膝枕
主人公ー∑(O_O;)ビクッ
あれから3日経ち俺達はバス停で集まることになっていた。朱菜と俺は後草道を待つだけだった。今の時刻は、5時ちょっと流石に早かったのか…朱菜は首を前と後ろに傾けることを、繰り返していた。
「朱菜…大丈夫か?」
心配して聞いてみると…
「…う〜ん…日暮君…えへへー…スピー…」
「あ…ダメだこりゃ」
仕方ないのでスマホでゲームをしようと思ったその時…周りからの熱い視線と肩に若干だが重みを感じた。通りゆく人が俺を見てヒソヒソと話しながら通りがかる…それは気にしないのだが…肩が重いのは気になるので…重みがある肩を見てみると朱菜が肩にしがみついて寝ていた。皆は多分静かにするか耐えるかのどちらかを選ぶはずだ。だが俺は、こんな経験が無いうえか耐えきれなかった。
「ちょっ…あー…もう!」
でもココで起こしたら恐らく昼まで持たん。そんな事を考えた俺は少々しゃくだが…
「あのっ………膝枕してやるよ…」
「えへへーありがとう……スピ〜」
俺はドキドキした。何故なら女が俺の膝を怖がらす枕にするか?おそらくしない。というか女で朱菜だけ唯一怒鳴れなかった。それどころか…寝ている朱菜の横顔が愛くしかった。だが…時間は有限だ。でもならべく今のタイミングで来ないで欲しかったもんだな………草道 蓮よ
「よっす…全員いるかってんーーーー?」
草道に膝枕をしてるって言って言ったら一溜りも無い。でも見られてしまう。そんな俺の状況を無視してこんなことを言ってきた。
「…中指立ててイイ?」
これもいつもの事のなので
「あっ?文句あるなら…挙手な」
楽しい1日が、始まる瞬間だった。
…主人公に、嫉妬した人は挙手で\(^o^)/