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竜の神様と契約しますか?  作者: のん
竜の神様出現。
33/254

竜の神様、ドラマを知る。


大学の授業が無事に終わって、バイトへ一緒に向かう。


葉月さんは急にやって来たオミさんをずっと快く迎えてくれて、本当に助かるけど‥、バイト代とか大丈夫なのかな?こっそり聞いたら、


「それがね〜、なんか大口のお客さんが増えてね。だからオミさんが来てくれて助かってるよ」


‥もしかして、これが蛇のセキさんが言ってた加護??

何はともあれ、それなら安心だ。

ホッとしていると、葉月さんが私に一枚紙を差し出す。



「あのね、これちょっと頼まれたんだけど、青葉ちゃんお願いできるかな?」

「え、何でしょう??」



私が紙を見ると、後ろからオミさんも覗き込んできた。

ちょっとマナー違反ですよ?神様。


紙に書かれている内容を見ると、どうやらこの街を使ってドラマを撮るそうだ。エキストラとして人を集めているけど、できればこの街に住んでいる人を使いたいそうだ。へ〜〜、面白いなぁ。



「なんかね、週末にこの辺で明治、大正くらいの恋愛ドラマを撮るんだって。着物か袴姿で撮るらしいけど、お礼も結構いいよ、ほらここ」



葉月さんが指差してくれたそこには、確かに一回だけの撮影なのになかなかいい金額だ。これも加護???何にせよ、これは断る理由はない。


「‥じゃあ、出てみようかな」

「本当?友達に言っておくね〜。集合時間とか、場所は書いてあるし、何か分からない事があれば聞いてね」


サクッと決まったけど、まぁ、いいか?

オミさんは話の流れについていけなくて、「何だ??何に出るんだ??」って不思議そうにしているから、後で説明するって話をしておいた。



バイトがつつがなく終わって、いつものようにスーパーに買い物に行く。

領収書取っておいてって言われたから、これからちゃんと取っておこう。オミさんは経費で落ちると分かって、安心したのか、籠にひょいひょいと肉を入れていく。


「「ちょ、ちょっとオミさん!!入れすぎです!!あと重い!」」

「何だ非力だな」


「私は花の乙女ですよ?」

「‥りんごだろ?」


「ぶっ飛ばします」


私がジロッと睨むと、オミさんが笑って私の持っている籠を持ってくれた。‥何だ優しい所もあるじゃないか。


「‥オミさん、お肉をこんなに入れても冷蔵庫に入りきりません」

「もうちっとデカイの買えよ」


「あの部屋と二口コンロでは対応出来ませんって」

「しょーがねーなぁ」


そう言って、2パックお肉を元の場所に戻すけどまだ多い。

そっと私が1パック戻すと、「あ、戻すな!」って言うけど、聞き入れません。



「オミさん、お野菜も買いますよ」

「おい、あっちの肉も美味そうだぞ」

「「話を聞け!!!」」



本当に手の掛かる神様だ‥。

嫌味のつもりで10キロの米も買ったけど、オミさんは平然と持っていく‥。そうだった竜の神様だ。そりゃ力もあるか。二人で家まで戻る途中、余裕しゃくしゃくのオミさんを見上げる。



「オミさんにも弱点ないかな」

「チョコと肉が怖い」

「何ですか、その饅頭怖いみたいに‥っていうかよく知ってますね」

「この間、講義の先生言ってたぞ」

「‥よく覚えてらっしゃる」



なんかどんどんこの世界に詳しくなっているな。

家に戻って、どらまの説明をしろ!とオミさんがいうので、スマホで恋愛ドラマを見せつつ説明してあげる。


と、抱き合う二人の姿を見ると、オミさんは慌てたように私を見て、



「つまり、この二人みたいに抱き合ったりするのか?!」

「へ?いや、この二人は恋人同士のせって‥」

「ダメだ!!!やめておけ!」

「いや、だから、私はエキストラって言って、こういうのは‥」

「「ダメだ!!」」

「話を聞いてくれ!!!」



絶対ダメだと言い張るオミさんに、何とかエキストラという概念を分かって貰うべく私は頑張った‥。あの、この後ろをただ歩くモブなんですよ〜〜。



「‥つまり、抱き合わないんだな」

「誰とも抱き合いませんよ‥。素通りするだけです」



‥そういうと、ようやく納得したオミさんは安心した顔をする。

なんか肌をあまり見せないような国っぽいし、抱き合うシーンなんて、オミさんにとっては刺激が強かったのかな。まだ少し顔が赤いオミさんを見て、ドラマを見せる場合はちょっと気をつけてようと思ったのだった。




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― 新着の感想 ―
[一言] 青葉ちゃんは国文科かな?。。。。。( *´艸)
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