第二十一話 時間拘束 (古都編 第四部)
森の奥深くにある洋館。
本来なら誰も寄り付かない場所に、私の家はあった。
お父さんと私と使用人の人達。
洋館で暮らす人々は普通の人ではなかった。
私も例外ではない。
幼い頃からお父さんに妖怪の知識を叩き込まれ、同級生がやっているような遊びを何一つ知らなかった。
学校でも私は浮いた。むしろ浮かなかった日が存在しない。
他の子には見えない者が、私には見え、感じ、触れ合い、使っているのだから。
そんな日々を過ごす私に、一つの変化が起こりました。
そう、お父さんが死んだのです。
家に帰り、いつものようにお父さんの書斎に行くと、そこにはうつ伏せで倒れるお父さんの姿。
私の断末魔は洋館中に響き渡り、使用人達も全員が書斎に駆け込んでくる。
私はそこで一度終わった。
支配者の消えた国が分裂するように、私という存在は別の異質な者となった。
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雀の声が聞こえる。
どうやら朝になったようだ。
「あれ?何か…顔が痛い。」
寝返りでもうってぶつけたのかな?
窓の外は既に日が昇り、木々に止まる雀が二匹並んでこちらを見ている。
しかし、キングサイズのベッドで僕はなぜか端の方で寝ている。
僕は体を真ん中へと移動させようと、視線をベッドの中央へと…
「へ?」
…向けた所で気付く。僕の隣で寝ている一人の美少女に。
「あ、青田さん⁉」
予想外の展開に、頭が尋常じゃない早さで警告を告げる。
何だ?今度は本気で間違いを犯してしまったのか、僕は?
いやいや落ち着くんだ、僕。
さあ、昨日の事を思い出してみよう。
昨日は、確か、部屋で寝ている朱雀さん(ちゃん?)を起こさずに部屋を転々として…。
昨日の記憶を順繰りに検索をかけていく。
良かった。僕は気まずくなるような事は何もしていない。
「しかし、なぜ僕は寝る直前の記憶が無いんだろう?」
非常に気になる事ではあるが、気にすると寿命を縮める、という本能のお達しにより、記憶は海馬の向こうに永久封印と相成った。
「ふう。なんか無駄な汗をかいた気分だ…。」
まあ、青田さんの寝顔を見れただけでも収穫大ではあるけれど。
「そういえば、青田さん、最近また髪伸ばし始めてるんだよなあ。」
あれは、一週間程前だろうか。
髪が伸びてきた青田さんに、髪はもう切らないの?と聞いたところ。
『そうですね…。昔の髪型も懐かしいですし、伸ばしてみます。』との事。
長い黒髪は今じゃあ肩下の所をキープしている。
青田さんは、このぐらいが丁度良い気がするのは、彼女の人となりを知ったからだろうか。
「さて、そろそろ部屋に戻ろうかな。時間は…七時ちょっと前か。二度寝するには微妙かな。」
青田さんにお礼のメモを残して部屋から立ち去ろうとする。…ううん、何か忘れている気が。
「ご主人!」
「ご主人様!」
うわちゃ〜。すっかり忘れてた。
既に目が視えている以上、コンとコルが起きているのは分かったはずなのに。
そんな内心をおくびにも出さず、青田さんの部屋の前で待っていたコンとコルに大人しく投降する。
コンとコルも色々言いたい事があるらしく、喜々として僕に正座を強要する。
はっ!正座が何だい。なんならついでに土下座でもしてやろうか!
「さて、ご主人。私達に何か言いたい事はございますか?」
「ご主人様〜。私達は別に怒ってはいないのです。ただ鬱憤を晴らさせてもらえれば、それで良いのです。」
なるほど、つまりは大変ご立腹な訳だ。
既に尻尾をパチパチいわせている二人に何を言っても無駄だろう。
ならばここは命乞いではなく、もっと別の事を言うべきだな。
「コン、コル、ありがとう。」
「「はい?」」
二人は何を言われているのか分からない、という顔で僕を見下ろす。しまった、肝心な部分を省略してしまった。
「いや、ほら夏は過ぎたとはいえ、まだ残暑が厳しいだろ?この洋館、各部屋は空調が効いてるのに廊下だけは空調効いてないから。暑い中待っててくれたんでしょう?僕が寝てる間。」
廊下には冷気が溜まりやすくなっていたりするものだが、ここは今熱気が篭ってしまっている。
コンとコルの着ている和袴は半袖とはいえ、なかなかに厚さがある。
以上の事から、僕は二人が暑い中待っていてくれたと推理した訳だ。
「いえ、暑くなかったと言えば嘘になりますけど、そんな長く待ってはいませんし。」
「そ、そうですよ。ほんの小七時間くらい、待った内には入りません。」
どうやら本当に待っていたみたいだ。
にしても小七時間、てもはや『小』ではないだろうに。…まさか、一晩中待っていたのか?
見れば、コンとコルの目には少しだけクマが視える。
「二人共、寝てないの?」
僕が心配して二人に確認すると、二人は何でもないかのように笑顔を向けて答えてきた。
「別に問題ありません。ご主人がどう思ってくれているのかは知りませんが、私達は妖怪です。」
「妖怪は別に眠らなくても死にません。ご主人様がご心配するような事ではありませんよ。」
二人が無理をしているような雰囲気はない。だが、二人の言葉は僕の心を、僕の認識を少しだけ傷つけた。
『妖怪』だから。
あなたの知った事ではないでしょう?
まるでそんな事を言われたような、信頼していた友に裏切られたような感覚。
僕の心の想いを計る事が出来ず、コンとコルは二人共首を傾げている。
僕は堪らず口を開こうと、一歩前へと足を踏み出して…
「おい坊主共、ちょっと良いか?」
部屋から顔を出した黒部さんに呼び止められた。
黒部さんの顔は昨日からまるで変わっていない。
警戒し、策を練り、敵を見定める目。
黒部さんが、戦闘体制に入っている?
僕はひとまず言葉を飲み込み、黒部さんの手招き通りに部屋に上がる。
僕達と同じ造りの部屋。
簡素なキングサイズのベッドと存在する意味が無い小型の冷蔵庫。勉強机と思われる木の机。
黒部さんは迷う事なくベッド脇まで移動すると、険しい顔で一つの目覚まし時計を指差した。
「時計…ですね?それがどうしたんですか?」
「時間なら、今は七時三十七分ですよ?まさか鴉、早く出掛けようって意味ですか?」
「違いますよコン。きっと早く脱出しよう、と言っているんですよ。…きっと。」
だいぶ自信無さそうですね、コルさん。
若干苦笑いした僕は、黒部さんに解答を求める生徒の如き視線を向ける。
「それで、時計がどうしたんですか?」
黒部さんが頭に手を置いてやれやれとでも言いたげな顔をする。
な、何でしょうか?その失望感溢れる雰囲気は。
「お前等、ヒントを出さねばクイズも出来んのか…。仕方ねえ。ほら、日付を見てみろ。」
黒部さんの言う通り、三人で時計の日付を視てみる。日付は…九月七日。九月七日⁉
「えっ?黒部さん、今日って確か八日のはずですよね⁉」
時計を持ち上げて黒部さんが僕に投げてよこす。
三人で何度も確認したが、何度視てもその日付は変わらない。
携帯の時計も確認してみる。そこにはしっかりと八日と表示されている。
「ご主人、やっぱり寝た方が良いんですかね?」
「世界が!世界が狂ってます〜!」
二人共、落ち着いて欲しい。ここは落ち着いて行動するのが吉…
「ご、ご主人!冷蔵庫に頭突っ込んでどうしたんですか⁉」
「ご主人様〜!まだ天上に昇るには早過ぎます〜!私達を置いていかないで下さい〜‼」
コンとコルに羽交い締めされて、ようやく僕は冷蔵庫から脱出する。
あ〜、頭が冷えた。
「黒部さん、これは一体?」
「さあな、だが、これじゃあどっちが本当の時間か分からねえ。嬢ちゃんが起き次第、久城と朱雀の館主に会いに行くぞ。」
朱雀の館主…ああ、昨日僕の部屋で寝てた。
「あー‼」
「ど、どうした?いきなり大声出して。」
「ご、ご主人、まだ頭がちょっと?」
「ご主人様〜、戻ってきて下さ〜い。」
「いやいやいや!大丈夫だよ。ただ、思い出した事があって。…まだ僕の部屋で寝てるのかな?朱雀さん。」
「「「 ‼ 」」」
僕の何気ない言葉を聞いた三人が僕から距離を取り始める。えっ?僕、何か言った?
「あ、あの〜、なんで離れるんですか?」
「いや、だって、お前に幼女誘拐の容疑が…」
あ〜、やっぱりその誤解か。
青田さんといい黒部さんといい、どうして想像力豊かな人はそっちに気がいくのか。
まあ、気持ちは分かりますけどね!
「違います!ただ、昨日部屋に戻ると朱雀さんが部屋のベッドで寝ていたので、僕は青田さんの部屋に泊めてもらっただけです。別に、三人が思っているような事は無いし、何も無かったです!」
誤解を解くとは非常に面倒だと感じたのはこれで何度目だろう。
まあ、何はともあれこちらはやましい事は無いのだ。普通に接すれば問題無いだろう。
「とりあえず、僕は部屋に戻って様子を視てきます。コンとコルは青田さんの部屋に行って起こしてきてくれる?黒部さんはセレとカゲメをお願いします。」
三人が一つ頷いて行動を始める。
時間の止まった洋館。原因は不明。
館の圧迫感を体全体に感じながら、僕達は自分達の定められた時間を取り戻す為に、奔走する事と相成った。
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部屋で昨夜寝ていた朱雀さんは既にいなくなっていた。
朝方に久城さんが回収したのだろう。
青田さんは寝不足なのか、若干クマを作って登場した。その時に、「隣に赤原さんが…赤原さんが…。」と言っていたのが気になるが。
全員が集合した後、僕達は食堂へと向かった。
昨日、喧嘩腰で臨んだ館主との邂逅。あの時久城さんは、「依頼を受けなければ帰れない。」と言った。
これはつまり、彼なら事情を知っている事の裏付けになる。
時計と携帯の日時のズレ。これを説明してもらわなければ僕達は行動を起こす事も出来ない。
外に出ようと試してもみたが、鴉を放って五分後、鴉は真っ直ぐに戻ってくると黒部さんに耳打ちして消えた。
黒部さん曰く…
「真っ直ぐ飛んでたらまた戻ってきていた。」…との事。
原因がズレにあるのかは断定出来ないが、少なくとも関係はあるだろう。
食堂の重い扉を力任せに押し開けた黒部さんは、上座の椅子の横で飄々としている久城さんに掴みかかった。
「てめえ、何をしやがった?」
「はて、なんの事でしょう?」
たった一言の短い会話。それなのに、二人には幾千もの年月をもって語ったような雰囲気を出している。
「皆様、本日もまた、快晴でございます。しかし残念でございますね。皆様は、自力では外に出られません。」
執事服を纏った久城さんが不敵に笑う。
黒部さんに掴まれていてもその笑顔、ある意味相当な胆力の持ち主だ。
「あの、久城さん。この館にある時計と携帯、どちらが正しい時間なのかは教えてくれませんか?僕達がどうするにしても、時間が分からなければ話になりません。」
僕が黒部さんを久城さんから離し、話しやすいように取り図る。
久城さんは服の襟を正した後、訥々とこの出来事について語り始めた。
「なるべく手短に終わらせると致しましょう。私もお嬢様も、あまり時間はありませんから。…まず、館と携帯の時間の差違は存在しております。ただし、この場合、時間は我々を取り残しているとお思い下さい。」
「時間に…取り残される、ですか?」
「左様でございます、青田様。先代の館主…つまりはお嬢様のお父上ですが、彼は大変妖怪について詳しかったと聞きます。その知識を、娘であるお嬢様に強制的に叩き込む程に。」
久城さんの顔に悲痛の色が浮かぶ。
彼の言葉には朱雀さんを案じる色が濃く出ているが、その姿はひどく小さく視える。
「お嬢様がこの館の当主になられたのは夏の事です。お父上の死因は心臓発作、との事です。それ以来、お嬢様はここから…否、この時間を縛り付ける檻から一歩も外には出ておりません。」
「時間の檻…その表現からすると、こっちの時間が遅れているんだな?」
「正確に言うなら、歴史の強制力を無効化しているという方が正しいですね。」
正直何をいっているのかさっぱりだ。
つまりはどういう事なのだろう。
青田さんの方を視ても、その目は虚になって話を流しているのは明白だ。
最後の望みの黒部さんは頭を一生懸命働かして理解しようとし、こちらの視線には気付いていない。
僕達の様子に気付いた久城さんは少し唸った後、上座の椅子に手を置いて続けた。
「例えば、この場にある椅子は全てちゃんと存在しています。もしこの椅子を消そうと思うなら、物理的に破壊するか、元々無かった物にするしかありません。」
そういうと久城さんは椅子から手を離し、両腕を広げて世界を強調する。
「この世界には観測宇宙と記録宇宙が存在します。我々が見ているこの場は観測宇宙、現在から未来に干渉する視点です。対して記録宇宙は神の視点、過去、現在、未来を絵物語のように好きな時間を選択出来る視点です。」
ふむ、言葉で言い表されてもさっぱりだ。
青田さんや黒部さんは納得してるようだけど、一体何がどうなっているやら。
「つまりは、今の私達は記録宇宙にいる、という事ですね?」
「はい、その通りです。故に外の世界ではあなた達の存在は最初から無かった事になっています。九月の七日、その日にあなた達は駅には来なかった、という事実だけが残っています。」
記録宇宙は過去、現在、未来全てを選択する余地がある。それはつまり、僕達の存在をここに固定する事も不可能ではないという事のようだ。
「なるほどな。理屈は分かった。じゃあ、次はなんでこうなったかを話してくれるか?何かあるんだろ?こうなった原因が。」
黒部さんはだいぶ落ち着いてきたようで、久城さんから出来るだけの情報を聞き出そうとする。
あそこまで冷静さを保てるのは、黒部さんの長所だろう。
「原因は…おそらくもう気付いていらっしゃるのではありませんか、黒部様?それとも、分かるけど話したくないのでしょうか。」
久城さんが流し目で黒部さんを見る。
二人は暫く睨み合っていると、まず黒部さんが視線を外して久城さんの後を継いだ。
「坊主、嬢ちゃん。気付いていながら黙っていたのは謝る。悪気はなかったんだがな、どうにも確信が持てなかった。だが、久城の台詞で確信が持てたぜ。…俺達は、結界の中に閉じ込められているってな。」
椅子にふんぞりながら告げる黒部さんに、驚きよりも呆れが先にくる。
この人の謝罪は、謝罪にまったく聞こえてこない。…なんでこんな大人になったんだろう。
「黒部さん、結界にそんな事が出来るんですか?確かに、印象としてはそんな感じですけど、時間を囲むなんて。」
「出来ないと思うか?坊主。結界の概念は囲む事が基本だが、他にも色々とあるものなんだ。例えば…繋ぐ、とかな。」
「鴉、もう少し分かりやすく言いなさい。ご主人はただでさえ、話についていっていないのです。これ以上、説明を増やす意味はないでしょう?」
「急いでもいますし、ご主人様に合わせないと日が暮れてしまう危険が出てきます。」
おっと、目から汗が垂れてくるよ。おかしなあ、別に暑くもないのに…。
「はあ、容赦無いなあ、狐共。いいか?結界の定義には囲む、繋ぐ、重ねるの三つがある。今まで俺やお前がやってきたのは『囲む』結界だ。しかし今回は、残りの二つが適用されている。まずは『重ねる』。こいつは場所の指定だ。この洋館を『重ねる』事で適用場所を指定、そして次に時間と洋館を『繋ぐ』。すると、どうなると思う?」
洋館を指定した事で範囲を形成、次に時間とい概念と洋館を繋いで結界を張ると…ループ状態になる?
「ループ状態に似た、現在の改変になる訳ですね?」
「流石嬢ちゃん、理解が早くて助かる。記録宇宙云々はさて置いて、俺達がここから出るには『重なり』を壊すか、『繋ぎ』を切るかのどれかって事になる。」
うん、よく分からない。要は結界を壊せば万事解決!って思っておこう。
「昨日皆様にお願いした依頼は『手伝い』でございます。比較的簡単で、尚且つ責任は一番少ないです。しかし、ここから出られるかは運次第ではありますが。」
「はっ!最初っから騙されてた訳だ。依頼を受けようが受けまいが、出られるかどうかはお前等次第ってな。」
皮肉気な顔をして黒部さんは笑う。
青田さんは目を閉じて考え、セレやカゲメはいつの間にか眠っている。…どうりで静かだと思った。
コンとコルは他人事のような顔で場の成り行きを見定めている。
この場で何も考えていないのは、僕だけだ。
無い頭を振り絞っても良い事はあまり無い。
だったら実直にいくのが賢明だろうと考えた僕は、退屈そうな久城さんに顔を向ける。
「久城さん、本当の依頼内容を聞かせてくれませんか?」
目を閉じていた青田さん、思考を回転させていた黒部さん、予想外の事に目を見張っているコンとコル。
皆の視線が僕に集まる。
言葉を聞く事はないが、しかし全員が言いたい事は分かる。
『お前、本気でやるつもりか?』
結界を壊す方法を僕は知らないし、脱出する手段もまったく思いつかない。
だったら行動あるのみだ。幸いな事に、答えを知る人間が目の前にいるのだから。
「赤原様、本当に聞くのですね?告白致しますが、本当の依頼内容を聞いたら後戻りは出来ませんし、させる事も出来ませんよ?」
久城さんの目が据わった物へと変貌する。
脅しではなく、本気の心から出た忠告。
だが、僕達からすると、そんなの今更でしかないのだ。
セレの時も、カゲメの時も、鼬地さんの時も、どんな時でも変わらない。
僕達は、僕達らしく、いつでも笑顔で…
「さあ、愉しい脱出の始まりだ!」
無言で入ったコンとコルのお陰で攻撃性を帯びる思考。
白い和袴に金色の耳と尾、溢れ出す気は天井の明かりを揺らし、久城さんだけでなく青田さんや黒部さんも目を覆う。
風は建物全体を揺らすように流れ続ける。
「もう一度言うぜ?依頼内容を言え。全てを、愉しんでこなしてやる。」
華蓮譲りの笑みが、俺達の行動開始の合図となった。
やばい、遅くなった!
という訳で、最近書くスピードが遅くなりつつある片府です。
何かすいません。ただでさえ遅いのに更に遅れて…。
時間厳守しろとはよく言ったものです。
今回は特に近況報告するような事もないので、もう作品について話そうと思います。
今回の話をもって、古都編はバトル方面へと入っていきます。
はい、バトルを期待していた読者様は拍手〜!
はい、すみません。調子のりました。
今回のバトル方面は明確な敵がいない分、少し緩い感じになるかもしれませんが、出来るだけ尽力させていただきます。
ではでは、皆様また、次回にお会いしましょう。




