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【プロットタイプ】喫茶店で駄べる二人

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

表情と口調と言ってる事が噛み合わない事ってあるじゃないですか。

其れが今此処で起きてます。

「鏡花、お前。昨日もケーキ食べたって言ったよな」

「あれは味のしないラーメンの腹癒せだから、ノーカンだよ」

「食った事には変わりねぇだろ」

俺達は今、都内某所の喫茶店に来ている。明治大正を思わせるレトロな店内で、俺は紅茶を、鏡花は紅茶とケーキを嗜んでいた。

元はと言えば年パスの元を取るために、博物館に行く予定だったのだが、俺の気分が変わった事と、此奴の体調が向かず、ただ座って語れるだけの時間へと変更になった。

そこで鏡花は死んだ目でケーキを食べる。値段相応のそこそこ大きめのケーキにフォークを入れる。

「食べたいなら、瑠衣たんも頼めば良かったじゃん」

「そうじゃねぇよ」

鏡花は周期的に偏食を行う癖がある。それは心的負荷が重なっても同様な様だった。そして今はどうやらその二つが重なっている様で、抑えが効かなくなっている様だった。

此奴に自覚は無いようだったが、傍から見て見ると、アル中が酒を求めているのに近い。駄目になっても、そうなる事を分かっていても絶えず手が伸びるその様は、自傷行為に近い。

何がそこまで苦しいのか。何がお前をそこまでおさせるのか。俺には分からない。分かるはずもないか、生涯掛けても経験する事がない痛みなのだから。

「……何? 心配してくれてんの? 優しいね。

男の人が今の私の苦しみを理解するのは生涯掛けても無理。だから無関心で当然だと思ってる。それでもこうやって気を使ってくれてるのを見ると、良い人だなって思う」

言葉の内容に反し、表情も、声色も、優しさが伴っていない。取り繕えていない其れは、此奴の素を表している様だった。

誰にも期待せず、過度な理想を持たないからこそ、評価が必然的に上げる。此奴が人を好きになる手法だった。

此奴、人間に対して求愛行動する癖に、電池が切れたら豹変するから、周りが戸惑わせる事もあったんだろうな。それとも建前でどうにかしていたのか。

「はぁ、ままならない。可愛子ちゃんした方が良い?」

「あ? ウザ絡みされないだけマシだわ」

「やっぱ瑠衣タンやさしーわ。草生える」

そー、聞いて下さいよぉ!!

(小学生がお母さんに本日あった事話す、なんかちょっと気になる事があって、友人や先輩に話す声のトーン)


動画漁っていたら、かわちぃネイルをしていたお姉さんが居て、頑張ってやりくりして生きてたんですぅ!!

そしたら『ネイルする金も節約しろよ』って言ってて、『これぐらい良いじゃん!!』なんて思ったんですよ。


え、死ぬほど節約して、働いて、娯楽何もなくて、そこまでしたら、『自分、何のために生きとるん? 社会の養分になる為か? うちは御免じゃけん』なんて思ってました。


私はお洒落一切興味無い代わりに、食べて消えるもの全ツッパなんです。

其れが消えたら多分私、発狂する。

『社会の養分になる為に働いてるのと違うん!! そんなん

劣化版AIと変わらん!!』なんて思ったんです。


まぁでもさぁ、お洒落とか興味無い、または其れを別のところに使いたい人からしたら、それさえも無駄なんだろうな。

そういう人には一生縁がないから、その人の気持ちとか全然分からないんだろうな。

と思ってこの話書いてました。


普通は寄り添えなくて当たり前。だって当事者じゃないんだもん。どれぐらい好きかとか、お金掛けたいかとか、分からないもん。

だから人の気持ちに寄り添ってくれる、汲んでくれる人って当たり前じゃないし、有難い事なんだよ。って。


字ズラ的にテンションめっちゃ高いですが、今の私の表情筋は死んでるので、『何こいつ』みたいな顔してます。

でも、寄り添ってくれたり、共感してくれた人って、それだけ自分の心を救ってくれてるんですよ。

だからその借りを返す為に、普通はもうちょっと表情動かします。


この話が一番のキモ。

言ってる事は全部本心なのに、表情も、口調も全て死んでるから、本心に見えない。

だから最後の鏡花。

今の私で君の機嫌を損なう事があれば、ちゃんと可愛子ちゃんした状態で接するよ。

其れが自分が出来るお礼だよ。って。


でも瑠衣は遠回しに『気にしてない』と言ってる。今の取り繕えてない自分にも気を回せてる。

やっぱり貴重で『優しい』存在。

という話。

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