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吟遊詩人の忘れ語り

-猩々の血と絳き零星-

作者: -Sare-

 今日は。もう十二話です。干支で言うと一週目、時で言えば一廻り。十二って、何だか特別な数字だなぁと思います。

 さて、そんなこんなで此の話はタイトルの通り、出て来るのは猩々です。はい、何の捻りもありません。御酒の好きな真絳な猿、オラウータンの事ですね。

 只此を書くとあれなんですけど、実は筆者は余猿類は好まないのです・・・御免ね。妖怪とかは多いけど、斯う話が浮かばないんですよね、可愛くないし・・・。

 だから今回はこんな話になっちゃうのかな、とも思ったのですが、其処は御了承頂いて御読み頂けたらと思います。まぁ何時も通りのエンドなのでね、はい。

 ではどうぞ、御手を出して。貴方も彼等の宴会に加わりませんか?屹度真絳で素敵に愉快な催し物が見られますよ。

 紅鏡(ツキ)()ばれる零星(ホシ)に、沢山(タクサン)猩々(ショウジョウ)がいました

 毎日(マイニチ)(サケ)()み、(サワ)いで、()ごしていました

 でも()きがやって()ます

 長寿(チョウジュ)猩々(ショウジョウ)(サケ)()みにも()きて()ます


 気晴(キバ)らしにちゃんばらごっこをしてみました

 (マバ)らに猩々(ショウジョウ)(タチ)()()ちます

 ()(トキ)(イキオ)(アマ)って一匹(イッピキ)猩々(ショウジョウ)怪我(ケガ)をしました

 (アカ)い、(ソレ)猩々(ショウジョウ)()よりも(アカ)()(ナガ)れました

 ()零星(ホシ)(カン)する(モノ)彼等(カレラ)零星(ホシ)(アイ)し、(マタ)()(アカ)(ホコ)りに(オモ)っていました

 そして(ミズカ)らも(モット)(ホコ)(タカ)(モノ)(オモ)っていました

 だから彼等(カレラ)(イロ)めきました

 ()()まない(クライ)()(タタ)きました

 ()()がりました

 (オド)()しました

 (ミズカ)らの(シン)なる(アカ)

 最大限(サイダイゲン)敬畏(ケイイ)


 彼等(カレラ)はちゃんばらごっこを()めて、(コロ)()いました

 (ハジ)めて(アラソ)いました、(オソ)いました、(コロ)しました

 (ソレ)本当(ホントウ)のちゃんばらでした

 長寿(チョウジュ)彼等(カレラ)仲間(ナカマ)意識(イシキ)はありません

 (コロ)しすら余興(ヨキョウ)でした

 何時(イツ)しか(モット)仲間(ナカマ)(コロ)した(モノ)(タタ)えられる(ヨウ)になりました


 (トキ)()ち、随分(ズイブン)()った紅鏡(ツキ)猩々(ショウジョウ)

 (ダレ)もが(ミナ)比類(ヒルイ)()(ホド)(アカ)かった

 久方振(ヒサカタブ)りに(サケ)でも()もうかと(オモ)った(トコロ)に、(チイ)さな(スイ)(セイ)紅鏡(ツキ)()ちて()ました

 (ソレ)()(ホノオ)(ノコ)し、(ソレ)()猩々(ショウジョウ)(サラ)(イロ)めき()ちました

 ナン(ウツク)しき(モノ)かと

 彼等(カレラ)(ハジ)めて(ホノオ)()たのでした

 ある(モノ)(ホノオ)()()みました

 ある(モノ)()(ヤス)(モノ)()()みました

 (ホノオ)(トド)まる(トコロ)()りません

 何時(イツ)しか(ホノオ)紅鏡(ツキ)(ツツ)()みました


 ()零星(ホシ)(モノ)()

 今宵(コヨイ)はやけに(アカ)いと

 (ウツク)しく()っていると

 猩々(ショウジョウ)酒盛(サカモ)りをしているに(チガ)いないと

 (ソレ)()(ホノオ)紅鏡(ツキ)

 (アカ)(ケモノ)何処(ドコ)にも()えず

 紅鏡(ツキ)(タダ)(キラメ)いていた

  -Fin-

 はい、どうも。毎度こんな感じですね。早くもマンネリ化を感じる筆者です。(其でも書き続けるけれど)

 気付かれた方もいらっしゃると思いますけれど、此の話は前回の皓狼ともリンクしています。元々そんなつもりはなかったし、別に皓狼の次に書いた話ではなかったのですけれど、偶々繋がっていたと言うか・・・。

 だから別に此の二話が特別な話と言う訳ではありません。其に今更ですけれど、全ての物語は何時か何処かの世界で語られた物、と言うのが前提です。其の為全て世界と言う物で繋がっているとも言えるし、全て単独だとも言えます。要は余深い意味はないと言う事です。適当に流しましょう。(何だ其のオチ・・・)

 今回のは其こそ余興みたいな御話だったので、次のカワイ子ちゃんの事を既に考えている筆者です。予定としてはもうゲームや小説でベターな、割かし良いポジションを取ってると密かに思いを寄せているあの子です。御楽しみに。(当然バッドエンドだけれどもね!)

 では、良い物語を。

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