封印の間再び 1
種族間の争いが泥沼と化した暗黒時代。魔法が使える人族とエルフは武具製作の奴隷としてドワーフを捕まえていた。さらに綺麗な飾りを手に入れるため翼と爪を持つハーピィらを魔法の力で自由を奪ってきた。
「おらぁ!! この筋肉の塊が!! サボってと殺すぞ!!」
「ぎやぁ!! め、めがぁ…」
人族から鞭を打たれ片目から血を流す青年ドワーフが倒れた。武器を欲した人族はドワーフらを捕らえ死ぬまで働かせていた。一方でエルフは武器など必要なく魔法でハーピィらを捕らえ解体していた。
「ぎゃぁぁぁ!! や、やめろぉ!! お、俺の羽…あ、しがぁ…」
「くそぉ、動くな!! 羽に血がつくだろうが…おら、次は手を切り落とすぞ」
生きたまま翼をもがれ、足ごと魔法で切り落とされたハーピィ。美意識が高いエルフが服や部屋の飾りのためにハーピィを乱獲し、必要な部分をはぎ取ると山や海に捨てた。
生きる方法を失ったハーピィはそのまま餓死か動物に食われる運命をたどり、魔法が使える者が起こした犠牲者は、戦争が終わった後も続いた。
そして、世界が地獄へと変わり魔法主義を掲げた人間の貴族やエルフらの終わらない地獄があった。
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かつて、ジャンヌの親友シーマから魔法の力を手に入れ辺獄で暴れていたシスターの一人イーロがいた遺跡。
この遺跡は魔法を使えなくする魔封じの間があり。現在、魔法を封じられた人族やエルフはドワーフとハーピィらの亡者の虐殺にあっていた。
「く、くるなぁ!! このドワーフごとぎがぁ、あぁぁぁぁ!!!!!」
「ぎやぁ!! ひぃぃぃ!! いだぃ、いだぃ!! 血が、ちがぁ!!」
白い裸体の亡者ドワーフとハーピィ。
ドワーフが岩石を投げると肉塊ができ、ハーピィが天井をギリギリまで飛び狩をしていたしていた。2つの種族の亡者は体をバラバラにされた名残でつぎはぎの跡をつけていた。
ハーピィらが急降下して鋭い爪でエルフの柔い皮膚を切り裂いた。
「くそぉ!! ファイヤボール!! ファイヤボール!! あぁ!! なんでぇ!? なんで魔法が使えねぇんだよぉ!!」
魔法が使え傲慢だったエルフらが絶望に叫んだ。魔法が使えないエルフなど数だけ多い脆弱な人族と同じで、肉体的に強いドワーフに片手で潰され、ハーピィらには楽しい狩の標的となり遺跡のあちこちにはエルフと人族の死体が転がっていた。
「「おらおらぁ!! どうしたぁ? お得意の魔法は? くっはっっっ‼ 魔法が使えなきゃてめえらは本当にクズだよなぁ!!」」
かつて戦争でエルフの魔法を受け片目を失った青年ドワーフの亡者が汚いつばを吐きながらエルフをつかみ壁に叩きつけた。
「や、やめろぉ!! まずはここから出るのが先だ!! こんな事…ぐげぇ!!」
「か、金貨をやる、だから私をここからだせ…ぐわぁ!!」
「うるせぇ!! エルフもてめえら貧弱のゴミ(人族)は俺たちをコキ使いやがって!!」
魔法主義に染まった人間の貴族たちが説得や手持ちの金品を出し命乞いをしようが、彼らの傲慢や非道な行いから生まれた亡者ドワーフやハーピィたちの虐殺は止まなかった。




