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プロローグと言う名の戯言。 6

「ほう。で、俺に相応しい世界とは何処なんだ?」


『この世界とは異なる別の世界でありまして、私と敵対している別の創造神が治めている世界です。その世界では魔法と魔術が存在しておりますが、文明は大して発達しておりません。そこの神々はその世界の生物に加護を与えたり、神々の眷属である下位の存在も力を貸したりして混沌としています。私の世界にも干渉してきて、この世界では存在しない能力を持った輩が度々現れます。その異端者(イレギュラー)を、神の名のもとに抹殺し排除してきましたが……』


 恐ろしい話を聞いてしまった。歴史の秘密を知ってしまったのだ。


「おい、それって中世の魔女狩りとか、異端審問とか宗教戦争とかのことか?」


『ええ、その通りです。私の配下、眷属を使い、異端者(イレギュラー)の抹殺をしてきました』


 それは酷い……そんなことは知りたくなかった。本での知識だが、あれはとんでもなく酷い暗黒の歴史だ。どれだけの罪のない人が死んだやことら。考えるだけでもゾッとする。


『この世界も、何度も滅びては創り直しています。私の理想の世界になるまで創造と破壊を繰り返すのです。それがこの私、創造神の役目なのです』


 そ、それじゃ、世界って何度も創り変えているのか?まるでゲームのリセットじゃないか!そんないい加減でいいのか?


「それって、まるでゲームみたいだな?なんとか育成ゲームとか?」


『な、なんのことでしょうか?知りませんな。私は、度々干渉し敵対する別の世界の創造神に対して対抗武器として、神器ピコピコハンマー君を開発しました。私の持てる限りの神力を注入し、その世界を神諸共破壊……いえ、警告としてブッ放す……いえ、抑止力として使用する為に開発したのですが……』


「…………(こ、こいつ、本当に真性のゲス野郎だ!)」


『試射の折、貴方様に全てを吸収され、只の杖と相成りました。それでですね、その世界に行って貰いたいと、そう提案します。そこで貴方様の好き勝手に行動してください。むしろ破壊されたらよろしいかと?』


「…………(だ、駄目だ。こいつは……)」


 己の都合を追求したかのような、他力本願なことをのたまう創造神を、俺はジト目で見ている。


「……つまり、アンタは別の世界の創造神がいらんことをした。だから、神器と言い張る、あのふざけた代物を開発して抹殺を企てたわけか?そもそも敵対理由はなんなんだ?」


 色々と思うところはあるが、大切なことだから呆れながら聞いてみた。


『そ、それはですね、あなた様の前で最初にお見せした、プリティーでキュートな私の真の姿を、奴は大爆笑して思いっきり引き倒したのです!』


「……そ、そうか?」


『はいっ!そうなんですっ!』


 うむ。それは同感である!そりゃ笑うだろうし、引くだろうよ。


 俺だってそうするだろうし……あれ?確か、さっきは擬態とかほざいてなかったか?神のくせに嘘をついたのか?この嘘つきめ!そっちが本体かよ!?


『奴はあらん限りの罵詈雑言を私に浴びせたのです!とんでもなく無礼で下品な奴なんですっ!私は奴を絶対に許せません!怨み骨髄ですっ!」


 と、立派な身なりをした凛々しい姿の創造神が、まるで子供のように癇癪でワナワナと震えている。


「……ふむ、絶対に許せないね……で、その別の世界の創造神が、アンタになんて言ったのか興味があるな。言ってみな?」


『はい、奴の罵詈雑言をそのままお伝えします。わ、忘れようたって、忘れられません!』


「そ、それほどまでか?じゃあ言ってみなよ?」


『では、失礼して……』


 奴は虚空に右腕を上げ、人差し指を向けた。


 おお!まるで映画のスクリーンみたいに空間から画像が投影されたぞ!そこには黒く塗りつぶされた人物が写し出されていた。影みたいだ。いわゆる、謎の黒い影の人だな。そいつは左手を腰に当てて、右手をこちらに向けて正面に人差し指を刺す。


『お前、なんなんだよそれ?バカじゃねえのか?頭沸いてねえか?うわっ!キモい、そのキラキラした目は止めろ!この変態めが!なんだその玩具は?それは武器のつもりか?ふざけたもん創りやがってオレを笑い死にさせる気か?なぁ、お前……褌はねえだろう?しかも裸か!何処の原住民だ?それでも一世界を預かる創造神か?恥を知れ!そんなんじゃ、お前が創造した世界に住む生物が哀れ過ぎるぞ。 どれ、俺が少しは手を貸してやるから任せろよ。必ず面白くしてやるからな!』


 その影は、こちらを挑発するかのようにニヤリと笑った気がした。実際、三日月のような笑い口が見えるから分かりやすい。


 なんとも言えない余韻を残して、スクリーンが消える。


 なかなかナイスで辛辣な罵倒だ。この影が言うことは激しく同感だ。俺が言いたい罵倒を代弁してくれているようだった。


 奴を見ると、怒りで真っ赤になっていた。俺は図星なのにな……と思った。


『このようにのたまったのです。奴は美的感覚の分からない無礼で下品な奴です!』


 別の世界の創造神とやらの意見は大変参考になる。至極当然だと思うし、まったく同感だ。大いに共感が持てる。


 しかしだ。そんなアホな理由で奴は杖を開発して抹殺を企てたのか?挙句の果てに、杖が暴走して俺は殺された。とんだとばっちりだ。


 嗚呼……俺って、なんて可哀想な奴なんだ?


 身体はなくすは、放置プレイは強制的にされるし、得体の知れない身体に魂を入れられるし散々だ。だが、もう過ぎたことだ。仕方がない。もうあの頃には戻れないしな。


「……聞いてもいいか?」


『はい?』


「今の、いかにも(・・・・)の姿は?」


『私は嫌なんですが、これは営業用の姿です。私の真の姿は私が支配している神々、眷属には大変不評でして、笑いを堪えて、目を合わせてくれないのです。 まったく言うことを聞いてくれないし大爆笑するのです。不本意ながら、この姿だと指示に従ってくれますし、敬ってくれます。何故でしょうね……私には分かりません……』


 奴は本気で悩んでいるみたいだ。頭の中がとても残念なことになっているのか?

 それでいいのか?創造神よ?これは俺が指摘してやるのが親切だと思う。


「いや、アンタが異常で、子分どもは正常だと思うよ。やっぱり」


『あなた様まで…そんなことを言うのですか……』


 この腐れ野郎は何処からか取り出したハンカチを口に咥えてシクシクと泣いてやがる。大変見苦しいから止めろ。仕方がないから話を進める。


「で、そいつの世界に行って好きにしろ……と、そう言うことだな?」


『その通りでございます!』


 キッパリ言い切りやがった。こいつの神経に乾杯だ!


「じゃあ、行くだけ行ってやる。さっさと送りやがれ」


 奴は不思議そうな顔をしていた。


『送るもなにも、既に到着していますよ』


「な、なんだって!?」


『いえ、初めからそのつもりだったので』


 呆れを通り越して脱力感でいっぱいだ。目から汗が出てきた。頬を伝う汗が口に染み込む。とても塩辛い。人形の身体でも汗は塩辛いらしい。これは汗だ。汗なんだってば!


「そ、それでは行ってくるか……」


 なにも無かった空間に、当然のように出現した扉に驚いてやるものか。気持ちを切り替えて……さて、どんな世界が俺を待っているのかな?

  

 ふと後ろを振り返ると、創造神は元の姿に戻っていた。変態の極意を身につけた達人の姿だ。正に変態に相応しい姿で、満面な笑みを浮かべてやがる。


 シッ、シッと、俺を追い出すように嬉しそうに手を振っていた。


(ブチン!)


 奴はヘマをやらかした。切れちまった。もう我慢の限界だ。


 再び俺の中のなにかがモゾリと動き出した。俺の中の怒り狂うなにかが這い出してきて、熱いものが身体中を駆け巡る。ようやく分かった。これは憎悪だ。怒りの感情なのだ。回れ右して変態野郎の前に戻る。


「そうそう、アンタに一言、言っておく」


『な、なにか?』


「随分と勝手なことをほざいていたよな?このままスンナリと俺を追い出すことができると本気で思っているのか?」


『な、なにを言って……』


「まあまあ、そう身構えるなよ。一つ、教えてくれないか?この世界って創造神であるアンタが介在しないと維持できないのか?」


 奴は得意になって実に面白いことをのたまった。


『なんのことかと思えば……よろしいっ!説明させて頂きます!私が構築したこの世界は完璧です。高度な自立支援システムのお陰で、私のすることはなにもありません。今の私の仕事は、まるで人形劇を見るかのように人々の生活を覗くことです。愚かな劇を見せてくれますよ、私が創った土くれの人形は……はははは』


 うはっ、こ、こいつ、覗き屋か!?性根が完全に腐ってやがる!身も心も変態野郎だ!断言する!こいつは創造神に相応しくない!


 汚物を見るような目で創造神を睨みつける。


「……ほう、その理屈だと、俺がアンタの所為で放置プレイ中に盛大に狼狽えたり、泣いたり、笑ったり、怒ったり、あんなことや、こんなことを考えたり、自家発電ができないのを無念に感じたり、精神崩壊して、発狂一歩手前になっていたのを見て笑っていた。そういうことか?アンタを認識できるようになった時の笑い声……あれは俺を笑っていたんだな?」


 奴の顔が見る見る青ざめてきた。実に分かりやすい反応だ。やはりそうだったのか。


『う……そ、それは……』


「正直に言うことをお勧めするぞ。俺は何時からここに居るんだ?それで、どれくらい放置されていたんだ?」


『そ、それは……その……』


 ダラダラと全身から嫌な汗を流す、自称、創造神。


「アンタの言うことには、俺はアンタより偉い存在らしいな。分かっていると思うが、嘘は言うなよ?もう一度聞くぞ?俺は何時からここに居るんだ?それで、どれくらい放置されていたんだ?正直に答えることをお勧めするぞ?」


 俺自身が自覚できるほどに威圧をぶつける。


 ゴゴゴゴゴゴ……


 この上も下もない空間に、地響きにも似た音が聞こえる。何処からか悲鳴が聞こえるが構うものか。


 真っ青になった奴は、悲鳴のように真実の時間を叫んだ。


『は、はいっ!3億年以上は経過しております!』


「さ、3億年以上だって!?その以上って端数が、とても気になるが、そんな長い時間、俺を放置していたのか!?」


『はい!あなた様が意識を回復するまで、2億年は経過しました!』


「お、俺はそんなに寝ていたのか?それよりも、俺は1億年以上もあんなところで放置プレイをされていたと言うことなのか?」


『はい、その通りでございます!あのまま永久に寝ていたら私も楽だったのですが、あなた様が目覚めてしまいましたので慌てました。尋常ならない強大な魂を保持しているあなた様に相応しい身体を探していましたが、私も現世の覗きに忙しく……いえ、創造神としての職務を優先する為に放置しておりました。しかし……』


「しかし?」


『あなた様が思考の深淵に辿り着き、魂が更に強大になりました。次元幽閉で放置するのも限界に達しましたので慌てて話かけたと……そう言うわけでございます』


 やはりこいつは放置プレイを意図的にしていたんだな!


 覗きに忙しいから、放置していただと?発狂寸前までいったのに、放置とは絶対に許せん!身体をくれたことには感謝するが、そもそも原因がこいつなのだ!


「なるほどね。アンタは確かに創造神だよ。ところでさ、さっき言ってたけど、自立支援システムとやらのお陰で、アンタの仕事は楽になって、暇だから覗きに精を出していたと言ってたよな。つまり、アンタが居ても居なくても、アンタが治める世界に影響はない……そう言うことだよな?」


『はい。私の部下の神々も暇を持て余しています。面白おかしく退屈しのぎの毎日ですな』


「ほう、退屈しのぎか?なるほどな。それはけしからんな。部下も覗きに加わっているとは、これは連帯責任だな。念の為に聞くけど、アンタぐらいの神様って死ぬことはあるのかな?」


『ははは……なにを聞くと思えば馬鹿馬鹿しいですな。例え死ぬような目にあっても時間さえあれば、必ず復活しますよ』


「時間?どれぐらいかね?」


『そうですね……完全復活に1000年ぐらいですかな』


「そうかい。ところでアンタは死んだことがあるのか?」


『さっきからなにを聞きたいのですか?私が死ぬはずがありません』


「へ~それじゃ不死ってことか?そいつは凄いな。ああ、そうそうアンタにプレゼントをあげるよ。まあ、色々世話をかけたからな。それにこんな素敵な身体もくれたんだ。俺を別の世界に追い出すように心がけてくれたことだしね……これは是非受け取って貰いたい。アンタが経験したことがない俺の心からのプレゼントを受け取ってくれよ」


『おお~、なにを貰えるのですかな?楽しみですな』


 奴は俺の真意を理解できないでいた。なにを貰えるのか期待を込めた目で見ている。それなら期待に応える為に、俺も精一杯のプレゼントの準備をするとしよう。


 俺は右手をニギニギして準備運動を開始する。中指と親指に輪っかを掛けるかのように円にする。指を弾いてビュンビュンと素振りを開始する。


 奴は不思議そうな顔をして俺に尋ねる。


『あの~……先刻からなにをしているので?』


「うん?これか?これはアンタにとびっきりのプレゼントの準備をしているのさ」


 怪訝な顔をしているが知ったことか。指の準備運動は完了した。後は思いっきり、ぶちかますだけだ。


『貰える物なら貰いますが準備がいるようなら次の機会にしましょうよ。ささ、貴方様は一刻も早く私の次元から立ち去って貰わないと困るのです。別の次元で好きなだけ暴れたら宜しいのです。さっさと行って下さいませんかね?あなた様はこの世界では邪魔で危険なのですから』


 こいつの神経を疑う。どうしてこんな酷いことを言うのかな?でも、これで完全に腹は決まった。俺はこいつを始末する。ケジメを取らせて貰うぞ。


「これはまた愉快なことを……言いたいことはそれだけか?」


『えっ?』


「アンタなあ、俺にあれだけのことをしたんだ。ケジメを取らせて貰うよ?それにだ、3億年以上もこんなところで放置プレイされていたということは、この地球上に俺の一族の血を引いた者はもう居ない。あの時点で俺は山田家の最後の一人だったそうだからな。それはつまり、今の地球は俺には関係がないということだ。そうだろう?」


『え……なにを言って……』


「アンタの頭をさっき覗いたらよ。ここ(・・)の1年は、地球では、1000万年らしいな」


『そ、それがどうしたと言うのですか?』


『アンタ頭が悪いだろ?あのな、3000億年以上経った世界に未練あると思うのか?それに今の人類は、ウミウシみたいな軟体動物どもが支配しているそうだな。あいつらは知能すらないだろうが。いったい何回、世界をリセットして創りあげたか知らないが最後はこれか?思考能力まで失くして、単に生活するだけの生物なんか創りやがって……アンタの性格がよく分かったよ。究極の面倒くさがりで無責任な俗物野郎だってことをな」


『う……くっ……』


「俺はね、例えアンタが管理する世界を滅ぼしても容易く元に戻せる。それはさっき確認したしな。そう言うわけで、このふざけたシステムをアンタごと消滅させても特に問題がないわけだ。そうだろう?」


『そ、そんな無体なことはこの世界を預かる創造神として許しません!』


「ほう。アンタ面白いことを言うなぁ……預かるか。で、何処の誰から預かっているんだ?」


『え、そ、それは……』


「まあ、それはいい。まったく興味がないからな。で、アンタになにができるんだ?もしかして俺をどうにかできると本気で思っているのか?アンタは許さないと言うが、俺の権能はアンタを遥かに超えているそうだな?アンタに俺のやることは阻止できないと思うよ?他ならぬアンタがそう言ったのだからな?」


『う、く……そ、それは……』


「俺の怒りのキーワードを連発したアンタが悪い。二度と復活できないようにアンタの権能を全て頂いておくぞ。アンタは俺の糧となって消えるんだ。1000年で復活できるだって?ははは、それは無理だ。未来永劫、俺の権能に賭けて復活など絶対にさせてやらないからな。さて、お待ちかねのプレゼントの内容だが、アンタも長いこと生き過ぎたな。不老不死で不滅のアンタに絶対の死をブレゼントしてやるよ。良かったな。ようやく死ねるのだから。存在そのものを無かったことにしてやるよ。大いに喜べ。この変態野郎!」


 俺はそう言い放つと、ゆっくり変態野郎に躙り寄る。奴は絶望に染まった顔をして逃げようとするが。腰が抜けて思うように逃げられない。


『ぐ……これはまさか本当に……い、嫌だ!そんな……』


 俺は奴の頭をムンズと右手で掴む。実に簡単に奴から全ての権能を奪い取ってやった。このようなことは自然とできることに驚いたが今はそれを顔に出さない。本当に便利だよ、思ったことができるなんてな。便利な権能だよ……。


「ははは、アンタから全ての権能を頂いたぞ。今のアンタは人間以下の無力な雑魚だ。後はアンタを完全に消すだけだな……」


『お、お許し下さい!あ、改めます!今後は……ぐあ!』


 ドッコ~ン!!


 んんんん!手応えあり!はははは!

 奴の額にデコピンをプレゼントしてやったぞ!


「……ふん。アンタは未来永劫復活することはないよ」


 充分な手応えを感じた。奴は頭を消し飛ばされ次元を突き破り、深淵の暗黒に飲み込まれて行った。この世界の創造神である変態野郎はデコピン一発で哀れな最後を遂げてしまったのだ。とてつもなく非常識な威力だよね?神を越えた者になったのだから仕方ないよね?


 悪趣味な覗きなんて神のすることではない。まして、それに夢中になって俺を放置した報いだ。身勝手も大概にして貰うぞ、この野郎!


 復活に1000年?冗談じゃない!俺が奴の言う超越神なら最大の権能を使って復活を阻止してやる。神力も権能も根こそぎ奪い取ってやったし、復活できるものなら復活してみろってんだ。


 さてと……何時までも未練がましくここに居ても仕方がない。さっさと異世界にでも行くか……あ、そうそう。忘れてた。


「おい!変態の部下ども!覗きに夢中になってないで仕事しろい!」


 でかい声で虚空に向けて怒鳴ってやった。さっきから多量の気配を感じていた。創造神の部下どもだ。俺と奴のやり取りを覗いていたんだろうな。俺の前に出て来る様子もない。ふん。とんだ腰抜けどもだ。


 さて、これでくだらないことはおしまいだ。別世界に興味がある。扉を開けてみるとするか。別の世界の創造神は変態じゃないことを祈るしかないか……。

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