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パフスリーブ  作者: 遠藤 敦子
第2章 そよ
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7

 翌日、ニコラスとジャッキーは体調不良に見舞われる。夏の暑さや疲れが溜まったこともあるのだろう。ジャッキーはホテルのベッドに寝転んだ状態の自撮り写真をInstagramのストーリーズに投稿し、「大阪に来たのに、具合が悪くなってホテルにこもってる……」と中国語でコメントした。

 ジャッキーのストーリーズを見たそよは何が書かれているかわからなかったものの、Google翻訳を使って書かれている内容を調べる。ようやく内容を理解し、そよは2人とも大丈夫だろうかと心配になった。こんな考えを社内の人間ーー上司の佐々(ささべ)チーフ、同じチームの桐生(きりゅう)岩田(いわた)雪代(ゆきしろ)ーーに悟られてはならないと思い、そよは職場内ではポーカーフェイスを貫く。が、ジャッキーとニコラスのことを気にかける気持ちはそよの中で変わってはいなかった。そよはその日の夜、「2人に会いたい」という気持ちが強くなる。興奮しすぎて眠れず、深夜3時まで起きていた。


***


 大阪旅行4日目になり、ニコラスとジャッキーの体調は回復する。外出できるほど元気になった2人は、ホテルからチェックアウトして駅のコインロッカーにキャリーケースを預けた。ニコラスの好きな回転寿司チェーン店が大阪にもあり、2人はそこで食事する。

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