第一幕:目覚め
ジリリリリリッ!!
カチッ
“○○○は目覚めた”
名前を記入して下さい。
マイン
“『マイン』でよろしいですか?”
はい
“マインは目覚め……”
マイン
「うるせえょ!!さっきっからゴチャゴチャと!!一回言えば分かんだろ!」
“マインは怒っ……”
マイン
「うるせーって!」
はぁ。朝から疲れたぜ…。何で朝から怒鳴ってんだか…。
しっかしこれからずっとこの声と一緒なんて…。実際聴こえるとすっげえウザイ。
“マインは説明を始めた”
改めて、俺の名前はマイン。タノス村と言う小さな村に住んでいる。
ここはカンベラと言う世界。人間と魔物が住まう世界。言い伝えだと遥か昔、隕石が落ちた時、数種類の魔物の卵が一緒に落ちてきたらしい。魔物はそれからどんどん数も種類も増えていった。
そこで人類は魔物との生存を賭けた戦いを始めた。あるものは剣を、あるものは魔法を使い、魔物と戦った。そんな歴史がもう数百年続いた……。
前置きが長かったな…ι
そんなこんなで俺も世界を救うべく魔物退治の旅に出ることになった。
旅に出るに従って、魔物退治に出掛ける人はしなくてはならないことがある。
ハンターは皆、『ナジラーム』と言う魔物撃退協会に申請し、ハンターランクをもらわなくてはいけない。