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すべてを見ていた者の日記-追記の追記-

今私は遠方の国にいる。

そこで彼の小説家と語り合った。

それはそれは、とても有意義な時間であった。


私が、あの国の出身であることを知ると、あの騒ぎのことについてどう思うか?と聞いてきた。

あの騒ぎとは、あの婚約騒動のことであろう。

私は、『全ては、王子があの国から逃げ出して、自由になるために仕組んだことだと私は考えている』と述べると。


彼の小説家は、とても楽しげに笑いこけ、私の耳元でこうささやいた。


『正解です。貴方が初めてですよ。皆、これを聞くと不思議そうに首をかしげるんです。そして、意味を教えてもさらに首をかしげるんです。「なんで、そんなことを?」ってね』



僕は、あの国が大嫌いなんです。


小説家は、そう言って去っていった。


噂に聞くと、政権争いは共倒れに終わったらしく、『第一王子』は、愛しい愛しい東侯爵令嬢に毒殺されたらしい。

あの国は今、民中心の政治をする共和国になっていると聞いた。

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