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ねくらのエッセイ  作者: ねくら


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叫びと才能

この世には、叫んでいる人が沢山いると思います。


「辛い」

「助けて」

「私はここにいる」


ですが、その叫びは多くの場合、誰にも届きません。


誰かに叫びを聞いてもらうには『才能』という特別なフィルターが必要だからです。


絵を描く才能、物語を書く才能、歌う才能…


『才能』というフィルターを通してではないと、見向きもしてもらえません。


そして、僕も他者の叫びに対してはそうなのです。


僕も残酷な社会の一部です。


そんな自分が嫌いです。

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