宝物の答え 歪な栞
「はい!これ、おとうさまたちにあげる!おかあさまといっしょにつくったの!」
「これをアリアが作ったのか!?」
「すっげ!器用なんだなぁ!!」
「二人共気持ちは解るが御礼が先だろう・・・ありがとうございます、姫様」
「しかし、三人で一つか・・・」
「あ、・・・そっか、さんにん・・・・・・」
落ち込んだ様子のアリア。三人いる、ということはすっかり頭から抜け落ちていたらしい。
「あああ、姫様、みんなで!使いますから!ね!?」
「そそ、そうそう。大丈夫ですよ!」
この後、アリヤが帰ってから余計な事を言うな、と二人から説教を受ける羽目になった。
しょうがないだろ。気付いたら口から出てたんだよ。とはいえ、王として、思ったことをそのまま口に出す、というのは流石にマズイ。どうにかしないとな。
K.
N,とか言って、また姫様の落ち込んだ顔を見たくないだけだろ!
S.お前はまず、考えてから喋る癖を付けろ。
最後の二行は、余白に書かれていて、それぞれインクと筆跡が違うようだ。
王達の日記より抜粋
番外編スタート。
本編に出てきた栞のお話です。




