表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マイエンジェル  作者: くらげ
1/1

プロローグ(sister side)

私の弟は天使だ。


私には七歳年下の今年十歳になる弟がいる。名前は藤川里央。私はりおくんと呼んでいる。


りおくんは、小柄で華奢な体型だ。クラスの中で(女の子を合わせても)いちばん背が低いと嘆いていた。多分だけど体重もいちばん軽いんじゃないかな。顔立ちは女の子みたい、というか一見して美少女。でも私が、りおくんを天使と称するのは顔が可愛いからだけではない。


家に帰り着いて靴を脱いでいると、タッタッタッと元気のよい足音が近づく。

「お姉ちゃん、おかえりなさい!」にこにこ笑顔で言いながら、抱き着いてくる。

「ただいま」やばい、にやけちゃう。私は緩む頬に力をこめて気持ち悪い笑みから優し気な微笑みへと口元を歪める。光栄なことに、りおくんは私を慕ってくれている。でもそれは、私がりおくんに対する邪念、、じゃなくて、想いを知らないからだ。私がりおくんに萌えていることがばれたらきっと、幻滅されてしまう。だから今日も私は普通の姉を演じるのだ。りおくんを愛で続けるために!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ