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告白の延長線上


 勉強を教えてと友達に頼まれたので、好きな人を紹介することにした。


 彼とは週に一度、図書室で勉強会をしていた。

 といっても、成績の悪い私に彼が勉強を教えてくれる形だけど。


「今日は友達をお願いしたいの」


 一方的に告げて、逃げるように図書室を後にする。

 振り返った時に見えた、彼の睨むような視線が怖かった。



 あいつ教えるのへたすぎ、と友達から夜に連絡が来て。

 翌日、早めに登校すると既に彼が自席に座っていた。


「なんだよ、昨日の」という説教から始まった彼の話は、チャイムが鳴る寸前まで続いた。


「つーか俺、人に勉強教えるの嫌いだから」

「え? でも私は」

「好きじゃなきゃ教えてねーよ」

「……え?」

「は? あ、違っ……違わないです」


 しまったぁ、と顔を赤く染めた彼が項垂れた。

 困惑で呆然としていたが彼の赤い耳を見て、慌てて口を開く。


「私も」


 好きと言おうとして、チャイムが鳴った。

 告白の延長戦は、放課後。


 今日、臨時勉強会でもしない?

 

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