魂、学ぶ。
魂は、色々なことを神に教えられた。
自分の使命を。
戦闘の技術を。
その世界の常識を。
感情とは、好意嫌悪とは何かを。
混じり物を探す方法を。
騙し、騙されぬ表情の作り方を。
神は仰った。
「コンよ、これ等を駆使し、混じり物を、異物を消すのだ。
もし全ての混じり物と異物を消すことが出来たのならば、お前は全てに好かれるであろう。」
好かれる。それは良いことだと、神は仰っていた。
だが自分は、神にだけ好かれていればそれでいい。
そう思うと、神はクツクツと笑い、仰った。
「そうか、そうか。ならば、私は愛してやろう。何度輪廻を回ろうと傍においてやろう。
だが、それは全てを終わらせてからだ。」
愛する。それは「好く」の最上級だと神は仰っていた。
神はいつも自分に仰る。いい子だな。よくできた。『大好き』だぞ。と。
その時、なんだかふわりとした心地いい感触に包まれる気がする。
そうか。あれがもっと気持ちよくなるのか。
ならば全ての混じり者を消してやろう。
神は仰っていた。
「異物を消せばそれで終わりだ。
だが、少しずつ混じり物を消していくのも良いだろう。
私の作ったものはお前を好くだろう。混じり物はお前を嫌うだろう。
だから、お前を嫌う者に近づけばいい。そうすれば次第に混じり物は減っていく。
……うん?近づくだけでいいのかって?ああそうだ。
出来るに決まっているだろう。そのように、何者でもない、この私が!作ったのだから。
最悪これで叩けばいい。ただし、あまり多用するな。異物はこれで叩け。ぶん殴れ。」
そして、軽くて赤いハンマーを貰った。これで戦うのか。……これで?