日、大学名、学部、学科、学年、学籍番号、氏名、レポートの授業名、提出する講師の名前、レポートの題名は必ず書いてください。せっかく提出しても講師に誰のどういうレポートか認識してもらわないと意味がありません。それから、それぞれの授業でのレポートの書き方の指示、字数制限に必ず従ってください。
講師から特定の字体を使えという支持が無ければ、ふざけたかんじのしない真面目なフォントで書いてください。日本語の場合はMPS明朝かMS明朝で、英語で書く場合はTimes New Romanが良いです。
5.とりあえず仮の題名を書く
レポートの題名はレポートが全部書けてからによりふさわしいものに変えてみましょう。