第20話・関東管領 上杉憲政
遅くなりすいません(。-_-。)
天文16(1547)7月13日
上杉憲政は武蔵を後北条に追われてしまい、本拠地である上野国を守りを固めた。まだまだ関東管領の力は残っている。そう確信した憲政は今回の自らの出陣を決めた。
「業正め!家臣の分際で何度も何度も「河越の野戦で大敗してまだ間もなく、足場を固めることこそ肝心。せめてあと、3年お待ちくだされ
」と言っていたが待っていたら武田が信濃を獲ってしまうではないか!」
家臣の長野業正の諫言を聞かず、なんと業正を牢屋に投獄したのだ。
ここで死力を尽くしてでも武田軍を撃ち破らなければいけない。まだ関東管領は滅びてはいないのだ。この私がいる限り関東管領は滅びぬ。父親を追放して国を乗っ取り諏訪氏滅ぼした、名門でもある甲斐源氏の宗家、武田家ともあろう者が他国に侵略すること嘆かわしい。関東管領の権力強化のためには倒さねばならない。
「申し上げます。前方に武田軍と思われる軍勢が待機しております」
「数は!」
「数百です」
憲政は細く微笑む。
「まだ志賀城は落ちてなく、こちらに向ける軍勢が数百とは……関東管領ともあろう者が舐められたものよ!全軍武田の軍勢に向けて突撃開始‼︎」
上杉軍は旗の数からして数百の武田軍目掛けて突撃を開始した。
・武田信之
………。
やっと関東管領が来たか。遅かったな。しかし、馬鹿みたいに突撃を開始してきたな。
「よし、敵は罠にかかった。敵の攻撃が当たらない程度に退却する!退却!」
信之を守る工藤兄弟が率いる112人が撤退を開始する。
上杉軍は届かないのだが矢を射かけてくる。
さて、あと少し退却したら甘利殿と板垣殿が潜んでいる所まで誘い込める。
「祐長!甘利殿と板垣殿に合図を送れ!」
「はっ!」
祐長は2人の家臣にそれぞれ虎泰と信方がいる方向へ走らせたのだった。
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