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懐中時計と5つの約束  作者: 穂先ロア
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出会って…知っての繰り返し

入社式が終わり…すぐに仕事に入った。俺は、自分のディスクの椅子に腰をかけ…パソコンを起動する。それから五分は経過しただろう。中年の男性が入ってきた。その男性は眼鏡を掛けながら

「お!やってるやってる!イイネ〜」

と言いながらちょっと豪華そうに見えるディスクの椅子に腰をかけた。そしてその男性も…パソコンを起動する。正直に言おう…めっちゃ話しかけずらい。 気軽に話しかけてくれ とか言われたが…まさか自分より歳上で声的に「怒らせたらいけない人」と仕事なのかと思うと少し気まずい。そう感じてたその時…草道が来た。

「おっくれましたー」

はい…騒がしくなると思いきや…

「お!コレで立役者が揃った揃った!」

と中年の男性は言った。その後にこの部署が、どんな場所か知った。どうやら「商品製作部門」らしい…説明を受けた後中年の男性は名前を教えてくれた。

「烏間 邦明だ…よろしく!」

アレ?この人…割とユーモアが多いお方?と誰しもが思ってしまう。自己紹介をされた後烏丸さんは、俺と草道に確認をする様に質問をしてきた。

「確か…草道君と日暮君だね?同じ高校だったんだなぁ〜?」

そう聞かれ…俺が言おうとした時

「いえいえ!中学からずっとっス!」

草道が、言葉遣いがなって無い口調で言った。俺は内心ビクビクしながらこう付け加えた。

「は…はい…中学からずっと一緒で…アハハ…」

恥ずかしさと恐怖が俺の身体を襲う。大丈夫か?と思っていたら…

「となると…なおさら連携プレーが出来るな!…ココは連携大事だからさ笑」

笑いながらそう言った烏間さんの声は、清々しかった。


仕事もある程度進み…休憩になった時に俺は、自販機に行った。高校時代から飲んでいる缶コーヒーを買う為に…そこには烏間さんもいた。

「お!日暮君…君もなにか飲むのか?」

そう言われると…俺はいつも飲んでる缶コーヒーがあるか確認しながら…

「そうですね…よくこの缶コーヒーを飲んでます」

そう言った。すると烏間さんはちょっと遠くを見つめてこう言った。

「奇遇だな…俺もだ」

俺はこの時点で、察しがついた。烏間さんは恐らく「真面目さ」と「お茶目さ」があると…その時気づいた朱菜や草道と出会った時も「出会って」…「相手を知る」が最初に行った事だと…

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