なろうの都市伝説「最適化された物語の長さ」を検証してみた その二
前回の話に絡んだ検証です。
長編はまずい、というのは間違いありません。
何しろ、長編になると、それが終わらない限り、評価を貰えないからです。
たとえ第一章終了時に、一区切りついていても、評価を貰えません。
当たり前ですよね、読者からすると、判断できる段階じゃないんですから。
それはつまり――
長編に突入すると、終了するまで読者を、引っ張る必要が出てくるのです。
実際――
検証に利用している作品、
「最強無敵のチート魔物使い」
の第三部が、これに該当します。
第一部、第二部と違い、完全に長編です。
それに突入以降、ポイント評価をほとんど貰えていません。
読者からすると、評価の機会を与えられないからです。
大量のポイント評価を得られるのは、第三部終了時です。
推奨できるのは、短編構成ですね。
部を短編として、十二話前後で起承転結の話を作り上げます。
そうして、イベントを挟みつつ、進めて終わらせます。
これなら、読者も満足できるでしょう。
そうして、部の終了時に評価を貰うのです。
今更ですけど、第三部の長編はまずかった、と本当に思います。
かといって、なかったことにはできません。
やるとしたら、仕切り直しでしょう。
第三部終了時に、一度話を完結させる。
そうして、続編として短編重視の作品を作り上げる。
あるいは、第三部を再構築して、それこそ外伝として切り離す。
いずれにしても、遣り残したことはありますから、終わらせません。
正直言うと、キャラクターに愛着があるのです。
そのため、今後とも書き続けるつもりです。
それはともかく――
読んでくださって、ありがとうございます。
それでは、次の機会に!




