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…それから一週間後。



『雑用』とも呼ばれるような依頼も無くなりやる事がなくなってしまったので、柴田と共に今後について話し合い…



その結果、次の町へと移動する事に。



「ホント便利だな。お前の兵は」


「まあな」


「ただもう少し強ければな~…」



あんだけ戦力を大量投入してもDクラスの魔獣にギリギリってどうよ?と、柴田は移動中の馬車の中で不満を口にする。



「お前が防御力を縛ってのアレだからな…やっぱり戦いは数より質なんだろ」



…雑魚はやはり数を大量に増やしたところで大して意味は無く、範囲攻撃をされてしまえばおしまいなのである。



そうこう雑談を続けている内に村に着いたので旅の疲れを取るために一旦休んで行く事に。



…そして次の日の夕方。



朝早くから出発し、ようやく町に到着したので一旦柴田と分かれて不動産屋に向かう。



「ココか」


「いらっしゃいませー」


「空き家を探してるんだけど」


「空き家ですね?少々お待ちください」



とりあえず不動産屋に入った俺はこの町の拠点となる格安の空き家を探す事にした。



「この町の空き家はこれだけですね」



俺は差し出された4枚の紙を受け取り中身を確認する。



「内覧は出来る?」


「はい、可能ですよ。気になる物件がありましたか?」



…紙の情報だけでは良く分からないので実際に確認出来るかどうかを聞くと男は笑顔で頷いた。



「コレとこの空き家が見たい」


「…分かりました。ご案内致します」



気になった空き家の情報が書かれている紙を2枚渡し、残りの2枚はそのままテーブルの上に置く。



「おお、意外と広い」


「外の庭も手入れをすれば直ぐに使えるようになりますよ」


「へー、じゃあ次の所に」


「分かりました。こちらですね」



一軒目を内覧して思った以上に良い感じだったので若干テンション上がりながら二軒目の空き家へと移動する。



「へー、ココは三階建てなんだ」


「一軒目とは違って庭は無いですが建物の面積は広いですよ」


「…うーん…『220坪の庭付き平屋』か『130坪の三階建て』か…」


「個人的にはこちらの方が町の中心地に近い分住みやすいと思いますよ」


「じゃあこの空き家で」



俺は不動産屋の男の意見を聞いて三階建ての空き家を購入する事に決めた。

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