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第四十一話 涙 (遭難編 第六部)

 心の闇は誰でも持っている。

 追い打ちをかければいつかは必ず、その防壁は脆くも崩れ去る。

 過去、如何なる国の暴君、良王にも闇はあった。闇は光と表裏一体であったのだ。

 光が強ければ、闇はその暗さを一際際立たせる。夕暮れ時の影のように…。

 闇から目を逸らす事は出来ない。

 屈するか、ねじ伏せるか。はたまた…他の方法で消すか。

 なんにしても、影を見つけたら用心するといい。警戒心無く近付けば、あっさりと飲み込まれてしまうだろう。

 暗くて、誰にも見つからない。生きているのか、死んでいるのかも分からない。生き地獄の中へと。

 光を常に携えろ。

 闇には常に背を向けろ。

 影には針を突き立てろ。

 さすれば汝、闇から遠のき、闇から身を隠し、闇から身を守ることが出来よう。

 さあ、来たぞ。

 汝の影はもうすぐそこに…

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あらら、ちょっと追い込みすぎたかな?」

『主の不始末とはいえ、このまま彼女が死んだら私も責任を追うのだろうか?』

「おいおい、悲観的になりなさんな。…まだ物語は始まったばかりだよ」

 樹の天辺から輪っかにした指の間から戦況を見守る。

 彼女は崩れ、彼が叫ぶ。

 精霊達の個々人の強さは一体で一個小団体程度。普通の人間が対抗出来る訳が無い。

 憑依している事は最低条件。その憑依も完璧ではない。

 油断すれば死ぬし、ひょんな事から足をすくわれるかもしれない。

 どんな特訓も、ギリギリの境界線を綱渡りする事が一番効率が良いものなのだ。とはいえ、ハンデ持ちにこの修行はキツかったかな、と思わなくもない。

 突然知らされた驚愕の事実、目の前に現れた『自分』という名の敵。あの娘は頭が良い。だからこそ深く考え、深く理解し、深く交わろうと努力する。

 だが、それが必ずしも良い方向に向くとは限らない。

 現に、彼女は自分の心を見失い、自分が否定した自分に殺されようとしている。

 彼女が短絡的な人間なら、こうはならなかっただろう。これが、真面目な人間の陥りやすい迷走の世界だ。

「ここで死んでも、新しく代わりを見つければ済む事だ。それくらい、俺とお前なら出来るだろう?」

『出来る出来ないの問題ではない。私はあくまで、彼等の事を想って言っているのだ。人間は我々とは違うんだよ』

「……そうだね」

 そう。だからこそ、代わりが利かないからこそ、生半可な事は許されないのだ。

 俺の中に棲む彼女に言われなくても、そんな事は分かっている。ただ…

「ただ…彼等が羨ましくて、仕方ないんだよ」

 一際大きな風が吹く。

 俺が乗る樹も、その周りの樹も、大きく枝をしならせてその強風に耐えている。

 神聖なこの地で育った植物はただの植物ではない。

 ここに住む者に力を与え、協力をしてくれる。

「精霊達もこの樹の一部。とはいえ、あくまで指令を出しているのは俺だから、止めたいなら俺を倒すしかない」

『指令を出すのは主、そして主に状況を報せ、視せるのが私。この役割分担も板についてきたわね。それよりも…主、三秒後に上に跳んで』

「ほいほい…っとな」

 彼女の言に従って上に跳ぶ。

 俺の死角から飛来した黒い何かは、先程まで俺が乗っていた枝に綺麗な切断面を残して消えた。

『そのまま下に降りては駄目。どこかの枝に捕まって』

 目の前で揺れる一本の枝に捕まりながら、忠告を受けた地面を覗いてみる。すると、下には森の精霊達がこちらを見上げて集まっていた。

 精霊達には少年達を見つけたら集まり、攻撃するようにしてある。にも関わらず、今俺の所に集まっているという事は俺も彼等の攻撃対象として見られているという事だ。

 指令を出した人間を無意味に襲うほど、精霊はアホじゃない。

「あちゃー、ちょっと油断し過ぎたかな?」

『本人に聞いたら?もう少しで、こっちに来るし』

 地面から再び天へと視線を向ける。

 太陽の光の所為で顔までは確認出来ないが、その背中に大きな翼を持った男がゆっくりと降下してくるのが確認出来る。

 冷や汗と共に、ちょっとした後悔の念が頭をよぎった。

 いくら知らなかったとはいえ、まさかこの段階まで成長していると誰が思う?まさか…

「森の守護者 烏天狗。その真骨頂の能力に気付いていたとはね。俺も迂闊だった」

「ああ、俺は坊主ほど甘くないんでな。昔っから、気に入らねえ奴には精神的にも肉体的にも痛めつける質なんだ」

 枝に捕まる俺と相対するように降下してきた彼は不敵にニヤついている。

 牽制程度の飛び道具による攻撃、逃走を封じる精霊達の操作。たった二手の行動で、俺の退路は完全に塞がれた。

 この戦闘をあくまで一対一に持ち込む嫌なやり方。地味ながらも完全な行動予測。決して慢心をしない不完全な自信。

「やっぱり、一筋縄ではいかなそうだね?黒部さんは」

「お互い様だろ?」

 その手に持つ錫杖が鳴る。

 シャランシャランと澄み渡る。

 さて、俺も動く時が来た。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 目の前が暗い。

 直前に見た刃の姿がフラッシュバックする。

 ああ、私は…死んだ?

「誰が……死んでいいって言った?」

 誰かの声が聴こえる。

 懐かしく、怒りの中に哀しみを帯させた声が聴こえる。

 誰の?誰の声?思い出せない。

「死ぬ覚悟も…俺の前で死ぬのも…俺は一言も許可を出した覚えはねえぞ…」

 淡々と諭すように聞こえてくる声に、私の記憶の扉が叩かれる。

 聞いたことのある声、聞いたことのある言葉。

 そうだ…。何度も焦がれ、何度も隣に立とうと努力した相手。

 ただ平和に、当たり前のように暮らせればそれで良いと思わせてくれた相手。

「いつまで寝ぼけてるつもりだ!さっさとこっちに戻ってこい…土花!」

 何かを突き破る感覚が伴い、視界が再び鮮明になる。

 どことも知れない場所に迷い込んでいた私を引き戻してくれた彼の背中が、私の身の安全を護っていた。

「あ、赤原さ…」

「…悪いが、少し伏せていてくれ。…手加減してる暇は無いんでな」

「えっ?」

「『虎狐』!」

 赤原さんの両手に握られた二刀が光を放ち、徐々に一本へと集約していく。

 一本となった刀は電気を迸らせ、その姿は雷の具現のようにも見える。

「『葛の式 外壁雷』!」

 腰だめにした刀を横に一閃。

 雷で形成された刃が私達を囲んでいた精霊達の半分を両断する。

 でも、半分は残ってしまう。これではまだ逃げれない。

「赤原さん…」

「黙ってろ。…爆!」

 爆音が連なる。

 一閃で散った精霊達の亡骸から、地面を雷が奔りもう半分の精霊達も焼く。極めつけは、私達を囲んだ雷が上へと放出されて残滓も残らず消し去った。

「すごい……」

 思わず雷の壁に魅了される私。そんな私の右手を左手で赤原さんが掴む。

 壁の層が薄くなり始めた所に体当たりして抜け出し、通り抜けざまに樹々を斬り倒しながら駆け出す。

 繋がれた手の温もりを確かに感じながら、ただ一点の違和感を感じる。体温だけじゃない、何か液体に触れている触感。

 繋がれた手を見る。そこにはいつもの白い和袴だけではなく、赤い染みを拡がらせたボロボロの腕が覗いていた。

『…悪いが、少し伏せていてくれ。…手加減してる暇は無いんでな』

 あの言葉の意味を今更ながらに理解する。敵の多さから出た言葉ではなく、手負いだから暇が無かったのだと。

「私の…所為で!」

「説教は後だ。今はこのまま逃げて結界のある場所に行く。カゲメ、どうせもう探してあるんだろ?案内してくれ」

 自分の影に語りながら赤原さんは迷う事なく走り続ける。その強さに、その眩さに、私は涙を流しながらその背中へと付いていった。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おやおや?向こうはなんとか切り抜けたみたいだね」

『少年が左腕を負傷。今は二刀を妖刀化させる事で窮地を脱したわ。もうすぐで結界にも到着するし、ひとまずと言った所』

「がはっ……」

 憑依も解けてボロボロになった黒部さんの上に座り、俺は再び指望遠鏡で彼等の動向を探る。

 しかし、腕の負傷か。特に毒とかは使わせていないけれど、精霊達の手刀はかなり味のある性質をしている。

 対不死性とでも言えば良いのか、精霊達の手刀はただ斬るだけでなく、痛みの感覚を根強く植え付ける。

 どんな不死性を持った妖怪も、痛みに慣れるという事は無い。

 痛みとは、生きる上での肉体のサイレンであり、限界を超えない為のストッパーだ。

 痛みを感じれば感覚は鈍り、精神は摩耗し、やがては精神に深い傷を残す。

 痛みとは恐怖であり、恐怖は本能。

 本能に逆らっては、生物失格である。…いや、妖怪は殆ど生物の部類ではないけれど。

『あらあら、あんなに無茶をして。あの汗の出し方はちょっとばかりマズいんじゃない?』

「う〜ん、そうかもね。下手するとちょっとの刺激でショック死してもおかしくないかも?」

 歯を食いしばって少女の手を引いて走る少年。

 元々、彼女がヘマをしたからそんな事になったというのに、健気なものだ。

「さて、彼等は彼等で何とかするでしょ。それより、こっちはこっちの仕事をしようか」

『あら、意外と積極的。彼との戦いで熱が入っちゃった?』

 冷やかし百パーセントの声色で問いかける彼女に、俺も抗議百パーセントの声で断じる。

「馬鹿言うな。元々こうする為に分断したんだぞ。むしろ、今やらなきゃ近くまで来ている人魚に泡にされかねん」

 そう。向こうは気付いていないだろうが、ここから僅か数百メートル前後にセレさんとやらがいる。

 まっすぐ歩いて来ている現状、今すぐ動かなければ連戦になってしまう。

 そんなの、体力が辛いにも程がある。相手は不死性だって持ってるし。

『相変わらずの自信の無さね。別にどうって事はないでしょうに』

「俺は弟子達の間でも戦闘は苦手なんだ。知ってるだろ?」

『そうだったわね。主はどちらかというと、呪術の方が向いていたわね』

 そんな見てくれの癖に、などと余計な茶々を勝手に入れて勝手に笑っている彼女を無視し、気絶した黒部さんを担ぎ上げる。

 ここから近い隠れ家は…約三キロといったところか。

「出だしは好調。でも、君達の遭難はまだまだ終わらないよ。俺の所に着くまでが遭難だ」

 風が吹く。

 木の葉が舞い、樹々がさざめき、神聖な森が泣いているようだ。

『悲しんでる。時代に取り残された不遇を嘆いて』

 彼女の柔らかな声が背中を押す。

 木の葉を吹き荒らす風が止んだ時、そこには誰もいなかった。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「痛っつう!」

 激痛を伴いながら、袖を破いて作った簡易的な包帯で止血を図る。

 破くまでは一人で出来たのだが、流石に締める事は出来なかったので土花にも協力してもらった。

 で、その土花はと言えば…

「土花、何があった?急に戦意喪失だなんて、あっちゃいけない事だろ?」

「……すいません」

 これである。さっきから似たような質問をしているのだが、その度に悲痛な顔で謝るばかりで何も話さない。

 憑依を解いていない今の土花は感情が表に出やすい。何かを隠しているのはバレバレなのにその事に気付かない程に、彼女は何かを悩んでいるのだ。

 コンとコルの読心術を使えば話は早いが、俺と憑依していてはそれも出来ない。

 かといって、俺が憑依を解けばこのやけに強い痛みを発する傷を治す事が出来ない。

「はあ…、苦手なんだがな。この手の説得って…」

 袖を破いて露わになった腕の血を拭いながら、止血を完了して座り込む土花に向かい合う。

 現在身を潜めているのは最初に身を寄せた窪みよりかは広く、小さな洞窟のような様相をした場所だ。

 これを見つけたのもカゲメだが、現在は偵察ついでに水場を探しに外出中。問い詰めるには、絶好の機会と言えよう。

「なあ、いい加減話してくれねえか?そこでそうやって縮こまられても何も始まらない。むしろ、これからの行動に支障を来たすぞ」

 決して威嚇したわけでも、まして怒った顔や声で話したわけでもない。なのに、土花は怯えたように目に涙を溜めながらより一層塞ぎ込んだ。

 やっぱり説得は得意じゃない。意固地になった人間は埒が明かないから。

 溜め息を思わず一つ吐いて次の手を考え始める。

 土花があの状態ではこちらが一方的に聞いても答えはしない。となると、こちらがその『何か』を指摘してやらなければならない。鍵となるのは、ここに着いてからの会話の中だろう。その中で土花が気にする事と言えば…

「土花の親父さんの事か…」

「(ビクッ!)」

 土花の反応に心の中でニヤリと笑う。

 どうやら的を射たようだ。

「青田 義光だっけ?土花が悩んでいるのは、その人に関する何かって事か」

「………す」

「ん?」

「おかしいんです。…当時の父の容姿は明らかに三十代でした。五十年前に父がこの地にいたのだとすると、どう考えても辻褄が合いません。そんな事を考えている内に…周りを囲まれてしまって……」

 膝を抱えたまま、土花が涙声であの時の事を話し出す。

 後はもう雪崩の如く、溜め込んでいた物を吐き出す勢いで土花は俺に打ち明けた。両親が殺された日の出来事も、そこから過ごした毎日を、俺と出会った後の生き方の変化を。

 あの時、自分が殺したはずの昔の自分が、自分を殺そうとしたのだと。

 一つ一つ話していく土花の様子は痛々しく、まるで右も左もわからない子供が無理をしているような、そんな気がした。

 膝を抱え、顔を埋め、傷ついて悩む彼女に、俺は左腕をゆっくりと伸ばす。

 土花の頭に触れ、こちらに寄せて撫でてやる。

 胸の所で土花の体温を感じながら、労いの意図を込めて撫で続ける。

「土花は考え過ぎだ。そんなんだから、暴走すんだぞ?」

「ひっく、うわぁぁぁぁーーーん!」

 子供のように泣きじゃくる土花に胸を貸す。

 服が土花の涙に濡れるが、不快には感じない。いつだったか、彼女の両親が亡くなっていると聞かされた時、彼女は別に悲しくはなかったと言っていた。彼女はそんな自分を嫌っていた。両親を本当に愛していたのか、それが分からなくなってしまうから…と。

 だが、それは違う。涙は心が現実を見る事で流れる。認めない、認めたくないと思えば現実は歪み、曲がり、涙を流す為の心の余裕が失われる。

 彼女は今この時まで、心の余裕を失っていたのだ。大切な人が、家族が死んだという事実を客観的に見る事が出来た、今この瞬間まで。

 土花は思いっきり泣いた後、電池が切れたように俺の膝を枕にして寝てしまった。

 土花が寝ている間、俺がやれる事と言えばカゲメの帰りを待つ事だが…

「ここ…日が沈まないのか?」

 完全に記憶しているわけではないが、太陽の位置がここに来た時と変わらない気がする。

 時間が止まっているとかそういうのではなく、純粋に夜という概念が存在しないかのように天に昇る太陽は天辺で輝き続ける。

「精霊が具現化するような場所だから普通の場所ではないと思っていたけど、ここってもしかしてかなり奇抜な場所なんじゃ?」

「何よ。今頃気が付いたのかしら?」

 樹々の影から生えるように現れ、偵察から帰ってきた…ように見えるカゲメが洞窟に入ってくる。

 俺の膝で眠る土花を一瞥し、土花は止血した俺の傷を検分し始める。

「ライカ、この傷かなり痛むんじゃない?」

「呪い…の類いなのかね、これは。痛みがまったく引く気配を見せない」

「……傷は塞がっている、のにね」

 そう。傷は確かに深かったが、ただ傷を塞ぐだけならとうに出来ている。『妖刀 虎狐』を手に入れてからというもの、人間味が更に減ったらしく自然治癒力や神通力が強くなった。

 神通力の方は意識しなければ問題無いのだが、自然治癒力の方は無視出来ない。ありがたいと言えばありがたいが、このままでは人間ですらなくなる…そんな予感がしてならない。

「大丈夫よ」

「へっ?」

「この傷、確かに今のままじゃ傷は引かないと思うけど、セレがいれば問題無いわ。仮にも人魚だし…ね」

 温かな声色でそう言ったカゲメは俺の塞がった傷を撫でた後、今度は土花の側に座る。安心しきったように眠る土花の寝顔を見ながら、カゲメは自らの黒髪を後ろに流しながら微笑んでいた。

 その仕草にドキリとさせられながらも、平静を装って頭の中で話題を探す。

「そ、そういえば、この先どうすればいいんだろうな?結局、修行の具体的な手段も分からないし。まさか、あの精霊達を倒していけば良い、なんてはずがないだろうし」

「それについては何とも言えないわね。第一、力の使い方なんて言ってはいるけど、ライカの目的はそれだけじゃないでしょ?」

「なんだ。バレてたの」

 居心地の悪さに思わず笑う。だが、カゲメの顔はそんな冗談も通じない程に真剣そのものだった。

『話しなさい』

 言葉に出さず、表情だけで俺にそれだけを伝えてきた。

「良い天気だと思わないか?カゲメ」

「……そうね。不愉快になりそうなくらい良い天気だわ」

「雨が降った時が…勝負の時だ」

「降れば良いわね。…いつになるか分からないけど」

 今話せる事は何も無い。言外に警告を発したカゲメを真似て、俺も言外に話さない意思を表明する。

 これ以上は無駄と思ったらしく、カゲメもそれ以上の言及はせずに洞窟に僅かに差し込む太陽の光を睨みつける。

 忌々しげに、仇を見つめるような面持ちで。

 煌々と輝く神聖な陽光は森を照らす。太陽は未だ頂点に座し、夜が来る気配は無い。

 肩の傷は痛みが強くて動かす事も出来ず、敵は無限に出てくる森に住む精霊達。

 俺だけでは絶対に生き残る事は出来ない。たとえ全盛期のカゲメを入れたとしても…まだ足りない。

「お前の力が必要だ。…土花」

 寝息を立てる彼女の頭を撫でながら、解放されたように安心して眠る土花の顔を見る。その目からは、先程まで流れていた涙の残滓が、名残惜しげに輝いていた。

祝‼︎ 高校三年生ーーー!

はい、どうも。この度四月から高校三年生になりました、片府 忍です。

二年の六月から書き始めた今作ですが、いつの間にかこんなにも物語は長く続いております。これもひとえに、読んでくださる読者様のお陰でございます。

高校三年に入る少し前から受験勉強をしている私ですが、それの影響で投稿ペースは激減してしまいました。それでも見放さずにここまで読んでくださった皆様には何と言葉を尽くせば良いのか、最近では分からなくなるほどです。

遭難編も佳境に入り、次回はようやく第一部の最初に戻って森場攻略へと向かいます。もう一つ、今月中に投稿出来ればなあ、と思っています。

あ、それともう一つご報告をば。

私、片府はTwitterを始めました。こちらでは何日に投稿します!などのお知らせをしたいと思っています。

また、雑談なども受け付けておりますので、Twitterをしている方は「片府 忍」で検索してフォローしてみてはいかがでしょうか?

私事でございましたが、宜しくお願いします。

ではまた、次のお話でお会いしましょう。さよなら〜。

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