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第6話 狩りの知らせ 来る!

明日の天気は何だろう。

そう思っていた自分が懐かしい。

まだ普通の刀が出回っていた時代、私は一つの農民の娘として産まれた。

たいした欲も無く、品行方正で真面目な性格だった私は農民仲間や友達に親しくしてもらった。

税は大変だし、生活はままならない。

いつ役人が来てもおかしくない状況で、もしかしたら餓死で死んでしまうかもしれないけれど。

でも、そんな日々でも良いと思った。

ただ普通に、両親や兄妹達と一緒に暮らして然るべき運命を辿るのだったら。

それで充分だと。

でもあの日、村が紅蓮の炎で包まれた時、私は初めて願った。

力が欲しいと、あの化け物を倒す事が出来る力が欲しい…と。

そのまま私は炎に包まれて死んだ…はずだったのに、気が付いたら私は焼けた村の中で目を覚ました。

その手に一本の刀を握りしめながら…。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

朝、大きな木造の家の庭先で何やら木刀を振る二人組がいた。

「おら、坊主!動きが鈍くなってきたぞ!お前の体力はその程度か?」

「すいませんね!こっちは戦闘に慣れてないんですよ!」

「関係あるか!そんな弱気な事言ってると本当に死ぬぞ!」

片方の男は木刀一本、しかし、もう一人の少年は木刀二本で戦っている。

普通なら、たとえ相手が大人でも勝つ事位は出来ても不思議では無い。なのに…

「くそっ!何で全く当たらないんだ?」

そう、当たらない。

別に少年が刀に振り回されている訳ではない。ただ男が、全ての攻撃をたった一本で捌いているだけの事なのだ。

一本目を振り下ろすと見せかけて二本目で下段突き。

二本を交差させる軌道で挟むような斬り方。

考えつく限りの斬り方を試した…だというのに。

その日の朝は結局、一撃も男に入れる事は叶わなかった。

「つっかれた〜。」

シャワーを浴びて汗を流した僕、赤原 雷咼は今、木造の屋敷を歩いている。

本来の僕の家はアパートなのだが、残念ながら今は住める状態ではないので致し方なくここに住まわせてもらっている。

いや、本当にやましい気持ちは無いですよ?

当たり前じゃないですか。

「赤原さん?」

「は、はい!」

「どうしたんですか?こんな所に立って。」

「あっ、青田さん。おはよう。」

「おはようございます。それでどうしたんですか?見た所、シャワーの帰りの様ですが。」

今、僕の目の前で淡々と話すのが青田 土花さん。この屋敷の唯一の住人だ。

「いや、何か迷っちゃったみたいで、やっぱり慣れていないと迷っちゃうね。」

少し照れた僕の顔を見て、青田さんも照れた顔をする。無論、一見すると相変わらずの無表情のままだが。

「朝食の準備は終わっています。コンさんやコルさんも待っていますので一緒に行きましょう。」

「うん。案内宜しくお願いします。」

長い廊下を歩きながら青田さんと少し話をする。

主に青田さんが喋ってくれたので僕としては大変助かった。

そのまま一つの部屋の前で青田さんが立ち止まる。僕も慌ててそれに並んだ。

「ここが我が家の食堂です。後で屋敷の見取り図でもお渡しします。」

「うん、何から何までごめんね。」

「いいえ、好きでやっていますから。」

青田さんは襖を開けて僕を先に通した後、襖を閉めて僕の後を歩いてきた。

「ご主人、おはようございます!」

「修行、お疲れ様でした。ご主人様、私の隣が空いていますのでここへどうぞ。」

「コル、お前はなかなかにあざといな。私を差し置いて、ご主人を誘うとは。」

「ふふっ。何を言っているんですか?私は空いている席をお勧めしただけですよ?」

何やら卓上で火花が散っているのだが、これはどうやって静めようか。

「それではこうしましょう。コンさん、コルさん。」

何やら青田さんが良い案を考えた模様。

今回はそれを享受させてもらおう。

…五分後…

「ご主人、この焼き魚とても美味しいです。」

「ご主人様、こちらの白和えも美味しいですよ。」

僕が上座に座る事で解決してしまった。

因みにコンの隣には青田さん、コルの隣にはセレが座っている。

「青田さん、黒部さんはもう食べたの?」

黒部 琇。

今朝、僕の修行に付き合ってくれ、そして、僕のアパートの屋根を消失させた張本人だ。

「はい。赤原さんの修行の前に食べていました。何でも、あまり寝るのが好きではない…とか。」

「そうなんだ。」

「ふん、睡眠の価値を知らぬとは睡眠に対して失礼じゃと我は思うの。」

「セレはさっき迄ずっと寝ていたもんね。」

「うむ、睡眠は良いな。あの水の中にいるような浮遊感は堪らない。」

「そうですか。なら明日からは水槽を用意して寝たらどうですか?」

「コル、昨日何かあったの?」

皮肉に棘の様なものがあるのだが。

「ご主人には分からないでしょうね。いくら広くても、寝ている者によっては戦争が起こるのですよ。」

「朝起きたら私の頭に足が乗っていました。」

なるほど、セレは寝相が悪いのか。

青田さんにセレは個室にしてもらえるか聞いておこう。

「そう言えば、黒部さんの烏天狗はどんな感じなの?」

「特に問題は無いと思うのう。昨日一日、部屋の中を歩かせたり、首輪付けたり、バンジージャンプさせたりしたが全部難なくこなしておったぞ?」

「聞き間違いかな〜?何か今、セレさんの趣味が分かった気がするよ。」

部屋の中を歩かせるしかまともな物が無かったよ。何?バンジーって、通過儀礼でもしたの?

「赤原さん。」

「ん?何かな?」

「修行の方はどうですか?」

うっ!あまり、体術関連は上手くいっていないから言いにくいのだが…

仕方ない、ここは適当に誤魔化してしまおう。

「いや〜、体術の方は全く進展が見られないね。正直、ここまでとは思っていなかった。」

隠したかった事が一発で暴露されていた。

「黒部さん!何でいるんですか⁈」

「いちゃ悪いか?坊主に言っておく事があったんでな、探していたんだ。いや、しかし広いなここは。部屋からここまで三十分掛かっちまった。」

「あれ?黒部さんの部屋はここの真ん前じゃありませんでしたっけ?」

「そのはずなんだがな〜。何でかね。」

「それより、ご主人に何用だ?まさか、ご主人に害がある事ではないよな?」

コンがえらく剣呑な雰囲気で言う。

どうやら、黒部さんの事をあまり好いてはいないらしい。

「まあ、落ち着けって。害どころか、益になる話だと思うがね。」

「益ですか?」

「ああ、坊主の体術が壊滅的なのはさっき言ったとおりだが、狐の能力は面白いと思ってな。次の修行は憑依させてやろうと思う。」

「憑依させて…ですか?」

「言っておくが、俺は決して弱い訳じゃねえんだぜ。むしろ、烏天狗自体は強い妖怪だ。俺も体術には自信があるしな。」

体術と言うか剣術ではないのかな?

「体術だよ。」

まるで心を読んだかの様に返答をしてくる黒部さん。

「剣術は体術の一環でしかない、だからお前は剣術を考えるより、まずは体を鍛えな。」

たしなめられてしまった。

「しかし、そうなると分からぬ事が出てくるの。何故貴様は小僧に負けたのだ?」

まるで聞かれるのを待っていたかの様に黒部さんは不敵に口を歪める。

「はは!考えられる可能性としては、そうだな…やっぱりお前等狐の特性かな。」

コンとコルが不思議そうな顔で互いの顔を見ている。本当、そっくりだよなぁ。

「狐ってのは、妖怪に対して唯一と言って良いほど貴重な武器になるんだ。」

「武器?」

「狐は、妖怪を殺す力を持っている。そう言う説があるんだ。あくまでもな…。」

「そうなの?」

「さあ、どうなんでしょうね?」

「私達はご主人様を守る事しか考えていませんからね。妖怪を殺すかどうかは別にどうでも良いです。そこらへんは、ご主人様に一任させて頂きます。」

「まあ、あくまで噂の段階だからな。でも、対妖怪に対してその狐は確かに強いぜ。」

そうなのだろうか?何か実感が湧かないな。

「とにかく、それを実証する為でもあるから、飯食ったらまた庭に来いよ。」

他人の家なのに、どうしてあんなに堂々としていられるのだろうか?

あの人は良く分からない。

改めて僕が思ったのはそれだけだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「遅いぞ。待ちくたびれた。」

庭で待っていた黒部さんは隣に何やら大きな鴉を連れていた。

「それが、烏天狗ですか?」

「ああ、人にあまり姿を見せたがらないんでな。鴉の体でなら会っても良いとか言うから化けさせた。許してやってくれ。」

「はあ。」

「そんじゃ、早速始めるか。烏天狗、入りな。」

黒部さんが一声掛けると鴉は彼の背中に突撃し、彼の中へと入っていく。

鴉が完全に体へと入ると、次の瞬間には黒い翼が背中に出現する。

「ほれ、小僧も憑依させな。」

「はい。コン、コルお願い。」

「了解です。」

「少しお待ちくださいね。」

コンとコルの体が淡く発光を始める。

光はやがて二人の体を包み、出会った時の光の玉へと姿を変える。

光の玉は真っ直ぐ僕の両肩を目指して飛んでくる。少しの衝撃に性格の代わる前兆の闘争心の向上。

精神が落ち着いてくる頃には、俺の変化も終わっていた。

「お前は服装も変わるんだよな。その服にも何か意味があるのか?」

「知るかよ。少なくとも俺の趣味では無い。」

まあ、悪くは無いと思うがな。

俺は白い和袴をまじまじと見ながら二本の刀を軽く振ってみる。

うん、意外と動きやすい。わかりきっていた事ではあるが。

「とにかく始めようぜ。お前が言うにはその内招待状が来るらしいが、それがいつか分からない以上時間は潰せない。」

「はは!その姿になると本当に口が悪いな。お前がその状態で暮らしたら、問題しか起こしそうにないな。」

「あの…少し良いですか?」

隣から声がする。見てみると縁側で土花が小さく手を挙げていた。

「何だよ土花。何か用か?」

「いえ、用と言うか。もしかして、そのまま修行に入るつもりですか?」

「そうだけど?何か問題があるか、嬢ちゃん?」

「問題しか有りません。その姿で暴れられたら流石に家が保ちません。せめて結界の一つは張ってください。」

確かに、庭の面積は大変広いのだがこの姿ではあってない様なものだ。

「だそうだ。小僧、お前が造れ。」

「次はお前が張れよ。」

仕方なく俺は左手に持つコルの刀に意識を集中する。

造る結界は、硬さ重視の決闘場。

景色は得意のススキ野原。

そんなイメージを抱いて刀を地面へと突き刺す。

刀から雷が走り、地面を伝い、空間を飲み、やがて擬似的な空間を形成する。

雷が収まる頃にはそこは木造屋敷の庭ではなく、辺り一面のススキ野原になっていた。

「好きだなあ。ススキ野原の光景。」

「悪いか?これが一番イメージし易いんだ。」

別にと言ってその手に錫杖を出現させた黒部さんは臨戦大勢を取る。

「それじゃ、修行の再開だ。」

突風

ススキ野原に突風が吹いた。

それを感じた時にはもう鴉の翼が目の前に来ているのが視えた。

「ぐっ!」

だが生憎、重心が付いて行けずに吹っ飛ばされてしまい一瞬相手を見失ってしまった。

着地した時には既に、再び相手の接近を許していた。

「小僧、お前は戦闘経験がほとんど無い。それは仕方ないとは思うが、お前には一つ欠点がある。」

「はあ⁉」

突き出される錫杖を刀で捌きつつ、黒部に顔を向ける。

「お前、人と妖怪を別に考えてるだろ。」

「あ、当たり前だろ。違うって言うのか?」

「間違ってはいない。だが、正しくも無いんだ。」

「何言ってんのかわかんないんだけ…ど!」

錫杖を弾き今度はこちらが攻めへと転じる。

しかし、突き出される二本の刀を何の事もない様に一本の錫杖で捌き切る。

互角に見えて互角では無い。

まさにそんな感じだった。

「そろそろ、技を交えて行くか。」

そう言って黒部は大きく間隔を開ける。

何か仕掛けようとしているのは明らかだった。

「『鴉羽』!」

錫杖を一振り。

その一振りの軌跡から大量の鴉の羽が、投げナイフの様に迫って来る。

「『葛の式、雷地創造』!」

刀の周りから雷を出し、身を守る磁場を形成する。

結界の応用技 葛の式、雷地創造

雷に阻害された鴉羽は、雷の防御壁に当たると同時に消滅していく。

「妖怪は人の伝承、噂、畏怖の念で創られる。そして、その怪異話は大抵が実在する人間がモデルになる。つまり妖怪は人間に依存してるんだよ。」

鴉羽の勢いを衰えさせず、むしろ強くしながら俺へと話しかける黒部。

黒部の鴉羽は遠距離攻撃。

対して俺が使える攻撃技は…無い。

修行はここ一週間程やっていたが、直接的な攻撃技はまだ一度も出せた事が無かった。

他にも、出せる技と出せない技があり、出せる技は結界と結界を応用させた技だけだった。

後に黒部が言うには…「たぶん、学習しなきゃいけないんだろう。異刀の中には学習する事で力を着ける奴がいるからな。まだ誕生して間もない刀なんかはそういう性質が有るらしいぜ。」…との事。

学習…つまりは体験する事。

「あんたが直接的な攻撃をすれば、俺はもっと力が使える!」

鴉羽を凌いだ俺はそのまま黒部の周りを円を描く様に走りだす。

「今の鴉羽は遠距離攻撃。ならこれで、俺も遠距離攻撃が出来る。」

ちょうど黒部の周りを一周した俺は右手の刀、コンの刀を地面へと刺す。

走っている間に地面に着けた、コルの刀の跡の上に。

「喰らいな!『葛の式、雷爪円』!」

刀で着けた円から雷が噴出し、中央にいる黒部に引き裂かんばかりの勢いで向かって行く。雷撃は黒部が全方位型の結界を張る事で阻まれた。

「くっ!大した威力だが、結界が破れる程じゃねえな!」

「焦るなよ。まだ俺のターンは終わっていないんだからよ。」

「上⁉」

そう。俺は今、黒部の上をとっている。

最後の止めを、刺す為に。

「知ってるか?殲滅用の兵器ってのは、大きくなければ大した威力は出ないんだ。今俺が使っている技やお前の『鴉羽』みたいに結界一つで防げるようにな。だが、もし一点を集中して攻撃出来たらどうなると思う?」

刀身に雷が集まっていく。

振りかぶった二本の刀は相当な重さになっており、今すぐにでも放電してしまいそうだ。

「確かにあんたの言う通り、妖怪は人と似ているかもしれない。」

感情だったり、知能だったり、性格だったり、色々な所が人間と似ている。

でも、やっぱり俺は一緒に考える事は出来ないのだ。

だって、ただの人間なんかには…

「ただの人間なんかには、こんな事は出来ないだろ?」

『葛の式、電子砲撃』

上から振り下ろした電子の渦は硬めに設定したはずの結界にまで影響を及ぼし、拡散させなければならなくなる程の威力を内包していた。

いやはや、雷とは怖い物だな〜。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「「つっかれた〜〜。」」

本日二度目の言葉が口をついて出る。

既に二人共、憑依を保っていられる程の精神力は残っていなかった。

「小僧、お前本気で撃ちやがったな。」

「良いじゃないですか。拡散させたおかげで無傷だったんですよ?感謝こそすれ文句の筋合いは有りません。」

「ちっ!生意気言いやがって。これじゃあ体術なんて関係無いじゃねえか。」

「そりゃそうですよ。」

「何?」

「だって狐は、頭で戦う妖怪ですから。」

「ふん!違いねえ。」

僕が倒れている所にコンとコルが手を貸す為にパタパタと駆けて来る。

何か、癒されるなあ。

「ご主人、大丈夫ですか⁉」

「ご主人様、何処かお怪我はされていませんか⁉」

「大丈夫大丈夫。それにしても、今のは調節が必要だなあ。」

あんなのを何発も撃っていたらこっちの身まで危なくなってくる。

「そうですよ、ご主人。いくら相手の技を基礎にすると言っても、あれでは最早原型が残っていませんよ。」

「だって、黒部さんに勝つにはあの位の威力はないと…ね?」

「ね?じゃありません!ご主人様はもっと御身体を大切にして下さい。憑依している時は私達はご主人様を守れないんですよ?」

「以後気をつけます…。」

いつの間にか正座で幼女から説教をされる男子高校生の姿がそこにはあった。

と言うか僕だ…

「おい、烏天狗。お前もちっとは手を貸せよ。はあ?面倒くさい?ふざけんな!てめえ、ちょっとそこに座れ!」

一匹の鴉に説教をする成人男性の姿がそこにはあった。

と言うか黒部さんだ…

「何か、状況がカオスになって来たなあ。」

「「聞いているんですか⁉」」

「はい‼」

つい最近までは、コンとコルの事が分かってはいなかった。

つい最近までは、黒部さんの事を完全な悪だと思っていた。

コンとコルは僕を本気で心配してくれる。

僕の為に力を貸してくれるし、僕が迷った時は意見まで出してくれた。

黒部さんは妖怪は使役する物だと言っていたのに、良く見てみると妖怪をちゃんと家族として、相棒として頼りにしているだけだった。

全てが良い方へと向かっている。

そんな気がする。


「赤原さん。」

「ん?何かな、青田さん。」

「赤原さんに手紙が来ています。」

「僕?でも、ここにいる事を知っている人っていないはずだけど。誰から?」

「それが…。」

青田さんは手紙を無言で渡してくる。

その手紙には、差出人が書いておらず。中の羊皮紙には、一言だけ。

[あなたに狩人の加護があらん事を。]

「何だ?これ。」

無機質なワープロの文字、そして狩りに関する単語の存在がやけに目立つ。

「はは!ついに来たな。狩りの知らせ。」

黒部さんが鴉への説教を辞めてこちらを見ている。その顔は、出会った時の様な悪人を思わせる笑みが刻まれていた。

「黒部さんにも手紙が来ています。」

「おう。ありがとよ、嬢ちゃん。」

黒部さんは手紙をひっつかんで中を取り出す。

その羊皮紙には…

[開催日、日付が二度変わる時現れん。場所、條崇寺高校第一グラウンド。]


狩りの狼煙が……昇った。





どうも、テスト終わりの片府です。

ふっ。何故でしょう

テストが終わってのに涙が止まりません。

日本の歴史って、大変ですよね…。

さて、いよいよ主人公達が技の名前を叫び出しました。バトルと言えば技は付き物ですよね。

そんな主人公達の技を読者の皆様にも考えて頂けないかと、私、片府はお願いしたいと思います。

いや、本当に技を考えるのって大変なんですよ。

まだそんなに書いていないのに…と思われる方もいらっしゃるでしょうが、一つ二つならまだしも、これからやって行くには不安しか有りません。

ですから読者様のお知恵をお借りしたく!

どうかよろしくお願いします。

また、スピンオフで書いて欲しいキャラクターも募集します。

もう出たコンは勿論、出て間もないセレ、これから出てくる登場人物達など。

書けるだけ書きたいと思います。

感想欄の一言欄などを使って、投稿して下さい。

これからも、狐の事情の裏事情をよろしくお願いします。


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