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ねくらのエッセイ  作者: ねくら


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悪口

僕は悪口を言うのが得意ではありません。


悪口を言おうとすると「お前が他人の悪口を言える立場か?」ともう一人の自分がブレーキをかけてきます。

社会で上手くやっていくには、悪口を言うスキルも必要だと思いますので、このブレーキは非常に困ります。


また、悪口ブレーキがかかると、さらにもう一人の自分が「良い子ちゃんぶってるんじゃないよ」と言ってきます。


僕はどうしたいのでしょうか?

どうなりたいのでしょうか?


自分を責める自分に酔っているのでしょうか?

でも、辛いのは間違いないです。

仮に自分に酔っているとしても、辛さの方が大きいので、続ける意味が分かりません。


なんなのでしょうか。


他者の悪口を言えば、反撃があるかもしれませんが、自分を痛めつける分には安全です。

他者からの反撃を恐れているのでしょうか?


そうかもしれません。

だから、安全な自分を責めることを選んでいるのかもしれません。


情けないです。

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