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竜の神様と契約しますか?  作者: のん
竜の神様出現。
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竜の神様、お留守番できた。


扉を開けたら、葉月さんの家の屋上だった!


「こ、ここに繋がっているんだ?!」

「はい!蛇神様がこちらの扉から戻れば、別荘へお戻りになれるようにして下さいました。あ、葉月さんは残念ながら行けないのですが‥」


「いや、葉月さんはびっくりしちゃうかな?」


そう言いつつ外階段から一階のお店へ向かうべく、シキさんと一緒に降りて行くけど、よく考えたらオミさんと離れての行動はものすごく久しぶりである。



今日は午後までバイトだけど、オミさんお昼ご飯大丈夫かな?

いや、そもそも食べなくても大丈夫って言ってたし、大丈夫か?

留守番とか、できるのか??



色々考えたけど、相手は大人だし、神様だ。

大丈夫、きっと大丈夫。


‥多分。



葉月さんのお店に行くと、もうすでに花を運んでいる。

私が挨拶しつつ葉月さんの方へ行くと、にっこり笑って‥



「あ、おはよう青葉ちゃん〜。聞いたよ、なんか修行するんだって?」

「…まさかのありのままに伝えてた、オミさん」


「ふふ、面白いねぇ。あ、その方が代理でお手伝いしてくれる人?」

「あ、はい。シキさんと言います」



シキさんは、ちょっとはにかみつつ葉月さんに挨拶すると、葉月さんはふふっと笑って、


「青葉ちゃんの周りには、本当に優しい人がいてくれていいねぇ」


それは、もしかしてオミさんも入ってる?

思わず葉月さんをまじまじと見ると、



「ルディオミさんも、なんていうかあったかい太陽みたいだよね」

「あ、それは分かる」

「以前は、なんか大きい自然に包まれてる感じだったね」

「ね、葉月さん。本当に人間ですか?」



え〜、人間だよ?って言うけど、本当か??!

シキさんを見上げると、「限りなく人間ですけど、限りなく神に近いですね」っていうので、ギリ人間という事にした。



そうしてシキさんにエプロンを貸して、バイトの説明をしつつ一緒に作業し、あっという間に1日が終わった。葉月さんに挨拶をして、私とシキさんで屋上の方へ登っていく。



「はぁ〜、終わった!シキさん、今日はありがとうございました」

「いいえ、私も青葉様と一緒にいられて楽しかったです!」

「え、そう??ありがとう〜!そう言って貰えると嬉しいです」

「はい!更にそう思って頂けるよう、明日も頑張ります」



なんっていい子なんだ!!シキさん。

お互いに微笑み合うと、シキさんが屋上の扉を開けてくれた。



「それではまた明日、お迎えに参ります」

「はい、よろしくお願いします!お疲れ様でした!」



手を振って、静かに扉を閉めてから後ろを振り返ると、別荘の玄関だ。


これ、本当にすごいなぁ。

はぁ〜っと思わずため息を吐いて、靴を脱いで玄関に上がる。

オミさん修行してるみたいだけど、どうしたかな?どこにいるんだろう。リビングの方を見てみるけど、姿が見えない。



「…オミさん?」



私が呼ぶと、



「なんだよ」

「っへ?」



後ろにオミさんが立ってる?!え、いつの間に??

目を丸くしてオミさんを見上げると、オミさんはちょっと照れ臭そうに横を向く。



「えっと、ただいまです」

「おー、お疲れ」

「オミさん、修行は?」

「今日の分は終わった。さっきまで蛇神にやられてた‥」

「そうだったんですね。オミさんもお疲れ様です」



そっか、修行してたんだ。

大丈夫かな?って心配していたので、オミさんの元気そうな姿にホッとする。



「‥冷蔵庫に食材が入ってるらしいけど、何にしましょうか?」

「「肉」」

「いつもそれなんだから‥」

「疲れたから肉がいい!!」

「それなら自分でも作って下さいよ‥」



二人でキッチンに行って、大きな冷蔵庫の扉を開けると、大きなバッドに串に刺さったお肉や野菜が入っている。しかもそのバッドにメモ用紙が付いていて『外のデッキにバーベキューコンロと炭があるぞ 蛇神』って書いてある。



「いや、至れり尽くせりか!!」

「なんだ??バーベキューコンロってなんだ???」

「‥オミさん、火を起こせます?」

「お前、俺は火竜だぞ?」

「そうでした。愚問でした」



大きなバッドをキッチンカウンターに出して、オミさんにバーベキューコンロの説明をすると飛び出すようにデッキへ駆けていくけど、ちょ、ちょっと待て!!火力は控えめにしてくれよ!!?





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