名も無き少女の罪と罰 7 泥沼と針山、希望なき絶望
ついに100話まで投稿できました!!
この作品も残り2~3話で終わりますが、ぜひ最後までお付き合いください。
砂漠にて麻薬の原料であるケシの花粉により頭が狂った少女。
そのまま狂っていたほうが痛みも苦しみもやわらげたが地獄は容赦しなかった。
砂漠で何度も餓死を繰り返した後、少女の両腕は戻り正気のまま別の地獄に堕ちていた。
「げほぉ!! だ、だずげぇ、お、おぼれるぅ…」
少女は冷たく底のない泥沼の中おぼれていた。
陸地も捕まる物もなく放置すれば少女はおぼれ死ぬだけだが、泥の底から出てきた亡者達が少女の足をつかみ引きずりこんだ。
「げぼぉ!! がほぉ!!」
何十匹もの水中亡者が少女の体を鋭い爪や牙で引き裂き食いちぎる。
苦しい、痛いと心の中で叫びながら酸素を求めて上に上がろうとするが、力強い亡者に捕獲されおり冷たく汚い泥の中で傷だらけになりながら少女は死んだ。
そして、次に生き返った時には少女は泥沼の底にいた。
「げぼぉ!! がぼぉぉぉぉ!!」
冷たい泥沼の底には少女以外にもかつて溺死遊戯をして楽しんでいたウンディーネのデシやその取り巻きだけでなく、水に関して罰を犯した罪人たちが今も溺死を繰り返していた。
罪人たちは酸素を求めて地上を目指し泳ぐが、すぐに下半身に尾やひれをもつ亡者達につかまり弄ばれながら殺されてまた泥の底で生き返る。
(いやだぁ!! おねがぃ、どこでもいいから、息が、息ができるところにぃ!! いやぁぁぁぁ!!)
少女はその後も亡者に体を弄ばれるか溺死の2つしかなかった。
△
泥沼の底で何度も死んだ少女の次の罰は針山だった。
「いだぃ、ぃだぃ…は、針が、針がぁぁぁ!!」
裸足は足元の剣山に貫かれ、体中も針の壁で傷だらけだった。
一歩も動けず大量の血を流しながら泣き叫ぶ少女の上空に巨大な亡者が出現した。
「ひぃ!! や、やめてぇ!! お、おねがい!! いたいのぉ!! 足が刺さって、動けないのぉ!!」
上空にいた巨大な翼をもつ亡者。かつてハーピィ達の間で流行った地上にいる者を狙った「的当て」の被害者の亡者達が合わさった合体亡者は少女に向け、鉄球を投げる。
「ひぎゃぁぁぁ!!」
鉄球を投げつけられた少女の体から骨や内臓がつぶれた嫌な音が出た。
「いだぃぃ!! ぃだぃぃ!! ぃだやぁぁ!! たすけでぇ、たすげでぇぇ!! ぐぇぇぇぇ!!」
さらに2個、3個と鉄球が投げつけられ少女は的になっていた。
鉄球が体の上にのり足元に剣山に全身串刺しになっても少女は中々死ねない。
「やだぁ…は、はやく、ころしでぇ…いだぃのはもういやだぁ…」
少女が血の涙を浮かべていると、頭の上に鉄球が落ちた。
頭を粉砕され少女はやっと死ぬことができたが、この少女に安らぎが訪れることは永遠になかった。




