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竜の神様と契約しますか?  作者: のん
竜の神様出現。
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竜の神様、占ってみる。


目玉焼きとサラダと、ベーコンの朝食を出したら、あからさまに野菜だらけの朝ご飯じゃなかった‥と、ほっとするオミさん。大変分かりやすい。



朝ご飯を食べ終えて、蛇神様が持ってきてくれた大画面のテレビをなんの気なしにつけると、ちょうど占いのコーナーをやっていた。どうも売れっ子の占い師さんらしく、西暦と誕生日で色々占えるらしい。


へ〜、面白そう。

ちょっと占ってみようかな。


その人のサイトへアクセスして、早速西暦と誕生日を打ち込んでいると、ソファーに座る私の横にオミさんがどさっと座って、私のスマホを見てくるので、ものすごいドキリとした。急に来るんじゃない!!心臓に悪い!!



「何やってるんだ?」

「あ、ああ、あのテレビでやってる占い師さん、面白そうだなって思って‥、ちょっと占ってみようかなって」


そう話すと、オミさんがへっと笑う。


「人間ごときがそんな占えるのかよ」

「じゃあオミさんも占ってみましょうよ。ほら、西暦言ってください」

「あ??西暦??」

「あ、そっか、竜の国だからこっちと違うんだ‥今いくつなんですか?」


あまりに馴染んでるから、うっかり忘れてた。竜の国の人でした‥。



「人間でいえば、23くらいだな」

「そ、そうだったんですか!??」

「なんだよ、驚く事か?」

「いや、年下かなって思ってました」

「「おい!!!」」



すかさず突っ込むオミさんに笑って、西暦に変えて誕生日も教えてもらった。へ〜〜、4月生まれなんだ〜〜。ちょっと新たなオミさん情報が知れて嬉しい私は思わず頬が緩みそうになるのを悟られまいと、キリッと顔を引き締めた。



「えーと、オミさん何を占います?」

「何があるんだ?」

「全体運に、健康運に、学業、仕事、恋愛‥」

「全体」



だろうなぁ。

私は、全体運のボタンをタップすると、パッと画面が出てくるので読み上げた。



「えーとオミさんは、全体運は、もっと頑張れがテーマです!健康バッチリむしろもっと鍛えろ。仕事は打ち込め、もっとやれ。恋愛は一歩出ろ、いいから一歩出ろだそうです」



読み終えてから、思い切り吹きだした。

な、なんだこれ、面白すぎる!!クスクス笑っていると、オミさんは顔を赤くして、


「「余計なお世話だ!!!!なんだそいつ随分えらっそーだな!!お前も占えよ!!」」


「はいはい、えーと誕生日‥」


私は西暦の次に誕生日を打ち込んでいると、スマホを覗き込むオミさんが驚いた顔をする。



「おま、今日誕生日じゃねーか!!!」

「あ、そういえばそうだった‥。夏休みなんでいつも自分でもうっかり忘れちゃうんですよね〜」



夏休み中って、曜日の感覚なくなるじゃない??

だから間違えたり、忘れるんだよね。お母さんものんびりしてるから、「あらら、ケーキの注文うっかりしてたから、羊羹でお祝いしましょう」とか言うし‥。


オミさんは私をジトッと見て、



「今日祝うからな!」

「え、いや、そんな十分お世話に‥」


「「お前、こういう時に「乙女だから盛大に祝って下さい!」って言うもんだろ、なんでそう自分の事になると、すぐに引っ込むんだよ!!」」



オミさんに、自分がよくやって注意されてしまう事をビシリと指摘されて、思わず目を丸くする。遠慮も時には美徳にならないって言われてたんだけど、まさかオミさんに言われるとは思わなかったし、そんな風に思ってくれてたんだ‥と、思うとなんだか嬉しくて‥。思わず頬が緩む。



「‥ありがとう、ございます」



嬉しくて、心が温かくなる。

ダメだなぁ、これ、ますます好きになるなぁ。

思わず俯くと、オミさんが私のスマホをすかさず取って、全体運を迷わずタップする。



「あ、ちょ、何勝手に‥」

「えーと、お前は全体運はいい子でえらい??!健康は夜更かし注意、仕事、学業はしっかり励め、れ、恋愛は、大丈夫だから素直に言ってみろだと!!」



恋愛運を照れ臭そうに読むオミさんに、絶賛胸が痛い。

クスクス笑うと、オミさんが照れ臭そうにこっちを見て「ジロジロ見るな」って言うけど、無理かなぁ。だって好きだし。でも、素直には言えないんだよなぁ‥。



素直に言えたら、何か変わるかな?



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