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ねくらのエッセイ  作者: ねくら


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27歳、子供

 社会は甘くない。分かっています。なので、僕は社会が怖いです。大人になったら、上手くやっていけると思っていました。しかし、27歳になっても、頭は子供のままです。周りの大人の顔色をうかがい、怯えながら過ごしてきました。そんな自分が情けないです。


 僕のような大人はどれくらいいるのでしょうか。自分を強く責める一方で、仲間が一定数いるはずだとも考えています。しかし、大抵の場合、仲間は上手く大人に擬態しています。なので、こちらから見つけることは難しいのです。また、僕は擬態すら上手く出来ない、不良品です。だから、真の意味での仲間は少ないかもしれません。


 僕はこのまま、大人になれずに死んでいくのでしょうか。それとも、成長が少し遅いだけで、いずれは大人に擬態するくらいのことは出来るようになるのでしょうか。そして、そうなった僕は、僕のままでいれるのでしょうか。大人になったら、もしくは大人に擬態が出来るようになったら、子供の僕は死んでしまうのではないでしょうか。


 もし叶うのならば、社会からドロップアウトしたいです。僕には上手くやっていける能力も自信もありません。しかし、社会からドロップアウトすれば、それは死を意味します。僕は死にたくありません。如何にも子供っぽい駄々をこねている様に聞こえるかもしれませんが、本心です。


 実際、僕は鬱病と診断され、1年近く休職をしています。もうレールから足を踏み外してしまっている状態かもしれません。大人に擬態すら出来ない僕に、ここから持ち直す胆力があるのか、疑問です。また、今の僕に未来予想図を描く力はありません。なので、先のことなんて正直もう分かりません。半ばやけくそです。それでも社会的に、そして実際に死ぬことは受け入れられません。僕は全てにおいて中途半端な人間なのです。


 どうしてこうなってしまったのでしょう。脳みその構造が悪いのでしょうか。以前、精神科の先生に鬱病の治療として、脳に電流を流すものを紹介して頂いたことがあります。それがどういったものか、詳しくは分かりませんが、脳の構造を治すことが出来るのであれば、試す価値はあるのかもしれません。


 僕は出来損ないです。親の育て方は合っていたと思います。恵まれた環境でした。だからこそ、悪いのは僕なのです。他の何者でもありません。僕が悪いのです。繰り返しになりますが、そんな僕は自分を殺すことが出来ません。自分が可愛いからです。恥ずべきことでしょうか。

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