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我儘三姉妹4 暴食三女ドロ 口にしたものは全て腐りそれでも詰められる。

 屋敷が地獄に覆われる前、地下には三女のドロのために作られた厨房があった。


「くちゃ、ぺちゃ…ごくっ」


 小柄だが大食漢の彼女はひたすら食べ物を口にいれ続けた。とても貴族令嬢とは思えない音を立て床には食べこぼしの山ができていた。

 ドロの周りには鎖につながれた奴隷たちがおり、ひたすら料理を作り運びを繰り返す。


 奴隷たちはろくに食べ物もあたえられず限界だった。床の食べこぼしをこっそり食べても奴隷たち全員には行きわたらなかった。我慢できず、ドロに運ぶ料理に手をつけてしまった奴隷もいた。


「ぐぇ!!」


「や、やめてぇ、もう何日も食べてないのぉ!!  」


 痩せ細った奴隷たちがこん棒を持つドロに許しを請う。


「うるざぃ!! よくも私の食い物をたべたなぁ!! あんたたちは床のゴミでも食べてろ!! 


 ドロは料理に手を付けた奴隷を魔法やこん棒を使い殺してしまい、奴隷たちは鎖と恐怖で死ぬまで暗い地下厨房で働き続けた。


「おいしいものは全部私のだぁ!! 奴隷にも馬鹿姉どもには一切渡さない!!」


自分だけの世界である地下厨房で叫ぶドロ。世界が地獄に包まれ、暴食女にも地獄の制裁が起きていた。




「くちゃ、ぺちゃ」


「んぅ、おいしぃ!!」


 地下厨房にて奴隷たち苦痛の記憶から生まれた亡者たちがひたすら料理を貪っていた。

 

「くそぉ!! おまえらっ!! 私にもその食べ物をよこせぇぇぇ!!」


 厨房の端にて鎖につながれたドロが叫ぶ。空腹で鎖を揺らしながら亡者たちに食べ物をよこせと叫ぶが無視されてしまった。魔法で攻撃しても亡者たちには傷はない。


「おなか、すいたぁ…にく…」


 お腹の音を響かせドロは目の前で貪られていく料理を眺めるしかできなかった。

 かつて空腹で苦しんだ奴隷たちと同じ状況になったドロだが、彼女は奴隷たちよりも最悪な状況だった。


「にく、にく…」


 こん棒でひたすら床を叩いて食事を要求していると、亡者たちがドロを見る。


「「「うるざぃ!! よくも私の食い物をたべたなぁ!! あんたたちは床のゴミでも食べてなさい!!」」


 生前、ドロが奴隷に吐いた罵声を発してドロはおびえた。


「「あぁ、床が汚い。なぁ、さっさとこれ食べて綺麗にしろよ」」


「「さっさと食わないと殺すぞ?」」


 亡者たちは床に落ちていた残飯の山をドロの前に捨てた。空腹だったドロはすぐに手を伸ばすが、鎖が邪魔で手が残飯の山まで届かなかった。


「「ほらほら、がんばれよ~~」」


「「おなかすいてるんだろ~~? 早くしないと、捨てちゃうぞぉ~~」」


「ひぃ、と届かない…」


 生前、餓死寸前だった奴隷たちの目の前に残飯を置いて必死な奴隷たちをあざ笑ってきた。中には殺し合いをさせ最後の一人だけが残飯を口にできる「遊び」までやり、命と食べ物を冒涜してきた報いが起きていた。


「「しょうがないなぁ。ほら、これなら届くだろうが」」


 亡者たちは残飯の山を踏みつけていく。肉や野菜がつぶれていき「やめろぇ」とドロが泣く。だが、踏みつけられたおかげで残飯はドロの手の届くところまで来ていた。


(うぅ、なんで、なんで私がこんな汚いのを…)


 空腹に耐えきれず亡者たちの踏みつけられた残飯を泣きながら口にしてすぐに吐き出した。


「ぐぇぇ!! げほぉ!! な、なんだ、これ…腐ってやがる…」


 口にした肉の切れ端を吐き出し、大きくむせた。口直しに急いでつぶれた甘い果物を口に入れたが、腐った味がしてすぐに吐き出した。


「「さっさと食べろよぉ!! 奴隷がぁ!!」」


「ぐへぇ!! や、やめっ、いだぃ、いだぃ!!」


 奴隷の亡者たちはドロに向かってこん棒で殴り、蹴りつけていく。ボロボロになったドロの口を無理やり開き残飯を押し込んでいく。


「ごふぇ、げふぅ、や、やべろぉ…」


腐った味が口や鼻に広がり吐き出そうとするが、容赦なく泥味スープで押し流されていく。


「ぐげぇ!!」


「「汚い!! このぉ!! 私の靴が汚れたじゃないか、この奴隷がぁ!!」」


 亡者はドロが奴隷に吐いてきた言葉をマネしながらこん棒でドロを殴った。

口に残飯を押し込まれ窒息しかけて吐き出し、こん棒で殴られてまた残飯を押し込まれるのを何度も繰り返した。


(ぐるじぃ、まずいぃ、いだぃ…やめろぉ、やめてくれぇ…)


 胃袋が残飯でいっぱいになり、お腹が膨れ小柄な体が豚のように膨れあがっていた。


「ぐびぃ、ぐぐぅ…ぐぇぇぇ!!」


 本当に豚のような汚い呼吸をして窒息寸前になり、胃の中の物をすぐに吐き出してしまった。すると亡者たちにより「汚い」「この奴隷が」とこん棒や蹴りの暴力を受け吐きながらドロは一度死んでしまう。


「ひぃ、ひぃぃぃ!!」


 亡者たちの暴力を受け恐怖で震えるドロ。亡者たちは残飯ではく、今度はまともな料理を持ってきた。亡者たちからさっさと食べろとせかされる。


(はぁ、はぁ…お、おいしそう…)


ドロは美味しそうな匂いを出す料理を口にするが。


「ぐぇぇぇぇ…」


腐った味がして吐き出した。ワインや普通の水すら口の中ではひどい泥の味がして、吐き出してしまった。


「なんで、なんで、こんなにまずいいんだよ…おなかすいたぁ…たべもの、ちゃんとしたたべものもくれよぉ…」


 見た目は美味しそうなのに、大好きな肉も嫌いな野菜も全て腐った味しかしない。

 厨房どころか屋敷にある食べ物は全て味が腐っているとはドロどころか、屋敷の外にいる父達すら知らない。


 そして、食べ物を粗末にしたドロに向け亡者たちはまた口を無理やり開けて料理を詰めていく。


(やべろぉ、いぎでぎなぃ…ぐるじぃ、まずぃ…)


 料理を詰められ吐き出せば暴力を振るわれ、胃袋がはち切れるか窒息死して生き返りまた詰められていく。


 食べ物と命を貪った三女は地下厨房にて永遠の暴力を受け続けるのであった。



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