─〔 終 〕─『The Bonus<オマケという名の妄想か!?>』#α
閑静な住宅街の一角、茶色くくすんだ木で立てられたログハウスのドアが揺れる。
「いらっしゃいませ」
店員の歓迎の言葉が聞こえ、周りを見渡してみると、人は一人もいない。店の中には、アンティーク調の丸い机が一つ、向かい合って置かれた木の椅子が二つ、置いてあるだけだ。
私は手前の椅子を引いて、客人を待つことにした。その間、かばんからちょっとしたノートを出す。そして、一人しかいない店員に、大好きなカフェオレを頼み、ゆっくりとした時間をすごした。
「いらっしゃいませ」
また店員の若い声が響いた。今度は深く低い鈴の音が同時に聞こえる。入ってきた少年が、
「あ、熊よけの鈴だ」
と、言ったのが聞こえた(店員は思いっきり「違う!」という目で少年を睨んでいたが)。
私は声のした方を見て、微笑みかける。
「お疲れ」
私の小さめの声が聞こえたのか、少年はこっちを見て飛び切りの笑顔を見せてくれた。
「作者も、お疲れ!」
意地悪そうな笑顔で、敬礼のしぐさを少年はとった。
「うぶっ」
鼻に痛みを感じて顔を上げてみると、テレビ越しで笑っている某アイドルグループの爽やかな笑顔があった。
本日、三回目のうたた寝にして、変な夢を見た私であった。チャンチャン(何かの効果音)。
作者(以下、作)「てな感じでね、夢を見たんだよ君らの!」
尭良「そんなこと知るかー! 大体なんで最初が物語り調なんだよ?! てかあんたの持ってたノートはなんだったの!?汗」
作「あはは〜」
尭良「だぁ! 横見てごまかすな! もう俺、引くわ……」
作「自分も自分のやってることにドン引きでぇす(笑」
尭良「自分で笑うな! むなしいわっ! ったっく〜。で、俺を呼び出したわけは何?」
作「えっとですねぇ……。『作者とキャラの面白い対談企画ぅ、パフパフ』がやりたかっただけです」
尭良「……何話すの?」
作「さあ? 『読者の皆様がもし、キャラに関する質問をくれたら』というなんとも無謀な条件付の企画だから」
(数秒間の無言が続きます)
尭良「お前、出直して来い」
作「了解であります!」
こうして作者、ineaの密かな企画は終わりをつげた。




