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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

僕に仕えるメイドは世界最強の英雄です

七万の兵を飢えさせるな ―大将軍シェーラ兵站戦記―

挿絵(By みてみん)



「全軍突撃!!」


大将軍シェーラ様の号令とともに、われらは敵軍の横腹へ殺到した。


混乱する敵軍。悲鳴、土煙。...そして勝利。


私は、シルバー王国軍・大将軍シェーラ近衛部隊の第3隊長である。


今回の戦いもあの方のお付きとして参戦した。



まずは、戦況を整理しよう。


相手軍、ミルガルド国は約8000。


こちら、シルバー王国軍は3000だ。


数の上では不利な戦況だが、大将軍シェーラ様は常に見たこともない奇抜な作戦で鮮やかに料理してしまう。


今回の作戦はこうだ。


戦場となる平原は林や岩地など遮蔽物が点々とする広大な地だ。


そこへ、数の上では不利だと後退をした。


敵軍は好機と見て追撃してきた。


ところが、後退しながら五十人ずつ部隊を切り離し、遮蔽物にうまく身を隠させていったのだ。


後退する本軍が2000を切るまでになったころに反転し、大将軍シェーラ様直々に正面で相手をした。


敵軍は大将軍シェーラ様の強大な武力を知らず、激しい混戦状態になる。


そこがねらい目、そのすきに部隊から切り離され身を隠していた総勢1000の部隊が集合して敵後方に奇襲をかけたのだ。


いないはずの後方からいきなり奇襲をかけられ動揺したところを見計らって、冒頭にある大将軍シェーラ様の号令だ。


これでは、敵軍はひとたまりもなかろう。


「ぐわあっはっはっは。敵総大将を討ち取ったわい!!!」


お、この声は我がシルバー王国の「必殺の槍」と謳われる近衛総隊長だ。


奇襲攻撃の長を務め、大将軍シェーラ様が敵を引き付けている間に敵の総大将を討ち取ることが任務だったのだ。


どうやら無事に果たすことができたようだ。


敵軍の兵士はこの事実に完全に士気を失い、武器を放棄して逃げていった。


大将軍シェーラ様は追撃不要とのことでわが軍も引き上げの準備に入ったのだった。



「やりましたな!!大将軍シェーラ様」


近衛総隊長以下、隊長たちは満面の笑顔で大将軍シェーラ様に向いている。


ここはシルバー王国軍の帷幕の中。


軍は引き上げの準備をしているが我々指揮官級は至急、帷幕に集まるようにとの達しが来たので集まったのだ。


てっきり大勝利の喜びを分かち合うものだと思っていたのだが。


「・・・・・・・」


大将軍シェーラ様の雰囲気から何かに気付いた者から、次々と黙り込んでしまった。


一番喜んでいた総隊長殿まで、空気を読んで押し黙ってしまった。


大将軍シェーラ様は全身を黒い鎧で身を包み、顔も隠していらっしゃるので表情は読めない。


ただ、兜から出る長く艶やかな黒髪から女性であることだけが察せられるのだ。


「・・・・・・被害はどれほどだ」


ポツリとつぶやくような小さい声で大将軍シェーラ様は私に尋ねた。


「は、はあっ!!只今、把握している分で、死者213名、軽傷者102名、重傷者31名でございます!!」


その報告を聞いた大将軍シェーラ様は眉をしかめた(ような気がするのだ)


「それほどまでに被害が大きかったのか」


ととても残念がる声色だ。


焦った総隊長は、


「い、いえ、しかし、敵は数倍にも上る数の上、大将軍様自ら前線にたち武器をふるったおかげで激戦区の部隊の死傷者は一桁もおりません。これすべて大将軍シェーラ様の・・」


といいかけた総隊長は声が尻つぼみになった。


大将軍シェーラ様から怒りの気が伝わって来たからだ。


「今回の戦いの総括はこうだ。これほど死傷者がでてしまったことは下の下。これも全て大将たる私の作戦能力の不足のいたすところ」


「特に死んだ兵士の遺族には十分な補償をせねばなるまい」


くやしそうな声色でつぶやく大将軍シェーラ様を前にさきほどまで勝利に浮かれていた自分を恥じた。


そうだ。


そうだった。


我々シルバー王国は、子供や未亡人、力の弱い者を守るために創られた国なのだ。


そして兵士もふくめて被害を出さないことを旨としていたはずだ。


しかし、今回の戦いは突発的に起きてしまったもの。


その準備をする時間がなかったのだ。


それでも十分な戦果だというのに。


大将軍シェーラ様はそれでもご自分をお責めになっている。


なんとありがたく、もったいない方だ。


帷幕での軍議はこれで終わり、我々シルバー王国軍は帰路についた。



私は家に帰ってもだれもいないのでしばらく軍の本部でボーッとしていた。


そこへ、友人が話しにやってきた。


「よお、今回の遠征、ご苦労様。無事に勝てて良かったよ」


屈託な笑顔で話すその友人は王国で文官をつとめている。


いまは、戦後処理、特に遺族への補償金の捻出に大忙しのはずだ。


「よお。まあ、なんとかな。・・・・・大将軍シェーラ様いる限り負けることはありえない」


「まあな。はは、怒るなよ」


「怒ってない。それよりもお前の方こそどうしたんだ?いま、忙しいんじゃないのか」


「おお、これで2日徹夜だ。いま、俺たちの班は休憩をもらったところだ。大将軍シェーラ様からな」


実は、戦後処理を担当しているのも大将軍シェーラ様なのだ。


城へ帰還してからたまっていた政務も含めて、実務処理を行っている。


というか、この国は内政も外交も軍事もすべて大将軍シェーラ様自らが担当されているのだ。


その超人ぶりには頭が下がる思いだ。


だが、私が生まれる以前から、いや、シルバー王国が公国だったころ、公爵領だったころからずっとそうだったらしい。


もう数百年も昔からなのでだれも疑問に思わないのだ。


大将軍シェーラ様自身も人族ではないだろう。長命のエルフ族かはたまた龍族、魔族と言う可能性もある。


だがだれも疑問に思わない。


このシルバー王国の建国の大英雄であるからだ。


「いや、それでな。実はお前を呼んで来いと命令されたんだよ」


誰に?


「もちろん、大将軍シェーラ様だよ」


友人はにっこりとした笑顔で答えた。



「君には兵站管理を任せる」


執務室に来た私に、大将軍シェーラ様はそう命令をされた。


「兵站管理は地味らしく皆いやがるのだが大変な重要な部署だ。近衛隊長でありながら実務能力に富んだ君を見込んで是非に任せたいのだが・・・・・」


なんとこんな私を見込んで新しい部署を任せると言われるのか。


この国の守護神であり、私にとって女神に等しい存在である方からの御命令。


それにさっきからこの狭い執務室にいるせいか大将軍シェーラ様のかぐわしい香りがして私の頭を麻痺させていく。


この方のためならどんなことでもしたくなるのだ。


私に否という選択肢はありえない!!


「ははっ。命に代えましても」


「そうか。引き受けてくれるか。助かる。それでは今回の作戦の説明をしよう」


曰く、兵站は軍の心臓部であり、作戦の全体像を知っていなければいけない。


ゆえに兵站管理を担当する私には大将軍シェーラ様の作戦を知らされることになるのだ。


話してくださった内容は以下のとおりだ。


さきほど攻めてきたミルガルド国を含めシルバー王国を狙う国が連合を組むという。


そのためこちらも味方となる国を増やしお互いに連合を組んで勢力を拮抗させようと外交交渉を行っている。


ところが、相手の国の中に血の気の多い者がいるらしくさっそく兵士を集めて戦争の準備をしているという情報が入ったのだ。


そのためこちらも連合軍を組み、兵士を集めることになるらしい。


今まではシルバー王国単独で数も多くなかったが、今回はそうはならず大軍を動員することになりそう。


そのため兵士を飢えさせないよう、兵站をしっかり管理したい。


「ちなみにわが方の兵士の数はいかほどで?」


私がおそるおそる聞いてみると、


「およそ7万だ」


と短く答える。


7万!!


いままではせいぜい5000か6000、1万人すら集めたことのないわが軍がいきなり7万もの超大軍を動員するのか。


兵站管理。


気軽に引き受けたけど、計算するだけで眠れない日が続くんじゃ・・・・・・


「7万の軍が飢えればとたんに暴徒となり力なき平民が被害をうける。君にしか兵站管理はできないと思う。頼んだぞ」


オッケー!!イエーーー!!そのお言葉だけでもう死んでもいいぜ!フォーー!!


と言う私の喜ぶ心の声は隠しながら、


「お任せを」


とはいうものの、前線でシェーラ様の華麗にして芸術的な戦術の冴えをこの目で見られないかと思うと、一抹の寂しさを覚えるのであった。



時は流れ、なんとか優秀なスタッフに支えられながら今、私は兵站管理の隊長として7万の軍を飢えさせないようにしていた。


聞けば相手側は4万だという。


なんだ、兵数はこちらが上ではないか。


それなら心配することはあるまい。


私はそう考えていたのだが、実情はそう甘くなかったのだ。



戦いがはじまって数週間が流れた。


7万対4万。


最初は数のまま突撃をすると思っていたのだが、大将軍シェーラ様は兵をむやみに傷つけるような戦いはなさらない。


戦いの舞台は平原ではあるが、そこへ土塁をかきあげ、砦をつくり長く滞陣できる体制をつくったのだ。


相手の軍も数で負けていたこともあり、同じく砦をつくり対陣している。


長く滞陣することが分かったときは、兵が飢えたら自分の責任だとプレッシャーで胃が痛かったが、幸いにして兵糧は続々と送られてきており途絶える心配はない。


「これはこれは兵站管理長殿。兵糧はもちますかな?私たちを飢えさせないようにするのがあなたの役目ですよ」


この少し皮肉めいた会話をしてくるのは、今回我がシルバー王国軍と歩調を合わせ連合を組むことになった国の代表である将軍、名をたしか・・・・・


「これはこれはミケル将軍閣下。もちろんでございます。シルバー王国の名に懸けて兵を飢えさせないことを誓いましょう」


私がそう答えるとうんともすんともいえない微妙な表情で去っていった。


一体なんだというのだ。私の返答が気に入らなかったのか?


しかし、変だな。


いくら大将軍シェーラ様がいたずらに兵を傷つけない戦術をとられるといってもこれほど長く陣を構えることも珍しい。


そんなことを考えていると突然、使いの兵士がやってきて私にも帷幕へ来て軍議に参加するようにとのお達しがきた。


兵站管理を任されてからそのような事を言われたことがなかったので不思議なこともあるもんだと思いながら、帷幕へ赴く。



「だから、兵を3つに分け、陽動と主攻の役割を決めて攻めれば勝てると言っているだろうが!!」


帷幕へ入った途端、「必殺の槍」こと近衛総隊長殿が吠えていた。


しばらく、軍議の内容を聞いていると、積極的に攻めるため作戦を立案しても連合を組んだ国の代表者たちがことごとく消極的で作戦案にのってこないことがわかったのだ。


なんだこれは?


こいつら、こんなにやる気がなかったのか。知らなかった。


軍議の場にいるのはさきほど私に話しかけてきたミケル将軍ともう1人、たしか・・・ハイデベル将軍だったか。


もしかして長い帯陣はこの連中が臆病なせいなのか。


気づくと私は沸々と怒りが湧いてきた。


ふざけるなと言いたい。国から送られてくる食料だってタダじゃないんだ。


ここで私はハッと我に返る。


そうだ。われらが守護神、大将軍シェーラ様がどうお考えなのか。


それが一番大事だ。


私がちらりと顔を向けると、黒い仮面に包まれた大将軍シェーラ様は事の成り行きをただ黙って見守っている。


大将軍シェーラ様がそうであるならば私もこれ以上は考えまい。


黙って従うのみだ。


私がそう考えていると近衛総隊長殿が、


「もういい!!わかった!!それほど臆病風にふかれておるならば貴君らは出なくていい。わが軍だけで出撃させてもらおう」


しびれを切らしたようにそう言い放つ。ところが、


「それはいけませんな。それでは連合軍の意味がありませぬ。それともシルバー王国はわれらの顔をつぶすつもりですかな?そのつもりで声をかけ連合を組んだと?」


と大将軍シェーラ様のほうに顔を向ける。


「そのような意図はない。失礼つかまつった。ただ敵を撃破したいという気がはやり出た失言。容赦されよ」


と言う。


「ぐぬう」


と言って荒々しく座る近衛総隊長殿。


これでいったん軍議がお開きになった。


ぽつんと残された近衛総隊長どのと私、そして大将軍シェーラ様。


「あいつら、ずっとああだ。なんだかんだと言って戦わない!!臆病にもほどがある!!」


「そのうえ消極的な意見ばかりで、こちらだけで出撃すると言ったら顔をつぶすのかと言ってそれも止めてくる。絶対おかしい!!」


と近衛総隊長殿はお怒りだ。


確かにおかしい。何がおかしいかって相手の将軍たちは全然焦っていないのだ。


こんなに長く軍を止めておくと普通は焦るものなのだが・・・


そこへ、大将軍シェーラ様直属の密使が帷幕へ入り何かを報告した。


その内容は我々には届かない。


その報告を聞いた大将軍シェーラ様はにやりと笑い、


「その報告を待っていた」


「明日、もう一度軍議を開く。諸君らにも参加してもらいたい」


そう言って出ていった。


一体何が始まるのだろう。



再び、帷幕にて。


「なんですかな。また攻めかかりたいということですかな?」


連合を代表するミケル将軍、ハイデベル将軍はもはや嘲りの表情を隠さずに言う。


「いや、そうではない。長く帯陣が続いたため食料が乏しくなり大規模な食糧を輸送することになったのだが、わが軍でその護衛に向かおうと思ってな」


大将軍シェーラ様はそう言った。


「ほう、それはそれは」


とミケル将軍はうっすらと笑う。


「他に反対の意見が無いようなので、明日、わが軍はこの陣から出発することになる。留守をお願いする」


ハイデベル将軍がその言葉を受けて、


「留守はわれらにお任せを」



いま、私は兵站管理の長としてではなく、一軍を率いている。


急に大将軍シェーラ様からの御命令が下ったのだ。


本国から運ばれる輸送部隊の護衛をするためにシルバー王国軍を率いてほしいと言われたのだ。


本来なら兵站管理の私の管理が甘かったために食料が乏しくなったというのに。


・・・・しかし、妙だな。


まだ、食料は十分にあると思っていたのだが。


いやいや、大将軍シェーラ様のご判断に1ミリも間違いは無いのだ!!


ところで、待機するよう指定された場所が少しおかしい。


この道は輸送部隊が通る道ではない。


・・・・・・・・・


まあ、大将軍シェーラ様が言ったのだ。間違いはない。


そうして待機していると、


「隊長、前方よりわが軍ではない軍が迫っております。敵軍でしょうか」


と副官が報告する。


言われて見てみると、なるほど旗印が敵軍のものであった。


そこへタイミング良く、大将軍シェーラ様からの使いの兵士がやってきて、


「前方に迫る敵軍を引き付けてこれを撃破せよとの御命令です」


という。


やはりそうか。


大将軍シェーラ様には全てお見通しだったのだな。


私は敵軍に見つからないよう身を隠し十分ひきつけたところで一斉に突撃し、これを撃破した。


後で聞くところによると、私のような部隊は各地に散在しており同じく敵軍を奇襲で撃破することに成功していたのである。


みな、輸送部隊の護衛と言いつつ、敵軍撃破にちょうどいい場所に待機していたらしいのだ。



そして。


「だ、大将軍閣下。これは一体どういうことですか!?」


いま、私とシルバー王国軍の主だった指揮官は、引き返して連合国の砦の帷幕にいる。


そして散々軍議で邪魔をしてくれた者たちと対峙しているのだ。


邪魔をしてくれた者とは2人の将軍。


名をミケル将軍とハイデベル将軍という。


「どう、とは?」


顔を隠して表情はわからないが揶揄しているような口調はわかる。


続けて大将軍シェーラ様が、


「たまたま輸送部隊の護衛中に敵が攻めてきた。たまたま、奇襲をかけやすい場所にいたので敵を撃破した。他におかしいことはないと思うが?」


「ぐ、ぐぬうう」


このやり取りを見せられ、愚鈍な私でもようやくわかった。


こいつら、もともと敵のスパイだったのだ。


わざと連合を組んだと見せかけ、消極的な行動をとりながら長く陣を張らせ、食料を消費させ続けながらこちらの足を引っ張った。


輸送部隊の護衛で油断しているところへ攻撃をしかけるよう情報を相手方へ流した。


ところがところが英明なる我が大将軍シェーラ様はすべてを見通され、逆に待ち構え撃破したというわけだ。


と、なるとこいつらは・・・・・・・


「ただ、」


大将軍シェーラ様が話しはじめる。


「わが方も輸送部隊を護衛しながらということもあり、共に同行されていたミケル将軍閣下、ハイデベル将軍閣下は討ち死にされた。なんと痛ましいことか」


??


ミケル将軍閣下、ハイデベル将軍閣下は、いま目の前にいるぞ。


両将軍もキョトンとした顔をしている。


「な、なにを言って、私は生きてい・・・・」


その瞬間意味が分かった両将軍は、サーっと表情が青くなった。


必死で命乞いをしようとしたその矢先、大将軍シェーラ様の目にもとまらぬ剣によりその首が斬り落とされた。


「両将軍閣下は、我々の部隊に同行中、敵方の襲撃にあい命を落とされた。そのように布告を出しなさい」


私にそう命じると、何事もないかのように去る大将軍シェーラ様の後ろ姿を私は最敬礼で送るのだった。


後世、この戦いを戦略戦術、それに兵站の重要性を語る戦の教本としてシルバー王国軍の戦術研究所にて数百年にわたり崇められることになる。



戦後の論功行賞にて。


私は、近衛隊の第3隊長に戻していただけた。


もちろん兵站管理の功も認められてのことだ。


曲がりなりにも7万もの超大軍の腹を満たし続けたのだ。


本当に大変だった。


兵糧と馬車に使う馬の飼料の計算があんなに大変だとは思わなかった。


そのおかげで男爵位の貴族に叙爵することになったのだが。


なんにしろ、ありがたいことだ。


しかし貴族になったからと言って私が軍を離れることはないぞ。


私は生涯を一部隊長として大将軍シェーラ様の軍事面をお支えし続けるのだから。



追記として、シルバー王国の戦術研究所の教本には、兵站管理に絶大な功績をもった近衛隊長がいたことも明記されている。


※大将軍シェーラ様の活躍がもっと見たいという方は、本編『僕に仕えるメイドは世界最強の英雄です』をご覧ください。特に、第1部のおまけエピソードはまるまる大将軍シェーラのエピソードが載っています。

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