名も無き少女の罪と罰 1 暴食地獄
ジャンヌを陥れた国王ブオウと民衆が堕ちた暴食地獄。
巨大豚たちが罪人たち調理し、逃げても豚に名前を呼ばれ引き寄せられ逃げ場がない。
「いやぁぁぁ!! だしでぇぇぇ!! だれがぁ!! だすげでぇぇ!!」
調理される人々は瓶の中で既に心が壊れ生きた屍と化している。その中で一人だけ瓶に入れられた青髪の小柄な少女が泣いていた。
「あ、あぁぁ…」
ボロ布を着た少女は近づいてくる巨大豚におびえて声が出なくなる。
少女には名前も記憶もなかった。気づいたらこの地獄におりこれまで終わりのない過酷な責めを受けてきた。
「い、いたいのはいや…死ぬのもいやぁぁぁ…きゃぁ!!」
巨大豚が少女の入った瓶を持ち粉砕機の前に立つ。巨大な歯車が大きな音を立てて回転し、瓶の蓋が開けられる。
「い、いやぁぁぁ!! たすけでぇぇ!! いやだぁ、いやだぁぁぁ!!」
瓶が逆さまになり少女は必至に瓶の口にしがみつく。魔法も使えずしかもやせ細った腕では長くつかまることはできず少女は粉砕機に落ちた。
グチャ、ギチャ
「いぎぃぃぃぃ!! だ、だずげげでぇぇl!! いだぃ、ぃだぃぃぃぃ!! だずげでぇぇぇ、だずげでぇぇぇ!!」
粉砕機に足の骨も肉も砕かれる。
「ぐげぇぇぇ!! こ、ごろじでぇぇぇ!! は、はやぐぅ、ごろじでぇぇえぇ」
上半身や腕まで砕かれ逃げることができなくなり叫びが「助けて」から「早く殺してに変わる」だが、巨大豚たちは少女を一秒でも長く苦しめるため歯車の回転を遅くした。
ゆっくり、ゆっくりと少女が顔だけになっても回転をより遅くしてからやっと少女は死ぬことができた。
だが、少女は再び瓶の中で蘇る。
「お願い死なせて…もう、ここにはいたくない…ひぃ!!」
どんな悲惨な死に方をしても蘇り、また悲惨な死を繰り返す。
巨大豚は少女の入った瓶を取り、今度は底の深い鍋の中に入れる。
「あづぅ!! あじぃ!! 熱い!! 」
鍋の底には少女の足首まで熱せられた油が入っていた。ひたすら両足を上げ下げし熱さから逃れようと無駄な足掻きをする。
そこに頭上から一本の白い糸が落ちてきた。すかさず糸をつかみ上がろうとしたが。
「あっ!! す、すべって、あがれないっ!!」
糸は油がたっぷり染み込んでいて手から滑ってしまう。しかも、糸を引っ張ると鍋の上に置いてある油の入った瓶の口が開き、油がどんどん少女のいる鍋に溜まっていく。
「あぁぁ!! あづぃ!! 熱いよぉぉぉぉ!!」
必死に逃れようと糸をつかめばつかむほど鍋に油がたまっていく。足元までしか溜まってなかった油は少女の首元まで溜まり少女はそのまま高温の油に熱せられたまま死んでしまった。




