僕の道化師
後書きにHappyEnd用意してます。
もっとグロい感じにしたかった。
へらへら笑ってる、まるで道化師。
けして「表情」に出さない、彼女。
彼女はそう、僕の幼なじみ。
彼女は、ある日僕に言った。
「表情に出ないの」、と。
へらへら笑って言った。
彼女は、笑い続けた。
苦しくても。
辛くても。
怒りたくても。
泣きたくても。
僕が見ている中ではずっと笑っていた。
そんな中、ある日彼女がついに泣いた。
「私はいらない」
そんな事はない、という僕の手を弾き彼女は走った。
勢いのついた彼女の身体は、ガラスをも割り、まっ逆さまに落ちていった。
灯油ストーブの独特な臭いが渦巻く教室を、道化師は嘲笑う様に消えていった。
+HAPPYEND(?)+
落下していく瞬間彼女の手を、僕は掴んだ。
驚いた彼女は目を見開いている。
一緒に笑おう。
僕は微笑んだ。
道化な彼女はもういない。
こうして喜怒哀楽が顔に出る日が来たのだから
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ごめんなさい、どうしても2つのENDが書きたくて。
道化師ってかなしい響きがあるのは私だけですかね?
読んでくださってありがとうございました!