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新進気鋭とオジサニア2

書きたくなったら書いてるので更新に波があります。ごめんなさい。

 ついた宿は「オジサンと兎亭」というところだった、この街ではオジサンの名前をとりあえず入れとけばいいよねみたいな風潮があるっぽい。なんじゃそりゃ。

「ここが私の泊まってる宿だよ、ご飯もなかなか美味しいし、女将と大将も気さくで良い人でいいところだよ」

ほう、シアが言うんならたぶん間違いないだろう。

そしてこの世界に来て初めての食事のことを意識したら途端にお腹が空いてきた。

転移してから半日以上何も食べてなかった…

扉を開くと正面にカウンター、右手には木でできた柵の向こうで食事ができるようになっていた。

「おかえりシアちゃん、ずいぶんとカワイイ子を連れて来たじゃないか、ついにパーティでも組んだのかい?」

カウンターから肝っ玉母ちゃん的な人が声をかけてきた、たぶん女将

「そうだよボリシアさん、1人増えるから二人部屋にしてもらえる?」

シアが答えた、ボリシアさんね、オッケー覚えた。

「こ、こんにちわ、アヤといいます。お世話になります!」

「アヤちゃんね、この期待のルーキーお嬢はいつまでもパーティも組まずにやってたから心配だったんだよ、シアのこと頼むよ」

「あはは、まかされました。がんばります」

「じゃあとりあえず1泊かい?1泊大銅貨5つだよ」

うん、宿屋のおばちゃん、肝っ玉母ちゃんで間違いないな。きっと子供は坊主のガキンチョだろう…だろう…うん…忘れてたよ、私、今無一文なのだ。シアとワクワクしてたら忘れちゃったよ、ギルドに納品してないじゃない。

「ボリシアさん…ちょっとギルドに報告しにいってきます…お金がありませんでした…」

「あっはっは!変な子だねえ!普通冒険者は帰ってきたらまっさきにギルドに行くもんじゃないのかい?ほら、行ってきな、部屋はキープしとくよ」

「ごめんアヤ…私もすっかり忘れていたよ。ハハハ、思いの他舞い上がってしまっていたみたいだね」

ギルドに行ったら驚かれた、1人1日にで狩れる量を遥かに越しているらしく、受付のお姉さんには「群れでも滅ぼしたんですか…またすごい人が出てきましたね…」と言われてしまったけど間違ってないのが辛い。ついでにシアも似たような数狩っていたけどギルドの人はもう慣れてしまったらしくあんまり驚いていなかった。

でもおかげで1個大銅貨1枚の魔石がが20個くらい、数えたら23個あったので結構なお金になった。お金は、小銅貨・銅貨・大銅貨・銀貨・金貨・大金貨・白金貨とあるらしくて小銅貨がだいたい日本円で10円そしてそれ以降はそれぞれ10倍の価値をもつようになっていた。

大銅貨は10円の10倍の100円の価値の銅貨のさらに10倍なのでだいたい1000円くらい。

食事付きで冒険者向けとはいえ5000円なら観光地の宿屋としては十二分に安い、と思う、たぶん。


案内された部屋は扉を開けると左右にベッドがあって、正面には荷物を置けるようにだろう、何かの毛皮が敷いてあった。

「風呂はないけど庭の井戸は自由につかいな。食事は朝食は日の出から、夕食は広場の大街灯が消えるまで出してるよ、食べたくなったら下においで」

「はい、わかりました。ありがとうございます。」

ボリシアおばちゃんに説明されて俄然ご飯が食べたくなってきた、とりあえずご飯だよご飯。

「「お腹がすいた!」」

どうやらシアも考えていることは同じらしく荷物(私はほぼ手ぶらでシアは荷物を前の部屋からもってきていた、結構な大きさのリュックだった)を置いて早速食堂へ向かった。


ワクワク、異世界ごはん

食堂でずっと料理してるので出てくる予定は今のところありませんが大将の名前もオジーサです。

大将のオジーサと呼んでね。という感じ。

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