なろうの都市伝説「スタートダッシュ」を検証してみた その三
スタートダッシュに絡んだ話になります。
これについては、書くべきかどうか迷いました。
はっきり言ってしまうと、デリケートな問題だからです。
むろん、わたしや皆さんには関わっていません。
関わっているのは、「スタートダッシュ」を決め込んだ人たちです。
そういう人たちの作品を検証すると、いろいろ判明しました。
最近、投稿されたばかりの某作品が、すごいポイントを獲得していました。
すごいなぁ、と思い、調べてみて、びっくりしました。
数日間、しかも三万文字程度、しかし一万ポイント近い!
どこをどう見たら、この作品にそれだけのポイントがつくのだろう?
そう思ったのは嫌味ではなく、興味です。
それを知れば、わたしの作品も人気になる、と思ったのです。
そして、アクセス解析をしました。
結果、愕然としました。
なぜなら――
わたしの今書いている作品、
「最強無敵のチート魔物使い」
という異世界ファンタジーがあります。
この作品のアクセス解析を見ると、わかるのです。
その作品の異常さが!
何しろ、初日からアクセスがたくさんあります。
もちろん、まったくのゼロにもかかわらず。
さらに、本来、減るアクセスが、なぜか増えています。
普通、後の話になるほど、緩やかに減っていくのに。
そして、ランキング上位に入る前日、最終部分のアクセスは――
第一部分の三倍近くになっています!
その人たち、どこから現れたのでしょう?
むろん、たくさんの友人がいれば「スタートダッシュ」は可能です。
友人に頼むことは、規約違反ではないからです。
ですが、実際問題、そんなに友人いますかね?
それも、自分の都合のいいように行動してくれる、暇な友人が?
結論から言えば、その作品は――
限りなく黒に近い、灰色でしょう。
ちなみに、そういった「灰色作品」は結構存在します。
そういった作品は、似たようなアクセスとポイント推移をしています。
ちなみに、そういった作品の中には――
作者がランキング入りした時以上のアクセスが、初日にあるものも多いです。
最終部分に至っては、第一部分の数倍以上ですよ?
あんたたち、いつ人気ジャンルの上位に、ランキング入りしたんだよ!
むろん、「灰色作品」を暴き出せ、と言っているのではありません。
作者も、読者も、注意して見守るべきだろう、と言っているのです。
いずれにしても、アクセス解析は便利ですね。
いろいろ書きましたが、人気のない作者のひねくれ、とでも思ってください。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
それでは、朗報を届けられるように、小説を書き続けます。




