↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

『プレスマンのように細い芋』

作者: 成城速記部
掲載日:2026/10/28

 旅のお坊さんが、武蔵国から越後国に向かう途中のことです。秋ごろのことでしたので、芋の収穫期で、収獲したての芋をふかして、お百姓さんが畑のわきで食べていました。旅のお坊さんは、お百姓さんに一つ分けてもらえないか尋ねましたが、お百姓さんは、村のお寺の和尚さんになら、分けてあげても、後日お礼がもらえるかもしれないけれども、旅のお坊さんに分けてあげても、何もいいことはないと思って、断ることにしました。普通に断っても諦めてくれそうにないので、このあたりの芋は、筆芋といって、筆のように、いや、あえて言うならプレスマンのように細くて、ほとんど皮なので、人様に差し上げることができるようなものではない、このあたりの者は、子供のころから食べているから何ともないけれども、よその方が食べると、必ずおなかを壊すので、意地悪を言っているわけではなく、差し上げられない、と言って断りますと、それなら仕方がない、と、旅のお坊さんは諦めて、立ち去っていきました。お百姓さんは、旅のお坊さんの姿が見えなくなったのを見届けて、改めてふかし芋を食べようとしますと、見たこともないくらい細くなっていて、食べてみたところ、見事におなかを壊し、その後も、この村では、プレスマンのように細い芋しかとれなくなったのでした。



教訓:施しの心がない者を懲らしめる話はよくあるが、報いが重過ぎる感が強い。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。