最適化[リブート]
全ては女神のせいになるクソ投稿者の鑑
またコツコツと書き進めてまいります
この章より、一話ごとの文章量もましましでお送りできたらなーできるかなー
と思っております
「さて……」
白い。
見渡す限りの白い空間だ。
それは声の主を真後ろから照らす光から生まれる影さえも白く感じるほどの、ただ白い場所。
また、声を発したものも逆光により無彩色に覆われている。
そして影に覆われた声の主の足元。その場に唯一鮮やかに浮かぶ色は、世界[エリン]を管理する女神の桃色の頭髪であった。
先に白い衣装の体が地につき、後からサラリと桃髪が肩を滑る。
それは見事な、土下座であった。
「何が悪かったのか、わかるかい?」
と、白い影は問を繰り出した。
頭を地に擦るようにした桃髪はといえば、ただ震えるばかりで、顔はすでに涙やらの体液でぐしゃぐしゃ。
どうにも質問には答えられそうにない様子である。
そんな様子に気を悪くした風もなく白い影の言葉は続く。
「今回のことはね、ボクも確かにキミに投げっぱなしにしすぎたかなって反省しているんだ」
大地に一体化しようかという勢いの桃髪は、ただただ怯えていた。
今目の前にいる存在は、自らを如何様にもできる。文字通り書きかえることができるモノ。
一つ上の次元の存在。絶対の創造主。
その言葉、一挙手一投足に至るまで全てに怯えずにはいられない。
(すてられちゃうんだ)
その恐怖だけが、物語を紡げなくなった世界の管理者の思考を埋めているのだ。
尚も言葉を重ね、女神を慰めようにもみえる白い影だったが、恐怖に思考が白熱した女神にはどうにも届かない。
(わたしがちゃんとせかいをかんりして、こうしんできないばかあほだめだめがみだからみこみなしって、すてられちゃう)
「ぴぇぇぇぇーーーーん」
ついには五体投地し鼻水まで垂らしながら憚りなく涙する女神。
手は頭の上にてパンと合わせ足もまっすぐピーンとして言うには、
「ハイっ!私、消えたくありませんっ!!」
と、もはややけっぱちであった。
それには創造主もため息だ。
「まったく、人の話も聞かないでそんなことを考えていたのかい?
あのねぇ、何のためにここに下りてきたと思ってるんだい?」
「だ、だめだめなわたしをしょ、しょぶんするためですよね」
「そーんなのは直接来なくたってできるの!
今ここにきたのはキミと、何が至らなかったのか、それを話し合って、これから新たに物語を動かしてもらおうと思ったからなんだよ?」
「えっ」
伸びていた体をべシャリと潰れるように動きを止め、女神は恐る恐ると創造主へ上目遣いをおくる。
「いいんですか……許してもらえるんですか……?
わたしみたいなだめだめでもいいんですか……?」
もう一つ柔らかに息をつき、創造主は答える。
「当然今回のようなことにはならないようにしてもらうよ。
定期的に僕も様子を見に来るし相談にも乗る。そしてより良いやり方を見つけていこう。
おねがいできるかな?」
「は、はいっ!一度死んだ覚悟でしっかりとつとめます!!」
女神は背中の白い羽根をばさりとつかい、一体化していた大地と別れを告げる。
「ーーまずはその顔を拭こうか。」
仕切り直し。
これから世界の最適化が起る。
光の絶えない神域と呼ぶべき空間で、ダメ出し会のスタートであった。
※※※
「はぁー、きんちょうした……」
一人となり、今度は地面に仰向けに大の字になり、真白い空を見上げて女神は言う。
全身でだらけ、そのまま寝てしまいそうになりながらも胸の前で手を合わせ、
「とりさんっ」
と唱える。
眩い発光とともに、開いた手から真っ白なフクロウが飛び出す。
「さぁて、私の作為で世界を動かしますよぉ」
どのような話し合いが行われたのか、満足そうに眠る女神のそばには、地面にそのままメモ書きが残されていた。
◎一人でなんとかしようとしない!
→手伝ってくれる動物さんをつくる!
→やばいってなる前に創造主さまに相談!定期的にほうれんそう!
◎[設定]に足を引っ張られない!
→どんどん最適化しちゃえ!
→まずは未所持スキルの[設定]を煮詰める!
→→スキルクエスト実装!
◎紡がされているんじゃない、私が紡ぐんだという意識!
→まずは私が興味があることを!
→→や、やっぱり恋……とか???
→そして、目的・終着点へ、作為をもってたどり着かせること!
→→小クエストを繰り返し、大クエストへたどり着く!!
◎◎◎最優先◎◎◎
クエストシステムの実装!
よろしくお願いします
点多めでお送りしたのは先日悪魔のミカタを読み返した影響でございます




