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ラプラ  作者: Mayuri.
2/2

アルマ高等学校

ユカリはアルマ高等学校に潜入捜査官として潜入。

そんな中、クラスのリーダー格から

「お前は下民か?地位はあるのか」

と聞かれー!?


ユカリの地位が明らかになる!

2アルマ高等学校


チャイムの音が鳴り響く。


ここはアルマ高等学校ー。

アルマリ帝国の中にある、大きな高等学校だ。ユカリはアルマ高等学校に潜入捜査していた。

「転入生のユカリ・フルワーネさんです。皆にご挨拶を」

担任のミシェタが言う。因みにミシェタは女だ。

「はい。ユカリ・フルワーネです。宜しくお願いします」

クラスメイトから歓喜の声や、「地位は!?」との声も聞こえてくる。

「皆、地位とか聞いちゃ駄目よ。自分たちがアパネ(普通の平民より上の位。アルマリ帝国は地位で決まる)だからってユカリさんとは同じなのだから」

「ちぇっ。アパネじゃない奴は下民だよ、先生」

そう言ったのはクラスのリーダー格だ。

「こら!辞めなさい。ユカリさん、ごめんなさいね」

「いえ、大丈夫です。私の地位はリルラ(リリカと同じ地位。リリカは王に仕える者、ユカリは王に仕える潜入捜査官)なので」

「えぇ!!??」

クラスメイトが一斉にざわつき、中にはひれ伏す者、握手を求める者までいた。

「ユカリさんはリルラです。皆とは立場が違います。何かあったら女王陛下マリア様が許さないと思いなさい」

ミシェタは言い、ユカリを席につかせた。

(何故リルラと言わなければならなかった?皆は多分私のご機嫌取りになるだろう。女王陛下に仕える為に。でも駄目だ。私とリリカがリルラなのだから。他の者には任せないとの女王陛下のご命令だしな)

ユカリはそう思いながら溜息をついたのだった。


昼休み。

各クラスからユカリを一目見ようと人が多く集まっていた。

「おお!噂のリルラの子だ!」

「俺、ユカリ様の彼氏になったら女王陛下に会えるかな!?」

「気に入られなきゃ!」

色々な会話が聞こえてきた。

ユカリはその頃、クラスメイトに話しかけられていた。

「ユカリ様、どうしてこのアルマ高等学校に?」

「ユカリ様、女王陛下はどういう感じなのですか?」

「ユカリ様、勉強などは」

口々に「ユカリ様」と皆が言う。ユカリは潜入捜査官だ。女王陛下の命令を推奨出来ないまま1日が終わりそうだった。ユカリはそれではいけないと思い、席を立ち、静かに教室から出て行った。

「うわ、あの子がリルラの子!!美人だし超タイプ」

「ユカリ様は何処に行くんだ!?」

皆ユカリの後をつけようとしたが、ユカリはもう廊下から消えていたのだった。

次回もお楽しみいただけたら幸いです(◍´͈ꈊ`͈◍)

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