友達たちがヤンデレなのに気付いた件について
今回も長め
朝起きると
「おはよう、鈴」
幼馴染がいた件について
「うわー。透、不法侵入だー通報しよー」
「しぃー…あんまり喋ると、監禁しちゃうよ?」
「ハ?まじで言ってんのー?
やめてー監禁やーめーてー
翡翠くん<きて>ー」
翡翠「よびましたか?
あ、この少年を飛ばせばいいんですね。
<錦 透を自分の家へ飛ばせ>
……では失礼します」
「あーありがとーバイバーイ」
ふぅ………透が監禁系ヤンデレとか~病んでる発言してたけどさ~ないと思って~本当に吃驚だわ~アハハ
「さてとー学校行かなきゃなー」
ドタドタドタドタ!!
「鈴!!」
「うわーそういえば家隣じゃーん」
「急いで!!遅刻するよ!」
およ?もしやさっきのこと、忘れてる?
ーーラッキーん。
「透ー外にででー着替えるからー」
「えっ///あっ///うん///」
「照れないで、早くでてー」
照れても可愛くても、ヤンデレじゃあ台無しだよー
すーふんご
「透ー行こー。急げー」
「うん!走るよ!」
と言って、僕の手を掴んで走りだした。
え、デジャウ″じゃんー
前もこんなことなったよねー?
「翡翠くーん<きーてー>」
「…………………よびましたか」
「うんー僕を教室に連れてってー」
「……………了解です<瞬間移動>
では失礼」
「ありがとー、と。
で、何コレ」
なんでこんなに僕に視線が集まってるのかなー?
あ、てか、透と一緒に走って、何故か怪我してるーありえなーい
保健室行くかー
ガタッガタガタッ!ガタッ!
ーーーガチャッ
鍵、開いてなかったんかーい
「どうした、斎藤?」
「あ、杉本くんじゃーん。なんか知らぬ間に怪我してたみたいでー手当てしてー」
「……杉本くん……
あ、あぁ、分かった。そこの椅子に座っていくれ」
「了解でありまーす、隊長ー」
杉本くんって呼び方だめだったかなー?まーいいや。僕は秀才だし、運動神経いいし、大丈夫だよねーアハハ
「どうしたんだ、最近?
怪我しまくってないか?」
「えーあーうん?運動不足からかもーアハハ」
「そ、そうか…俺は、保健室だけにいる訳じゃないて、バスケ部の顧問もやってるんだが、入らないか?」
「え、まじなのー?杉本くんがバスケー?ありえなさすぎでしょーアハハ。てか3年になってからバスケとか無理でしょー
遠慮しとくよー」
「そうか…残念だな………
……鈴の×が見れると思ったが……そう簡単ではないか……」
「どーしたのー早く手当てしてよー」
「あ、すまん!」
もー杉本くんお話長いよー
「…終わったぞ。今度から気をつけろよ」
「はいはーい。ばいばいー杉本くーん」
ガラガラー
あ、直ってるーよかったー
「またー、な。鈴、本当は…もっと怪我してくれてもいいからな…お前の×が見れるんなら」
ゾクゾクゾクッッ!!!!
うわっまた変態が!!!
やっぱりこのセンサーいらないよねー
絶対いらないよねー
「あれ!鈴!!どこいってたの?!」
「げっ」
な、何故君がここに……
「なんで、急に消えたんだ!」
「いやー?透、ごめんねー」
「……」
「…あれ、斎藤さん?」
「ん?あー、海原くんー助けてー」
「……誰だよ、こいつ。鈴、知り合い?
………それとも恋人??」
「そんな訳ないでしょー」
「じゃあ、こいつは鈴の、なんだよ?
大体、こいつ、幽霊だと言われてる海原玲じゃないか。なんでそんなの(・・・・)と知り合いなんだって言っている!」
今、透の頭には、角が生えてると思うなーだってちょっとだけ怖いもーん
「おい、鈴?!何故応えない?!
じゃあ、お前!お前が応えろ!!!」
「(ビクゥッ!ササッ)」
海原くんは透の声にヒビり、僕の後ろに隠れてしまった。
アチャー
「……斎藤さん、、あのヒト、誰?」
うわー超可愛いんだけどー!!本当にミーシャちゃんに似てる!!雰囲気が!!
「ねえ……斎藤さん?」
「あーこの怒ってる人がー、僕の幼馴染の、錦透だよー。本当はワンコみたいな可愛いヤツなんだけどねー」
「え…この怖いヒトが幼馴染?斎藤さん可哀相………。もしかして。恋人なの、かな?」
「いやー?透とはただの幼馴染だよー」
「透………」
「えー?」
「彼のこと、呼び捨てなら、僕も呼び捨てがいい…」
キャ!キャワイイイ
もう!!雰囲気が!!ミーシャちゃんだ!!!超可愛い!!!
海原くんは、前髪が長くて幽霊みたいな雰囲気を醸しだしている。しかも嫉妬深いところもそっくりだ…てアレ?海原くんってもしかしてー…………
うわー、考えるのやめよー
「え、えっとー玲くんでいいかなー」
「……うん!ありがとう!鈴ちゃん(・・・・)!」
「え、今鈴ちゃんて………」
「俺のこと忘れてないか?!」
「「ごめん(ねー)なさい、忘れて(たー)ました」」
海原ーーいや、玲くん、なんて真面目なのー先輩だからって敬語使うなんてー、しかも透にー
「そう、か……で?鈴、そいつとの関係は?
……場合によっては…xすかもな…(ぼそり)」
「んー?後半なんて言ったー?
玲くんとの関係は、部活のこーはい!
ねー、玲くんー」
「はい。
……錦先輩は鈴ちゃんと同じ部活じゃなくて可哀相ですね…アハハ(狂った様な嗤い)」
「……鈴、、そいつ、、」
「んー?玲くんはいい子だよー?」
そして、玲くんはヤンデレではないことを願う!!!本当に!!神様お願い!!
「…鈴ちゃん……
…そういえば、さっき助けてーって言ってましたよね?何からですか?なんなら僕が消しに………」
「ストップストップー。消しにって何ー?やめてねー。
因みに、助けてほしかったのは、目の前にいる透……」
おいー何故、僕が名前をよんだ瞬間、しっぽと耳が出てくるんだー?可愛いけどさー、しっぽをブンブン振ってるのはどうかと思うよー?(※幻覚です)
「とー、またまた変態がでたんだよー」
「「変態?!」」
「そうー変態ー、やばくなーい?」
「おや?君たち何をしてるのです?
早く教室に行きなさい。授業が始まりますよ」
「えーあー桜井せんせーじゃはいですかーすみませーん。戻りますねー」
「あれ、鈴が敬語を使ってる…
明日は槍が降ってくるかな」
「えー?そんなに珍しいかなー
桜井先生にはー、敬意をはらって敬語なだけだよー?」
「……そんなこと言われるなんて嬉し……………コホン。
早く教室に戻りなさい」
「じゃーねー玲くんー。
それでは、失礼しますねー桜井先生ー」
「はい(ニッコリ)」
「うわーその笑顔怖いですよー」
今の桜井先生笑顔、狂気が入ったヤツだっ………彼も狂ってる人なのかなー
「あっ、鈴ちゃん!!倒れるよ!!」
ドサリ
「あ、っれー?なんで君がここにいるのー?西季 薫くんー」
有名な西季家の末っ子、西季 薫
なかなか学校には来ないようで、僕と同じクラスなのだが殆どいないやつ。
容姿は、デカい身長だけどボーっとしていて、瞳は紅、髪は白っぽく銀っぽい白銀。
そう、お察しの通りヤツはイケメンである。
西季家ってさ、ナニか秘密があるらしいんだけど、僕は知らない。どーでもいいしねーアハハ
「………僕がどこにいろうが勝手でしょ?それより、呼び出しだ。
僕に迎えに来てもらったことをありがたいと思え!!」
みての通り、こいつは ツ ン デ レ である。男がツンデレでもあんまり可愛くないんだよねー。ミーシャちゃんがツンデレだったらー………うわーめっちゃイイじゃん!!!可愛いじゃーん!!やっぱりミーシャちゃんはなんでも似合う………
「僕を無視しないで、鈴ちゃん!!(泣)」
「えーあーごめんねー
で、どこに行けばいいの?
あ、桜井先生、透、玲くんバイバーイ」
「(ペコり)」
「「突然の登場癖に……鈴を奪っていくなんて許せない………」」
「私もそう思いますが、彼はあの(・・)有名な西季末っ子ですよ?」
「「えっ」」
その頃僕は、というと何故か西季に壁ドンされてるのだーアハハ。何コレ?翡翠くん呼んでもいいよねー?
「鈴、僕を見捨てないで……
僕が吸血鬼と人間の混血だと知ってるのも君だけ……ちゃんと僕を見てくれたのは君だけ………ry」
もしや……西季もー……
うっわー考えるのはやめよー
僕これ以上考えたら死にそうだわー
「ねえ……鈴、喉渇いた。血ィ飲ませて?(狂笑)」
「君は、僕がイエスというまで聞き続けるだろう?僕だってお人好しじゃないんだ。翡翠くん<きて>」
ビュウウウン!!(風の音)
「お呼びですか、鈴様って……
何故、薫がここにいるんですか?しかも鈴様と………鈴様は…創造し……」
「あー黙って黙ってー僕はタダのニンゲン(・・・・・・・)だからさー
しかも君、僕に様なんてつけないでしょ?キモイだけだからやめたら?めっちゃキモイよ」
「……さようですか。じゃあ鈴、といつも通りに呼びますね。僕は、早く悠さん(・・・)の件を片付けたいのです。」
ちょっとちょっとー、めっちゃ怒ってるじゃーん!何ー?僕のせいなのー?
「大体君は、代理じゃないかー、僕はこの世界であそ………いや、西季がここにいるからその話は後でー」
「血ィ………鈴、血ヲ……」
「やれやれ、これだから吸血鬼は」
翡翠くん……君も、西季家だろう…
「いえ、僕は血、繋がってないので。
……って襲ってきますよ」
「えーメンドイなー」
「鈴……血……ヨコセ……」
シャッ!!!
「うわわっとー。危ないー」
西季は急に、自身の爪を伸ばし僕に切り掛かってきた。
怖っ!!
どんだけ僕の血が欲しいの?!
そ、そういえば……吸血鬼というイキモノは、自分が好きになった子の血を一生………………
うっわーマジ勘弁ー
「翡翠くんーどーすんのー」
「コレ、僕には対処できないので帰りますね、鈴」
「うはーマジかよー?
じゃー本気だすかぁ」
翡翠くんは本当、酷いなぁ……
僕なんか<力>使うの久しぶりなのにー
「<僕の力よ、目覚めたまえ>」
ビュゥゥウウウウ!!
光や闇、炎などが僕を包んでゆく
はあ…あっついなぁ~……
「はあー…僕に本気使わせたんだから…
すぐ倒れないでね?」
「………エッ?」
僕は西季に攻撃を仕掛ける為、呪文を言わず、瞬間移動をする
ビュン!!
「………<流斬刀>」
ポンッ♪
可愛らしい音をたて僕の愛刀、流斬刀がでてきた。時間がないので説明は省く…
え?ききたい?しょーがないなぁ
流斬刀とは!
まずは僕の愛刀である!そして切れ味抜群!相手は必ず刺せるというスグレモノッ!!ちゃんと相手を殺せるのだ!!
あ、西季は殺さないけどー
「はい、チェックメイト☆」
ドンッッ!
「ヴァァアッッ!」
「なんて叫び声なの、君?キモイよ」
「………えっ?あれっ?僕は何を?
って、鈴ちゃん?どうしてここに?」
「えー?僕は君に………って、あれ?」
「鈴先輩?」
「織ちゃーん?
………<こっちきて>」
「はい、鈴様」
「えっ?なんで…」
「僕の能力に決まってるでしょ?
君の記憶も消すから、ねぇ?」
僕は、2人の記憶<データ>を消そうとして思い出した
あ、流斬刀しまうの忘れてたー
と………
「流斬刀、ありがとう。またね」
ヒュン!
さて、と
「西季 薫と山城 織の<記憶削除>」
いーち にーい さーん
「あれ、僕は何を…って、鈴ちゃん?」
「あれれ…私、なのでここにいるんだっけ?……鈴先輩!!」
「あー……」
「鈴先輩!!こいつはなんですか!!
先輩のカレシ、デスカッ?ナンテ羨マシイ地位ニイルノダッ!」
おいおい?途中片言だったぞ?
ヤンデレ特有のアレなのか?
「ちょいちょい!
彼は、不登校なツンデレくん、西季 薫だよー因みに、僕の彼氏じゃないよ」
最近、僕の友達は、一緒にいる男子のことを″彼は彼氏なの?″ときいてくる。不思議だなー
「そう、なんですか…
カレシじゃないってとは私にもチャンスが…グフフ」
「いや、貴様には無理だろう。
女だしな!フンッ」
「チッ……なんだコイツは…」
「貴様なんか、鈴ちゃんに嫌われてしまえ」
「お前こそ」
「アーハッハッ!」
「ウフフフフ」
「怖いよー、君たち。狂ってるのー?」
「「何言ってるん(だ)ですか」」
おいっ!
声をハモらせるな!!怖いぞ!!