キャラ紹介
登場人物紹介
■結城 楓真
本作の主人公。星ノ宮高校に通う高校二年生。
普段はどこにでもいるごく普通の男子高校生だが、実は世界の“理”に関わる存在──「鍵の継承者」。
転校生の銀髪少女・魔束彩菜との出会いをきっかけに、魔法と異世界、そして崩壊の未来に巻き込まれていく。
責任感は強いが、自分に自信が持てず、戸惑いながらも少しずつ前に進んでいく。
■橘 さくら(たちばな さくら)
楓真の幼なじみで同じ高校に通う同級生。明るく面倒見がよく、楓真を呼び捨てにして接する親しい関係。
誰にでも優しく接する人気者だが、楓真に対しては特別な想いを抱いている。
笑顔の裏には、強い覚悟と優しさが隠されている。
■魔束 彩菜
銀髪と青い瞳を持つ、異世界「アストレア」から来た魔法使い。小柄な体格に黒と金の装飾が施された魔法ローブを羽織っている。
本名は別に存在するが、地球では「魔使彩菜」の名を使って活動している。
星ノ宮高校に転校生として現れ、楓真を“監視対象”として行動を共にするようになる。
冷静かつツンとした性格だが、次第に楓真に対する感情に変化が現れていく。
強力な魔力を持ち、理を司る指輪を所持している。
■エスフェリア
意思を持つ魔法の指輪。知識と魔力を蓄え、契約者に力を貸す存在。
普段は彩菜が身に着けており、戦闘時や重要な場面でその力を発揮する。
話し方は落ち着いており、どこか年寄りじみた口調。楓真のことは常にフルネームで呼び、「理の鍵」に強い興味を持っている。
■田村 圭介
楓真のクラスメイトで、温厚で真面目なメガネ男子。勉強もそこそこできるが、どこか抜けていて憎めないタイプ。
良識あるツッコミ役として、楓真や三島の暴走を止める役割も担う。
■三島 慎吾
楓真の悪友で、ノリと勢いだけで生きているタイプの男子。お調子者だが人懐っこく、クラスのムードメーカー的存在。
楓真にとっては気軽に話せる相手のひとりである。
■結城 静音
楓真の母親。
ふわっとした柔らかい雰囲気の女性。
栗色の髪をゆるく結び、優しげな目元はいつも穏やかで、どこか天然っぽさもある。
楓真が小さい頃からずっと支えてくれた。
■結城 鍛錬
楓真の父親。
幼い頃の楓真にとっては「寡黙だけど頼もしい存在」。あまり多くを語らず、何かを黙々と作業していたイメージが残っている。
楓真が幼い頃に「仕事の関係で遠くに行く」と母から伝えられ、そのまま帰ってきていない。現在の所在や生死は不明。手紙などもほとんど届いておらず、母親の口ぶりもどこか曖昧。
父親がいなくなる前、楓真に木刀を作って残してくれている。