なろうの都市伝説「最適化された物語の長さ」を検証してみた その四
前回の続きです。
本当にしつこいな?
本当にそれだけ重要なんです!
一部の例外を除いて、物語の長さ(間隔)は、短めにするべきでしょう。
いろいろ理由はありますが、作者的にも意味はあります。
一、長過ぎると、書いていて苦労する。
息抜きのタイミングが、得られない点が挙げられます。
短編形式だと、十話程度書いて、きちんと休めます。
対して長編形式だと、二十話程度書いても、きちんと休めません。
二、長過ぎると、書いていて修正できない。
話を修正するタイミングが、得られない点が挙げられます。
何しろ、読者が話の展開を気に食わなくても、すぐには終わらせられません。
そのため、長編に突入すると、下手すると「エターナル」します。
ネタではなく、実際、上の二つの落とし穴にはまりました。
具体的には――
第三部第一章の終了時に、盛り上がったから話を終わらせるべきでした。
その後、必要なら、また別の話を始めるべきでした。
こうすれば、ギリギリ短編形式に留まるからです。
しかし、実際は起承転結の「起」を終わらせただけです。
そのため息抜きできないし、方向修正できないし、散々苦労したのです。
さらに――
最悪、長編形式では、作者の能力を超えてしまう可能性があります。
実際、そういう状況に、幾度も陥りました。
先は長い、先はまだまだ長い、と。
それはともかく――
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
それでは、次の機会に!




