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閑山自撰詩篇

作品を時刻0分にアップするバカ

作者: 竹井閑山

そうです それは私です

いや あなたかも知れません

毎時0分ちょうどをねらって

実行ボタンをクリックする愚

なかでも誰が一番最初に

アップするかを競い合う

不毛なレースは愚昧のかぎり


勝った負けたで一喜一憂

午前三時に午前五時

弁当箱の蓋を開ければ

貧者のパンが干涸びてます


されども酒井雄哉阿闍梨は

戦争中での体験を

こうふりかえり申されました

アメリカ軍機の機銃掃射に

みな森のほうへ逃げたんだがな

一番足の速い男が

背中に弾受け死んじゃった


そうです サイトTOPページの

新着作品紹介欄は

遅く羽ばたく作品のほうが

滞空時間を保てるのです


さあ 今日も

なるべく長くページにとどまり

よりたくさんの読者の目に触れ

叶わぬことのみ多き糊口を

凌ぐよすがといたしましょう


なんてことを思っていたら

みなさん予約掲載の

日時指定を使ってたのね

一人相撲を取ってましたわ


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― 新着の感想 ―
[一言] 通りすがりです。 読んでみて思ったのが「あー確かに」でした。 私も00分に投稿しているんですが、今日からは01分に投稿したいと思います。 なんか読んで良かったって思いました。 ありがとう…
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