名も無き少女の罪と罰 5 火刑
鬼ごっこで外に出た罰としてバラバラにされた少女はその後、大人達になぶり殺しにされた。少女を捕まえられなかったせいで全員爆殺されたため、怒りと憎しみが増し少女を2、3回殺しても狂気は収まらなかった。
「や、やべでぇ、ごめん、なざい…」
両手両足の指は切り落とされ、歯を全ておられボロボロの少女。
何度も刃物で刺され大量の血を流し、魔法で徹底的にいためつけられた。
大人達は「あの忌々しい偽物の聖女が!!」と口々にしており、誰の事か少女にはわからなかった。
怒り狂った大人達はひたすら非力な少女を何度も殺した。
しかも、亡者達が大人達に拷問用の道具を与えたため想像を絶する苦痛を味わいながら何度も死と蘇生を繰り返す。
(いやだぁ、生き返りたくない…死にたい…しにたいしにたいしにたいしにたい…)
少女を殺している間は亡者からの遊戯がない。
少女にとっては地獄だが大人達にとって天国だった。
「はぁはぁ…おい、磔持ってこい!!」
十字架の磔が用意され少女がつながれる。そして、かつて人々に騙されて処刑されたジャンヌと同じようにボロボロの衣を着て無惨な姿で火刑に処された。
「あつぃ…苦しい…痛い…」
「「わぁい!! わぁい!! もえろ!! もえろぉ!!」」
「「うそつきな、せいじょなんてもやしちゃぇ!! 」」
燃やされていく少女を見て亡者達が笑う。
業火に焼かれている少女は自分を痛めつけ安心している大人達と、笑っている亡者達を見て悟った。
この世界で自分を助けてくれる者は一人もいないと。
亡者の一人が白いローブを着て少女に向け叫ぶ。
「さぁ、偽りの聖女よ!! その穢れた魂を地獄の底に落とすがよい!!」
亡者が女性の声を真似て少女を糾弾する中、少女の体は灰と化した。




