夢とかのだべり、一個目
ほとんどの人は、寝ると夢を見ることがあると思う。人、というか大体の生き物は寝ている間に夢を見ているのではなかろうか。
例えば、横になって寝ている犬が急に全力疾走するという、結構有名かもしれない海外の動画があったはずだ。何かを追いかけている夢なのか、何かから逃げている夢なのかは分からないが。あと船を漕ぐ子猫とかいびきがすごい馬とか色々あって面白い。
あ、これは夢関係ないな。
そんな夢だが、私はほぼ毎日見る。というか、うつらうつらしている時でも、うっすらと夢を見てしまうのだが、そんな夢に関するお話をしていこうと思う。
何故夢を見るのか、と色々な説があったりするが難しいことは分からないのでどうでもいい部分だ。私にとって重要な部分は、どんな夢を見ることができるか、ということ。毎日見る、という所から察する人もいると思うが、私は夢の内容をほぼまるっと覚えている派なのだ。といってもその日の調子次第ですぐ忘れたりするのだが。
そんな夢だが、ここで最近見た夢をちょっと書いてみようと思う。
あぁ、最初に言っておくが、突っ込み所しかないので注意されたし。
まず、他人の家を自分の家のように扱っている所から始まる。
ははっ、既に意味が分からないだろう。私も分からない。で、夢の私は何をしているのかというと、学校へ行く準備をしているのだ。もちろん、私は学校なんてとっくに卒業しているのだが、夢の私はどうしても学校へ行かなければいけないと思っているようだった。
準備のために他人の家の中をうろうろしているときにふと、こたつのような何かの上にある時計に気づいた。そういえば時間を確認してなかったな、と思ったようでまじまじと見ると、時刻は15時を過ぎていた。
ふぁっ!?
そこから始まる、ドサクサ妖精の乱舞。
えっ、15時!? やべぇ! 遅刻する! かばんはどこ!? ない! どこよ!?
体育あるから体操服もいるんだけど! どこ!? やばいって! 遅刻する!
そして、他人の家の中を走り回り、夢の私の家族にかばんの場所や体操服の場所を聞きまくりながら、ずっと慌てるターンが続くのであった。その後のことはよく覚えていない。
うむ、滅茶苦茶である。夢だから仕方ないね。
こんな感じで、毎日色々な夢を見ている。夢の内容によってはネタにして笑いを取ったりできもするし、普通に面白かったり楽しかったりするから寝るのが待ち遠しいという気持ちもありはするのだが、良いことばかりでないのが玉にキズなのである。
何故といって、夢の内容によっては、リアルの体にしっかりと影響が出てしまうのだ。
上に書いた、遅刻する系の夢を見た場合は、楽しくないしうざったい類の夢になる。遅刻する、ということは、物凄く焦っている状態であるということに他ならない。心臓はバクバクし脈拍は速くなり、息が上がって体温も上がり、然るのち汗まみれ、といった状態な夢の私なわけだが、それが寝ている現実の私に、そっくりそのまま現れるのだ。
つまり、汗だくで焦燥感一杯の状態で朝を迎えることになるのだ。
凄まじく不愉快である。
よく分からないと思う人がいるかもしれないので、ちょっと例を出してみよう。
朝、目が覚めてふと時間を確認すると10時だった。しばらく見つめて「あぁ! 仕事(学校)が!!」と叫んだり思ったりしたすぐあとに、「あ、今日休みだった……」なんて経験をしたことはないだろうか。
一気に心拍数が上がり、体中から変な汗が出るのとほぼ同時に現実を認識して安心すると、体が冷えて汗が気持ち悪い、そんな感じのようなもの。
ほんと、遅刻する夢なんて見たくないのに、そこそこ頻繁に見るから嫌になる。なんというかもう、やべぇ! っていう感情しかないし、あの焦燥感をたびたび味わうのがつらい。ということで、もうやめてあげてくださいよ脳みそさん。
そんなこんなで、夢とかのお話。
続きはするが、すぐに終わる。