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TRPG風小説 ダイス振ってTS異世界転生もの キャラメイク&オープニング

初っ端からダイス目が荒ぶりまくる不具合。

『突然だが、今後システムメッセージはこのように、『』で囲って表記する』


『キャラメイクを開始する!』


『主人公の年齢を判定する。12+1D10:4→16歳』

『主人公の身長を判定する。140+3D10:28→168cm』

『主人公の髪の長さを判定する。1D100:88→ロング』

『主人公の髪の色を判定する。RGBそれぞれ1D255:15,37,7→黒髪』

『主人公の目の色を判定する。RGBそれぞれ1D255:7,4,51→藍色』



『主人公は元男だが、女としての自分にどれくらい馴染んでいるかを判定する』

『年齢+1D100で判定し、高いほど女としての自分を受け入れているとし、女らしい性格に。逆に低ければ中身は男のまま』

『年齢(16)+1D100:91→達成値107(・・・)

『完全に女の子と化していた。ガワはパーフェクト美少女だしね。中身がそれに引っ張られてもしゃーない(白目』



『主人公の育った環境を判定する。高いほど、貧しいながらもマトモな環境で育ったとする。逆に低ければお察し』

『1D100:79』

『だいぶマトモな環境で育てたようで何よりである』


『詳細について、幾つか思いついた案があるため、スキル判定で決める』

『信仰スキル判定、1D100:95(・・)

『よし、教会育ちで決定』


『ついでに料理技能判定、器用(10)+1D100:12→22』

『何とか食えるレベルのメシマズ』



『主人公の装備を判定する』

『メイン武器、槍と弓どっち?1なら槍、2なら弓。1D2:1(槍)』

『槍の種類を判定。値が大きいほど大型。1D100:77(両手槍)』

『防具の種類を判定。値が大きいほど重装甲。1D100:29(軽装)』

『所持金を判定。10D100:510』


『以上の結果からキャラクターシートを作成する』


――――――――――――――――――――――――――――――

 性別:女

 年齢:16

 クラス:初心者


 【能力値】

 HP 37/37(耐久×2+筋力)

 MP 36/36(魔力×2+知力)

 筋力13 耐久12 敏捷14 器用10

 知力8  魔力14 魅力14 幸運5


 【武器技能】

 剣4/45 槍9/98 斧2/29 鈍器2/29 格闘6/63 弓9/97


 【魔法技能】

 攻撃0/2 回復9/96 支援7/79 妨害3/30


 【その他技能】

 料理22 信仰95


 【装備】

 《ロングスピア》威力2D6 命中-2

 《服》防御+1 回避+1


 【所持品】

 金貨:510ゴールド

――――――――――――――――――――――――――――――


『オープニング開始』



  ◆


『主人公が居る国の規模 1D100:74』

『主人公が育った町の規模 1D100:10』


 大陸の中央を占める大国。その辺境にある小さな町の片隅に、一軒の教会が建っていた。

 一人の、年老いた神父が運営している小さな教会だ。神父はこの小さな町で神の教えを説くと共に、身寄りのない子供を拾い、育てていた。このように教会が孤児院などの福祉施設を兼ねているのは、この町に限らずよくある事である。


 その教会の礼拝堂に、一人の少女の姿があった。

 この国では珍しい、漆黒の長い髪と藍色の瞳が特徴的な、非常に見目麗しい美少女である。女性にしては背が高く、スタイルが良い。絶世の美女と形容しても文句を言う者は居ないだろう。

 彼女は暫しの間、跪いて神に祈りを捧げていたが、やがて立ち上がると、床に置いてあった荷物と、壁に立てかけてあった槍を背負った。そして、ゆっくりと音を立てないように礼拝堂の扉を開くと、一歩外に出る。

 時刻は早朝。外はまだ薄暗く、周囲に人の姿はない。少女はそのまま、教会から立ち去ろうとした。だがその前に、その背中に声をかける者があった。


「もう、行くのじゃな……」

「神父様」


 背後からの聞き慣れた声に、少女が振り向く。そこには、穏やかな笑みを浮かべた初老の男性が立っていた。

 彼はこの教会を運営する神父であり、少女にとっては孤児である自分を拾い、育ててくれた恩人であり、父親のような存在でもあった。

 世界も、性別も異なる第二の人生。それを受け入れる事が出来ず、苦しんでいた彼女を支え、神父は優しく、時には厳しく少女を育て、そのおかげで彼女も新たな人生と、しっかりと向き合えるようになった。今ではどこに出しても恥ずかしくない、気立ての良い美少女である。


「わざわざ見送りに?」

「当たり前じゃ。娘が旅立つ日なのだぞ?せめて見送りくらいはさせてくれんか」

「申し訳ありません。顔を見ると、泣いてしまいそうだったので……」


 神父は優しく笑うと、少女を抱きしめた。


「元気でな。おぬしの旅路に、神の祝福があらんことを」

「神父様も、どうかお元気で」


 少女は神父との別れを済ませ、これまでの人生を過ごしてきた教会に背を向けた。そして、街の外へと向かって走り出す。

 少女は、冒険者としての第一歩を踏み出したのだ。


 少女は町を出て、街道を歩く。それなりに大きい規模の町には、冒険者ギルドの支部がある。まずはそこを目指そうと思った。

 その道中、彼女が荷袋を開けると、そこには……


『1~3:金貨 4~6:消費アイテム 7~9:装備品 10:!?』

『1D10:7(装備品)』

『品質判定、幸運(5)以下で高級品。3D6:7。通常品』

『性能判定、1D100:98』

『……!!!!?????』


 そこには一枚の手紙と、年季の入ったロザリオが入っていた。少女はそれらを取り出し、手紙を開く。それは神父からの手紙であった。


「旅立つおぬしに、これを贈る。持ち主を不運から守るという効果があるそうじゃ。おぬしは昔から、運が悪い娘じゃったからのう。せめてこれが、おぬしを守ってくれれば幸いじゃ」


 少女は神父の心遣いに感謝しながらロザリオを身につけ、旅を続けるのだった。


『装備品に、神父のロザリオ(アクセサリ)を追加』


―――――――――――――――――――――――――――――――

 【神父のロザリオ】


 種別 アクセサリ

 品質 98


 【装備効果】

 幸運 +1


 【特殊効果】

 幸運判定に失敗した際、その判定をやり直す事ができる。

 この効果は1シナリオに1回までしか使用できない。


 【解説】

 育ての親である神父から贈られたロザリオ。

 持ち主を不運から守る効果がある。

―――――――――――――――――――――――――――――――

おっしゃ、ダイス振って適当な能力の異世界転生冒険者作るで~。ランダムやし、そうそうチートじみた奴は出来んやろ→見た目パーフェクト美少女、槍98弓97回復魔法96、ステも幸運以外は軒並み高め→ファッ!?


おっしゃ、旅立つ前に何かアイテムくれたるわ!おっ、装備品か……なら神父からの贈り物やし、弱点の幸運が上がるようなお守りでも……→品 質 9 8→!!!!????



あと主人公のお名前募集中。

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